住田町
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住田町(すみたちょう)は、岩手県東南部に位置する町である。北上高地の南端にあり、そのほとんどを山林が占める。近年過疎化が進み、高齢者の人口に占める割合が高い。
東から時計回りに大船渡市、陸前高田市、一関市、奥州市、遠野市、釜石市が隣接する。気仙(けせん)郡は住田町と旧三陸町とで構成されていたが、現在は旧三陸町が大船渡市と合併したため、住田町のみで構成されている。
目次 |
[編集] 地理
- 山: 五葉山、種山ヶ原
- 河川: 気仙川
[編集] 気仙川
町内を流れる清流、気仙川ではヤマメ・イワナ(3月解禁)、アユ(7月解禁)を釣ることができる。
[編集] 気候
気仙地域(住田町、大船渡市(旧三陸町を含む)、陸前高田市)は岩手県の中では温暖な気候であり、冬は暖かく夏は涼しい、比較的過ごしやすい気候である。
[編集] 歴史
[編集] 沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行される。
- 世田米村が単独で村制施行し、気仙郡世田米村が成立。
- 上有住村が単独で村制施行し、気仙郡上有住村が成立。
- 下有住村が単独で村制施行し、気仙郡下有住村が成立。
- 1940年(昭和15年)4月29日 - 世田米村が町制施行し、気仙郡世田米町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 世田米町、上有住村、下有住村が合併し、気仙郡住田町となる。
「当面合併せず自立、持続」を掲げ、独自の林業施策などを推進している。
[編集] 行政
[編集] 姉妹都市・友好都市
- 姉妹都市提携等を結んでいる市町村は存在しない。
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 公立小・中学校
- 住田町立世田米小学校
- 住田町立上有住小学校
- 住田町立下有住小学校
- 住田町立世田米中学校
- 住田町立有住中学校
[編集] 公立高等学校
なお、岩手県は、志願者数の減少に伴って住田高等学校の廃校を計画している。同町は、同高を公立中高一貫校化して存続を図りたいと考えており、廃校を撤回するよう県に繰り返し申し入れてはいるが、県は方針を変えていない。
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] バス路線
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 県道
[編集] 一般県道
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 火縄銃鉄砲隊
気仙地域は以前は伊達領であり、当時、伊達藩の火縄銃に使われる火縄が、現在の住田町と釜石市にまたがる五葉山で生産されていたことから、五葉山火縄銃鉄砲隊が結成され、さまざまなイベントでその様子を見ることができる。
[編集] 滝観洞
五葉山近くには洞窟内の滝としては日本一の落差の「天の岩戸の滝」(高さ29m)を見ることのできる滝観洞がある。
[編集] すたーうぉっちんぐ
宮沢賢治にゆかりの深い種山ヶ原があることで知られ、毎年8月上旬には全国から約1000人が集まってキャンプをしながら星空を眺めるイベント「すたーうぉっちんぐ種山ヶ原」(無限会社天地人主催)が開催される。このイベントでは、天体望遠鏡を搭載した自動車「アストロカー」を使って天体観測をすることができる。主催していた「無限会社天地人エンドレスプラン」が解散したことにより、2005年を最後に開催されていない。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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