仙台シティラビット
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仙台シティラビット(せんだいしてぃらびっと)は、東日本旅客鉄道が仙台駅~福島駅間を東北本線経由で運転する快速列車の愛称である。首都圏で運行される宇都宮線快速列車「ラビット」に因んで命名された。
高速バス路線の対抗列車であり、平日3往復、土曜休日5往復の運転である。
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[編集] 概要
この列車は高速バスにその需要を奪われつつある福島~仙台間中距離輸送を目的として設定された列車であるが、平日は沿線主要地域の生活輸送を兼ねた停車駅設定となっている。地元では単に「ラビット」と呼ばれることが多く、福島駅では「快速仙台方面ラビット号」と案内することがある。
土曜休日運行の増発分については臨時列車の扱いであるが、運転期間が四半期単位の長期間設定となっており、運転期間満了の都度、新たに四半期単位の期限を設けており、事実上、土休日運転の定期列車のような位置付けとなっている。
[編集] 歴史
- 19xx年 - 仙台駅~白石駅を結ぶ快速列車(愛称無し)として運転開始。休日のみの運転で1日1往復体制であった。
- 19xx年 - 福島駅まで運転区間を延長。
- xxxx年 - 宮城交通・福島交通・JRバス東北による高速バスの運転開始に伴い、土曜休日の運転に変更。
- 2000年 - 高速バスに対抗するため、毎日運転となり、「仙台シティラビット」の愛称が付加された(当時の停車駅は福島-伊達-白石-大河原-岩沼-仙台)。
- 2002年12月1日 - 3往復に増発。増発分は上記の他に桑折、藤田、船岡、槻木、名取にも停車。
- 2003年6月 - 土曜休日に2往復増発。
- 2003年10月 - 高速バスの競争が激化したため、土曜休日に3往復増発。
- 2005年12月 - 臨時列車が大河原にも停車。
- 2007年3月 - 土曜休日運行の1往復が削減。
[編集] 停車駅
現在は毎日運行されている定期列車の1~6号と、土曜・休日限定で運行されている臨時列車の72~75号がある。
駅名\号数 | 1~6号 | 72~75号 |
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福島駅 | ● | ● |
東福島駅 | ● | | |
伊達駅 | ● | | |
桑折駅 | ● | | |
藤田駅 | ● | | |
白石駅 | ● | ● |
大河原駅 | ● | ● |
船岡駅 | ● | | |
槻木駅 | ● | | |
岩沼駅 | ● | ● |
名取駅 | ● | | |
仙台駅 | ● | ● |