佐藤博 (ミュージシャン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐藤 博(さとうひろし、1947年6月3日-)は日本のシンガーソングライター、キーボーディスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。鹿児島県川辺郡知覧町生まれ。京都府出身。
中学時代よりギターを始める。また、この頃エルヴィス・プレスリーやレイ・チャールズの歌に魅了される。その後ビートルズに出会い、16~17歳からドラムやベースギターを始め、一人多重録音をするようになる。
20歳より独習でピアノを始める。2年間の練習の後、出身地の京都府において様々なスタイルのミュージシャンの演奏に参加する。
1974年オリジナル・ディランに参加。1975年の上京以降は鈴木茂等とハックルバック結成~ティン・パン・アレーに参加する。
1976年初のソロアルバムを日本コロムビアより発表。その後細野晴臣よりイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)への参加を呼びかけられるも、1979年に初渡米。アメリカ滞在中にアルファ・レコードと契約し、1982年にアメリカにて録音したアルバム『awakening』を携えて1982年に帰国。以降国内に拠点を移して音楽活動を行う。
中でも1980年代以降は、非常に多くのCM音楽(やテレビ番組のテーマ曲)を発表しており、それらCM音楽にも定評がある。
その為、1988年に発表されたベスト・アルバム「記憶の中の未来」(1988年12月)にはTVグラフィティというサブ・タイトルが付けられている。
音楽制作に関しての特徴として、氏は基本的に一人多重録音というスタイルを取っている。ギターやピアノといった楽器の演奏は勿論のこと、国内でもいち早くシンセサイザーやリズムマシン、シーケンサーやコンピューターといった最新の機器に取り組んだミュージシャンとして知られている。
しかし、他のミュージシャンとの違いは、そうした最新機器の導入をプリ・プロダクションや制作費の削減に求めるのではなく、自らの意図した表現を、細部まで完璧に表現する為に求めている点が他の音楽家とは大きく異なる。
事実、氏はレコーディングにミュージシャンを起用することは「気分転換」と位置づけている(「FLY TO YOU 2000」のライナーノート参照-)。
そうしたひとり多重録音の成果は、近年では特にリズム・トラックの制作において顕著に現れており、2007年現在、オリジナル作品へのドラマーの参加は、1990年2月発表の「Good Morning」(ドラムはジョン・ロビンソン)が最後である。
ちなみに、ピアノ奏者としても超一流で、日本を代表するニューオリンズ・ピアノ奏者であり、彼の鍵盤演奏は初期の山下達郎作品や大滝詠一の「ナイアガラ・ムーン」、細野晴臣の「トロピカル・ダンディー」、「泰安洋行」、「はらいそ」といったトロピカル三部作、吉田美奈子の初期作品でひときわその輝きを放っている。
目次 |
[編集] 略歴
- 1947年 - 寺の長男として鹿児島県にて生まれる。
- 1949年 - 京都に移住。以降、1975年 に上京するまで、京都にて生活する。中学時代にギターを、16~17歳にてベースギターを演奏し始め、以降多重録音に没頭する。
- 1967年 - 独習にてピアノを始める。
- 1970年 - 荒川たつひこBANDに参加。
- 1972年 - 上田正樹とバッドクラブ・バンド結成。この頃よりウエストロード・ブルースバンド達と京都のライブ・ハウス(拾得)等でセッションを行いだす。
- 1973年 - オリジナル・ディラン、 西岡たかし等のレコーディングに参加。
- 1974年 - 春一番ライヴ 74に出演(金森幸介、石田長生、中川イサト、田中章弘、岩崎順、西岡たかし、長野隆、喜多浩二、佐藤博)。
- 1975年 - 上京。鈴木茂、林敏明、田中章弘でハックルバックを結成。また、ティン・パン・アレーに参加。
- 1976年 - アメリカに初渡米。現地にて録音したファースト・ソロアルバム『SUPER MARKET』を日本コロムビアより発表。吉田美奈子バンド結成(大村、村上、坂本龍一、高水健司、松木恒秀、佐藤博、土岐英史)。
- 1977年 - 鳥山雄司、青山純、伊藤広規、ペッカー等とセッション・グループ、ハイ・タイムスを結成。
- 1979年 - キティレコードと契約。3rdアルバム『オリエント』を発表。L.A.に本拠地を移す。
- 1980年 - ROGERS&BURGINと共演する。(①)
- 1981年 - スペンサー・デイビス・グループと10ヶ月ほどクラブを回る。ランディ・クロフォードと出会う。その後、ウェンディ・マシューズと出会う。(①)
また、アメリカ滞在中にアルファ・レコードと契約する。
- 1982年 - 帰国。アルファ・レコードより、4thアルバム『awakening』を発表。
