京都府立山城高等学校
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京都府立山城高等学校 | |
過去の名称 | 京都府立第五中学校 京都府立京都第三中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 京都府 |
設立年月日 | 1907年(明治40年)3月 |
学校像 | やすらぎ・まごころ・しんじつ・ろまん |
創立記念日 | 10月15日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | なし |
分校 | なし |
課程 | 全日制の課程 |
学科 | 普通科I・II類、 文理総合科(専門学科、2007年度より) |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒603-8335 |
京都府京都市北区大将軍坂田町29 | |
電話番号 | 075-463-8261 |
FAX番号 | 075-463-8263 |
外部リンク | 京都府立山城高等学校 |
京都府立山城高等学校(きょうとふりつやましろこうとうがっこう)は、京都府京都市北区に位置する公立高校である。通称は、山城高校、山高(やまこう)。全日制の課程に、普通科を設置している。京都市北通学圏に属する。本校には、聴覚に障害のある生徒を受け入れる聴障部がある。
創立100周年を迎え、同年には新正門、新校舎、新体育館、グラウンドの全てが完成したことを受け、竣工式が挙行された。
2005年9月27日には、同校水泳部男子14名が、フジテレビ主催、第2回全国高校ウォーターボーイズ選手権に出場した。
目次 |
[編集] 沿革
- 1907年(明治40年)3月 - 京都府立第五中学校として創立
- 1918年(大正7年)4月 - 京都府立京都第三中学校と改称
- 1948年(昭和23年)4月 - 京都府立京都第三中学校を京都府立山城高等学校として発足
- 1948年(昭和23年)10月 - 京都府立山城高等学校を全日制とし、普通科・商業科を設置
- 1971年(昭和46年)4月 - 全日制・定時制に聴覚障害生徒受け入れ開始
- 1985年(昭和60年)4月 - 高校教育新制度発足、普通科I・II類設置、商業科募集停止
- 1998年(平成10年)10月 - 新校舎建設のため、グラウンドの遺跡発掘調査開始
- 2000年(平成12年)10月 - 新校舎建設開始
- 2001年(平成13年)12月 - 新館(管理棟・教室棟)完成
- 2004年(平成16年)6月 - 新体育館完成
- 2005年(平成17年)3月 - グラウンド、新正門完成
- 2005年(平成17年)9月 - 竣工式挙行
- 2007年(平成19年)4月 - 文理総合科(専門学科)新設、制服変更
[編集] 教育方針
[編集] 学校像
- やすらぎ
- 安らぎのある社会を作る倫理と責任感を育てる学校
- まごころ
- まごころに満ち感動と共感の響きあう学校
- しんじつ
- 真実を求め、創造的学力とたくましい実践力を育てる学校
- ろまん
- ロマンあふれ、美しく明るい環境の学校
[編集] 山城高校生徒自治会
山城高校生徒自治会(自治会)は京都府立山城高等学校に在籍する全生徒を纏める最高組織で、立候補又は推薦による生徒によって成り立つ。一般的には生徒会に当たる。
[編集] 主な学校行事
- 4月 - 始業式、入学式
- 5月 - 遠足、中間考査
- 6月 - 球技大会、人権学習
- 7月 - 期末考査、終業式、演劇鑑賞会、進学補習
- 8月 - 学習合宿、夏期進学補習、始業式
- 9月 - 山城祭、山城祭II部
- 10月 - 学校公開、中間考査、体育祭
- 11月 - 人権学習、手話弁論大会
- 12月 - 期末考査、終業式、冬期補習
- 1月 - 始業式、3年学年末考査、1年スキー研修旅行
- 2月 - 1・2年課題テスト
- 3月 - 卒業式、1・2年学年末考査、修了式、春期補習
[編集] 山城祭
山城祭(やましろさい)は山城高校生徒自治会が立案し、企画運営する学校行事。俗に言う文化祭。
(以下の文章は2005年に執筆しています)
山城祭は、毎年9月上旬に3日間行われ、各学年はそれぞれ一つのテーマを元に発表をする。
- 1年生 - 各教室をブースとして利用した企画。
- 2年生 - 中庭を利用したダンスパフォーマンス。
