京都縦貫自動車道
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京都縦貫自動車道(きょうとじゅうかんじどうしゃどう)は、起点を京都府久世郡久御山町、終点を同府宮津市とする延長約100kmの高規格幹線道路(一般国道478号)である。 南北に長い京都府内を縦貫し、府北部と南部の連携を強化、地域の活性化を図ると共に、高規格道路網の脆弱な京都市都市圏の南部外環状道路としての役割を果たしている。京都府知事は「京都の背骨」と言って本道路を表現する。
現在のところ、起点側、中央部、終点側の3カ所が開通しており、起点側は京都縦貫自動車道ではなく京滋バイパスという名称で開業した。また、一般には京都丹波道路のみを指して京都縦貫自動車道と言う場合も多い。
宮津天橋立IC側の本線部分はここで終点とならず、地域高規格道路鳥取豊岡宮津自動車道として、鳥取自動車道、山陰道の鳥取ICまで延伸する予定である。
なお、久御山淀IC~大山崎JCT/ICの区間は高速自動車国道なので最低速度が適用され、小特などの通行は不可能である。
目次 |
[編集] 有料・無料区間
- 有料道路区間 (綾部宮津道路は京都府道路公社、その他は西日本高速道路株式会社管理)
- 久御山IC~大山崎JCT/IC(京都第二外環状道路)
- 沓掛IC~丹波IC(京都丹波道路)
- 綾部JCT~宮津IC(綾部宮津道路)
- 無料区間(国土交通省管理)
- 綾部安国寺IC~綾部JCT(丹波綾部道路)
- 現在、綾部北TB(綾部JCT)と綾部安国寺IC間に出口はなく、無料区間だけを走ることはできない。
- 2007年度中に開通予定の和知IC~綾部安国寺は、京都府道路公社の管理となる予定であり、その際に同時に綾部安国寺IC~綾部JCTも京都府道路公社の管理となる予定の為、現在無料区間となっている綾部安国寺IC~綾部JCTも、有料化される予定である。
- それに合わせ、現在の綾部北TB(綾部JCT)は撤去され、綾部安国寺ICに移設される予定であるが、既設のETCゲートはどのようになるかはまだ未定である。
- 現に、現在の綾部北TB(綾部JCT)はプレハブの仮設に近い作りとなっている。
- 丹波IC~和知ICは、現在のところ国土交通省にて事業が進行中で2014年度に開通予定となっているが、開通後の管理体制はまだ不明である。
[編集] 歴史
- 1988年2月17日:一般国道9号老ノ坂亀岡道路(沓掛IC~亀岡IC)が一般有料道路、一般国道9号亀岡道路(亀岡IC~千代川IC)が暫定無料の道路として開通。
- 1993年5月6日:沓掛IC~千代川ICが一般国道9号から一般国道478号に変更される。
- 1993年9月9日:亀岡IC~千代川ICが一般有料道路として営業開始。
- 1996年4月27日:千代川IC~丹波IC(八木園部道路)開通。
- 1998年3月8日:綾部JCT~舞鶴大江IC開通により舞鶴自動車道(現:舞鶴若狭自動車道)と接続(暫定2車線の対面通行)。
- 2003年3月2日:舞鶴大江IC~宮津天橋立IC開通(暫定2車線の対面通行)。
- 2003年3月27日:綾部安国寺IC~綾部JCT開通(暫定2車線の対面通行)。
- 2003年12月24日:大山崎IC開通。
- 2005年10月1日:道路関係四公団の民営化により、保有を独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構に、管理を西日本高速道路株式会社に移管。
[編集] インターチェンジなど
[編集] 一般国道478号京都第二外環状道路(京滋バイパス)
[編集] 中央自動車道西宮線改築部(京都第二外環状道路(京滋バイパス))
[編集] 一般国道478号京都第二外環状道路
- (33-3) 大山崎JCT/大山崎IC(名神高速道路・国道171号・国道478号一般部)
- (長岡京IC:事業中)
- (春日IC:事業中)
- 沓掛IC(大枝IC)
[編集] 一般国道478号京都丹波道路
[編集] 一般国道478号丹波綾部道路
[編集] 一般国道478号綾部宮津道路
- 宮津天橋立IC(国道478号一般部)(鳥取豊岡宮津自動車道・事業中)
[編集] 開通予定年度
- 和知IC - 綾部安国寺IC 2007年度
- 大山崎JCT - 沓掛IC 2013年3月
- 丹波IC - 和知IC 2014年度