- 1990年 - 海外録音のアルバム『Good Morning』を発表。これが生ドラムを起用した最後のオリジナル・アルバムとなる。
- 1991年 - 角松敏生、渕上祥人の作品に参加。
- 1992年 - アースヴォイスコンサート’92にキーボーディストとして出演する(音楽監督はリー・リトナー。共演者はマイケル・マクドナルド、デヴィッド・サンボーン、ブレンダ・ラッセル、ボビー・コールドウェル、フィル・ペリー、マキシ・プリースト、リサ・フィッシャー、ジルベルト・ジル、アニタ・ベイカー、ジェイムス・イングラム、ロバータ・フラック、角松敏生)。
- 1994年 - ソニー・ミュージックエンタテインメントよりサウンド・トラック『七都市物語』を発表。東芝EMIと契約。
- 1995年 - アルバム『ALL OF ME』を発表。
- 1999年 - ハックルバック再活動。尚、この際には一部メンバーが変わっている為、「Talk-Age」というバンド名になる。又、ほぼ10年振りに単独ライブを行う(「佐藤博 LIVE at PIT INN」)。
- 2002年 - 2年半ぶりにライブ活動再開。
- 2003年 - 7年ぶりにオリジナル・アルバム『THAT'S ALL RIGHT』を発表。
- 2005年 - バンド『TAINUI』を結成。
注:①『awakening』(2005年)ライナー・ノートより引用
[編集] ディスコグラフィー
[編集] オリジナルアルバム
- 『SUPER MARKET』(1976.5)
- 『Time』(1977.1)
- 『ORIENT』(1979.6)
- 『awakening』(1982.6)
- 『SAILING BLASTER』(1984.6)
- 『SOUND OF SCIENCE』(1986.7)
- 『FUTURE FILE』(1987.5)
- 『AQUA』(1988.6)
- 『TOUCH THE HEART』(1989.6)
- 『Good Morning』(1990.7)
- 『Self Jam』(1991.7)
- 『HAPPY & LUCKY』(1993.6)
- 『ALL OF ME』(1995.5)
- 『Oracle』(1996.11)
- 『Time』【リマスター+ボーナス・トラック追加】(2003.3)
- 『THAT'S ALL RIGHT』【ミニ・アルバム】(2003.6)
- 『Amazing』(2004.1.20)
- 『awakening』【リマスター】(2005.9)
- 『AMAZINGⅡ』(2006.4)
[編集] シングル
- 『パラダイスへ』(1977年)
- 『Sun Grow』(1984年)
- 『アンジェリーナ』(1985年)
- 『LOVE ME DO(12インチシングル)』(1985年)
- 『宇宙のエトランゼ』(1986年)
- 『スウィート・インスピレーション(12インチシングル)』(1987年)
- 『Seat For Two』(1988.6)
- 『Fuzzy Love』(1989)
- 『EVEの朝を』(1989.10.25)
- 『HEART TO YOU』(1995.5)
- 『約束』(1996.11)
- 『Day by Day 』(1996.6)
- 『Take it』(2004.12)
[編集] ベスト・アルバム等
- 『THIS BOY』【コンピレーション・アルバム】(1985)
- 『記憶の中の未来』(1988.12)
- 『HIROSHI SATO'90-SNOW LAND』【コンピレーション・アルバム】(1990)
- 『HIROSHI SATO BEST SELECTION』(1994.2)
- 『PROSUMER』(1992.11)
- 『佐藤博べスト』(1994.2)
- 『FLY TO YOU 2000』(2000.4.12)
[編集] サウンド・トラック
- 『七都市物語』サウンドトラック(1994.4.21)
[編集] 主な提供曲
- 『熱い砂』(1977)りりィ[アルバム『りりシズム』]
- 『フライングソーサー』(1977)小坂忠[アルバム『モーニング』]
- 『ジェントルじゃいられない』(1984)秋本奈緒美[アルバム『My Friend』]
- 『想い出の After Hours』、『Trick of The Night』(1985)亜蘭知子[アルバム『IMITATION LONELY』]
- 『SOMETHING IN THE AIR』(1986)シンディ[アルバム『LOVE LIFE』]
- 『PRECIOUS TIME』、『CURTAIN CALL』(1986)杏里[アルバム『Trouble in Paradise』]
- 『MYSTERY ZONE』(1986)杏里[アルバム『MYSTIQUE』]
- 『OOH BABY...(Come Closer)』(1987)マリーン[アルバム『THIS TIME』]
- 『For Your Love』、『Tandem Run』(1988)鈴木雅之[アルバム『Radio Days』]
