仙崎駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙崎駅(せんざきえき)は、山口県長門市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線支線(通称仙崎線)の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線の地上駅で現在は無人駅である。ホーム反対側には機回し線の跡があるが、これは当初貨物線として開業した名残だといわれている。
- 駅舎は鉄筋コンクリート造であるが、周囲を焼き杉風の化粧壁と飾り屋根で覆い、木造風の外観を持つ。かつて駅事務室と手荷物取扱所であったスペースに長門市仙崎出身の童謡詩人である金子みすゞに関する資料を集めた展示施設(みすゞ館)が設けられていたが、金子みすゞ記念館の開館にあわせて模様替えし、現在は観光ボランティアガイドの案内所となっている。
[編集] 駅周辺
- 駅前正面の通り(みすゞ通り)を400m程進んだところに、金子みすゞ記念館がある。
- 駅から東方に約200mのところに青海島観光船乗り場がある。
- 青海島へは駅前のバスのりばからサンデン交通または防長交通に乗り換えとなる。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員は75人である(2005年度)
[編集] 歴史
- 1930年(昭和5年)5月15日 - 国鉄の貨物駅として開業。
- 1933年(昭和8年)7月26日 - 旅客営業を開始。
- 1963年(昭和38年)6月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
[編集] 運行系統
仙崎駅~長門市駅間の1駅間運転の系統と、美祢線へ直通運転する系統がある。山陰本線支線の駅であるが、現在は山陰本線の本線へ直通する定期列車はない。しかし、臨時列車では直通した列車があった(萩・長門ブルーライナー等)。
かつては仙崎漁港で水揚げされた海産物を売りさばく行商の利用が多く見られ、始発列車が午前4時台であったこともあるが、現在では行商の数も減少したこともあって、始発列車も午前6時台となっていて、最終も夕方の5時台と早くなっている。
また、毎年7月23日にこの近辺で花火大会が行われ、その日は夜間に増発される(仙崎~長門市折り返しが基本だが、花火終了後の上りに限り美祢線・山陰本線滝部方面への直通各1本がある)。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- 山陰本線
- 長門市駅 - 仙崎駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
山陰本線(益田 - 幡生、長門市 - 仙崎)