- 3年生 - 体育館を利用した演劇発表。
なお、上記はここ数年間の定番の流れとなってはいるが、各学年が何をやるかは、毎年運営委員会による会議で決まるため、上記の通りではない。 また、文化系各部活動、および各委員会も展示・発表・企画を行う。PTAによるバザーなども実施されることが多い。
2003年からは、文化部ではないため山城祭プログラムには含まれないが、例外として水泳部がプールを利用したシンクロ公演を行っている。
[編集] 山城祭II部
山城祭II部(やましろさいにぶ)は山城祭三日目終了(閉会宣言)後、午後4時頃から約2時間行われる行事。略称はII部(にぶ)。後夜祭と呼ばれることもある。
山城祭II部は、後夜祭という名称で2002年に生徒自治会によって企画され(正確には更に前から後夜祭は存在したが、2001年まで長い間行われていなかった)、山城祭終了後にライブやダンスなどを行う行事として始まった。しかし、学校全体の行事ではなく、生徒への拘束力が無いため、夕刻まで盛り上がれるのを良いことに、不当な理由で居残る生徒などが目立った。さらに、教職員の勤務時間を超えるなどの問題もあり、定番行事としての存在は危ぶまれた。しかし、生徒自治会は教師に後夜祭存続を訴え続け、現在では山城祭II部という名称に変更にはなったものの行われている。
また、山城祭II部は、完全に生徒自治会だけで企画運営を行うため、生徒自治会が企画を行わなければ山城祭II部は行われない。
山城祭II部を行うメリットとしては、山城祭(文化祭)とちがい、クラスや部活動に縛られない発表や公演が行える事である。例えば野球部メンバーだけのバンドによるライブや、テニス部によるダンスなどが行われる。
[編集] 体育祭
山城高校の体育祭は、基本的に一般的な体育祭と変わりは無く、騎馬戦やリレー、玉入れ、綱引き等の種目が行われるが、騎馬戦には「山城の乱」など、各種目には様々な名称が付けられている。また、服装は体操服ではなく、各クラスで制作したTシャツを用いる。Tシャツのデザインは、学年・クラスを表記する以外は基本的に自由で、専門業者に発注したり手描きで作成される。
[編集] 定期考査
山城高校は三学期制のため定期考査は中間・期末・学年末を合わせ5回実施される。各考査の期間は3日間から4日間。
[編集] 部活動
[編集] 体育系
- 剣道
- 男子バスケットボール
- 女子バスケットボール
- 陸上競技
- テニス
- サッカー
- 男子バレーボール
- 女子バレーボール
- 硬式野球
- バドミントン
- ソフトテニス
- ラグビー
- 弓道
- ハンドボール
- 卓球
- 柔道
- 水泳
- バトントワリング
- ボート※
- 山岳
[編集] 文化系
- 吹奏楽
- 写真
- 放送
- 茶道※
- フォークソング
- 合唱
- 地学※
- 生物※
- 書道
- 美術
- 手話
- 軽音楽
- ダンス
- イラストレーション
(2006年10月現在、※印のある部活動は部員数0名)
[編集] 通学手段
生徒の主な通学手段
- 徒歩
- 自転車
- 公共交通機関
- (稀に)親などの自動車
亀岡市から通学する生徒もいる。原付免許をはじめとする、各運転免許の取得は校則で禁止されている。
[編集] 最寄りのバス停・駅
[編集] 出身著名人(五十音順)
- 伊丹十三 - 映画監督・俳優 / 松山東高に転校
- 宇野収 - 関経連会長、東洋紡社長
- 奥野僚右 - 元サッカー選手・監督
- 尾崎亜美 - シンガーソングライター
- 加橋かつみ - ミュージシャン、元ザ・タイガースメンバー
- 釜本邦茂 - 元サッカー選手・監督、元参議院議員
- 辛島啓珠 - 元サッカー選手、松本山雅FC監督
- 川上のぼる - 腹話術師
- 嶋谷征四郎 - 元サッカー日本代表、初代京都パープルサンガ監督
- 田村高廣 - 俳優
- 天山広吉 - プロレスラー
- 野村啓司 - 毎日放送チーフパーソナリティ
- 浜村淳 - タレント、映画評論家
- 人見豊 - 文学者、元ザ・タイガースメンバー
- 藤林益三 - 最高裁長官、弁護士
- 堀場厚 - 堀場製作所社長
- 山城新伍 - 俳優、タレント
- 吉田義男 - 元阪神タイガース選手・監督
- 若木民喜 - 漫画家
- 和久峻三 - 推理作家、弁護士
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
この項目は、ウィキプロジェクト/学校の「高等学校テンプレート」を使用しています。