- 『TRIANGLE LOVE AFFAIR』、『スノー・ホワイトの街』(1988)中山美穂[アルバム『CATCH THE NITE』]
- 『山手ホテル』(1989)角松敏生[アルバム『Special Live '89.8.26〜MORE DESIRE〜』]
- 『ROSY HEART』他(1989)羽根田征子[アルバム『SORA』]
- 『無口な夢』、『雪のクリスマス・カード』他編曲(1989)南佳孝[アルバム『東京物語』(1989)
- 『明るくなるまで』(1989)今井美樹[アルバム『mocha under a full moon』]
- 『バスルームでランチ』(1992)野田幹子[アルバム『CUTE』]
- 『風になろう』(1996)YOU[アルバム『南向き』]
- 『THE FIGHT』(1998)オルケスタ・デル・ソル[(シングルCD) 1998年FIFAワールドカップのオフィシャル・サポート・ソング]
- 『ふうりん』(1998)高中正義[アルバム『Bahama』]
- 『去る者は日々に疎し~OUT OF SIGHT,OUT OF MIND』(2002)高橋真梨子[アルバム『time of love』]
[編集] 企画アルバム
- 『#SEASIDE LOVERS』(1983年)オリジナル3曲起用(松任谷正隆、井上鑑とともに参加)。
- 『SNOW LAND '90』(1989年)ホイチョイプロダクション「極楽スキー'90」コンピレーションアルバム
- 『ゆりかごのうた』(1992年)(挿し絵:永田萌)
[編集] CM等に起用された主な作品
- 『輝きに向けて』(1982年~)鹿児島放送テーマ曲(オープニング・クロージングで使用)
- 『Sun Glow』(1984年)小杉産業“ジャンセン”CM曲
- 『アンジェリーナ』(1985年)小杉産業“ジャンセン”CM曲
- 『Shiny Lady』(1985年)小杉産業“ジャンセン”CM曲
- 『記憶の中の未来から』(1985年)小杉産業“ジャンセン”CM曲
- 『Future File』(1987年)東京建物CM曲
- 『Sweet Inspiration』(1987年)テレビ朝日“EAT9”オープニング・テーマ曲
- 『Funky Multi』(1987年~)フジテレビ“ねるとん紅鯨団”
- 『TOGETHER』(1987年)TBSテレビ“男女7人夏物語”挿入曲
- 『I WANT TO HOLD YOUR HAND』(1987年)テレビ朝日“EAT9”エンディング・テーマ曲
- 『FUNKY MULTI』(1987年)フジテレビ“ねるとん紅鯨団”テーマ曲、テレビ朝日“EAT9”挿入曲、ヤナセ“ゴルフ”CM曲
- 『LOVE IS THE ANSWER』(1988年)国際証券CM曲
- 『ON THE WIND』小杉産業“ジャンセン”CM曲
- 『SEAT FOR TWO』(1988年)丸大食品“適塩食生活”CM曲
- 『ALL OF ME』(1995年)西友
- 『NEWS FOR TWO』(1996年)フジテレビTHE WEEK
- 『THE FIGHT』(1998年) 1998 FIFAワールドカップ・オフィシャル・サポート・ソング
[編集] 他ミュージシャンへの参加作品等
- 1974年 加川良「アウト・オブ・マインド」
- 1975年 金森幸介「箱舟は去って」、大滝詠一「ナイアガラ・ムーン」、吉田美奈子「MINAKO」、岡林信康「誰ぞこの子に愛の手を」、西岡恭蔵「ろっかばいまいべい」、細野晴臣「トロピカル・ダンディー」、ブレッド&バター「Mahae」
- 1976年 めんたんぴん「MENTANPIN SECOND」、細野晴臣「泰安洋行」、大貫妙子「グレイ・スカイズ」、吉田美奈子「FLAPPER」、南佳孝「忘れられた夏」、大塚まさじ「遠い昔ぼくは…」
- 1977年 小坂忠「MORNING」、渡辺勝「HELLO」、吉田美奈子「Twilight Zone」、山下達郎「SPACY」、やまがたすみこ「フライング」、いしだあゆみ「いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー/アワー・コネクション」、マザー・グース「貿易風にさらされて/マリンブルー」、高中正義「TAKANAKA」、HI-FI SET「LOVE COLLECTION」、Linda Carriere「Linda Carriere」(未発売)
- 1978年 山下達郎「GO AHEAD!」、細野晴臣&イエロー・マジック・バンド「はらいそ」、大滝詠一「NIAGARA CALENDER」、秋山一将「DIG MY STYLE」、南佳孝「SOUTH OF THE BORDER」、尾崎亜美「STOP MOTION」、「プリズミイ」、後藤次利「ON BASS」、岡本一生「MOONLIGHT SINGING(編曲共)」、山本達彦「Sudden Wind」、山下達郎/細野晴臣/鈴木茂「Pacific」
- 1979年 竹内まりや「UNIVERSITY STREET」、山下達郎「MOON GLOW」、サディスティックス「ザ・ラスト・ショウ」、アン・ルイス「PINK SPECIALS」、ブレッド&バター「LATE LATE SUMMER」、杏里「FEELIN’」、南佳孝「SPEAK LOW」、朝比奈マリア「MARIA」、池田典代「DREAM IN THE STREET」、古谷野とも子「NEUTRAL TINTS」、佐藤奈々子「Pillow Talk」、サーカス「NEW HORIZON」、ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット「ライヴ・イン・ジャパン」
- 1980年 山下達郎「ライド・オン・タイム」
- 1981年 吉田美奈子「ライトゥン・アップ」
- 1982年 山下達郎「FOR YOU」、フランク永井「WOMAN/愛のセレナーデ」
- 1983年 吉田美奈子「In Motion」、山下達郎「MELODIES」、南佳孝「DAY DREAM」、尾崎亜美「MIRACLE」、濱田金吾「MUGSHOT」、上田正樹「HUSKY」、大野方栄「MASAE ALA MODE」、井上鑑 松任谷正隆 佐藤博「シーサイド・ラバーズ」
- 1984年 石川秀美「SECRET」、秋本奈緒美「Poison 21」、竹内まりや「VARIETY」、角松敏生「AFTER 5 CLASH」、二名敦子「LOCO ISLAND」、太田貴子「GRADATION」、香坂みゆき「ジェット・ラグ(時差)」、尾崎亜美「PLASTICGARDEN」
- 1985年 小泉今日子「Today's Girl」、石野真子「Saffran」、石川秀美「I」、天宮良「TURN YOU ON」
- 1986年 シンディ「ラブ・ライフ」、EPO「PUMP! PUMP!」、高橋幸宏「ONLY WHEN I LAUGH」、山下達郎「POCKET MUSIC」、杏里「MYSTIQUE」、「TROUBLE IN PARADISE」
- 1987年 角松敏生「She is A Lady」、藤本健一「アペリティフ」、国分友里恵「STEPS」
- 1988年 鳥山雄司「Transfusion」、中山美穂「CATCH THE NIGHT」、TOKYO ENSEMBLE LAB(角松敏生)「BREATH FROM THE SEASON」、鈴木雅之「Radio Days」
- 1989年 羽根田ユキコ「SORA」、南佳孝「東京物語」、サディスティック・ミカ・バンド「天晴」
- 1990年 障子久美「RHYTHM OF SILENCE」
- 1991年 角松敏生「ALL IS VANITY」、「TEARS BALLAD」、渕上祥人「AGUA」
- 1992年 野田幹子「CUTE」、織田哲郎「ENDLESS DREAM」
- 1993年 障子久美「Scope Of Soul」
- 1995年 種市弦「両想いのススメ」
- 1996年 熊谷幸子「Bahia」
- 1997年 岩崎宏美「SHOWER OF LOVE」
- 1998年 山下達郎「COZY」
- 1999年 南佳孝「PURPLE IN PINK(HIRO P.J名義)」、岸田今日子、本木雅弘「泣かないで-小さな旅人へ」、CHAPPIE「水中メガネ(シングル)」
- 2000年 Tin Pan「Tin Pan」、KinKi Kids「KinKi Single Selection(Happy Happy Greeting)」
- 2001年 スムース エース「REMAINS」、小坂忠「PEOPLE」
- 2002年 オムニバス「HAPPY END PARADE ~tribute to はっぴいえんど~」、銀河鉄道「ミルキーウェイ」(プロデュース。1977年制作)
- 2003年 村上“ポンタ”秀一「MY PLEASURE ~FEATURING GREATEST MUSICIANS~」
- 2005年 市原ひかり「一番の幸せ」、村井邦彦「COMPOSITIONS」
- 2007年 竹内まりや「明日のない恋」(シングル)、SoulJa「DOGG POUND」(シングル)のサウンド・プロデュース。
[編集] 主なプロデュース作品
- 1989年 羽根田ユキコ「SORA」、南佳孝「東京物語」
- 1992年 野田幹子「CUTE」
- 2001年 スムース エース「REMAINS」
- 2002年 銀河鉄道「ミルキーウェイ」(1977年制作)
- 2005年 市原ひかり「一番の幸せ」(鈴木茂と共同プロデュース)
- 2007年 SoulJa「DOGG POUND」(サウンド・プロデュース)
[編集] 関連項目・人物
[編集] 外部リンク
- HIROSHI SATO OFFICIAL SITE(公式サイト)
- 佐藤 博 応援委員会(ファン・サイト)
カテゴリ: 人物関連のスタブ項目 | 日本のシンガーソングライター | 日本のキーボーディスト | 日本の作曲家 | 日本の編曲家 | 1947年生 | 鹿児島県出身の人物 | 音楽プロデューサー