北斗の拳の技一覧
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北斗の拳の技一覧(ほくとのけんのわざいちらん)では、漫画・テレビ・OVA『北斗の拳』に登場する拳法・闘技、技、経絡秘孔・経絡破孔について解説する。
[編集] 拳法・闘技
- (注: ここでは、漫画原作とアニメに登場した拳法と闘技を説明する)。
- 北斗神拳
- 二千年(漫画版では途中から千八百年)の歴史を持つ一子相伝の暗殺拳。経絡秘孔を突き、体の内部からの破壊で敵を倒す。
- ジャギを除く、ラオウ、トキ、ケンシロウの北斗3兄弟により、北斗神拳は最強の時代を迎えるが、師父リュウケンは新伝承者にケンシロウを指名した。
- 詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 北斗神拳 も参照。
- 南斗聖拳
- 陰陽の考え方に基づき、陰の北斗神拳と対をなすとされる拳法。外部から突き入れてすべてを破壊する拳法と定義され、手刀等での突き刺しや斬撃が主な技であるが、武器を使用する流派もある。
- 南斗聖拳は一子相伝をもって秘匿され続けた北斗神拳とは異なり表の世界にも広く普及し、その結果主なもので一〇八派に分派している。このうち有力流派は鳥に因んだ名を持つ。
- 南斗六聖拳は一〇八派の中でもトップに位置する六つの流派で、南斗一〇八派を統べる。六聖拳は、かつて皇帝の居城を守る六つの門の衛将とも言われたが、 これがいつの時代のことなのか、ここで言う皇帝とは何者なのか、北斗・元斗が仕えるとされる天帝と同一の存在なのか等は、劇中でも説明が無く一切不明。
- 詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 南斗聖拳 も参照。
- 南斗孤鷲拳
- 伝承者はシン。南斗六聖拳のひとつ。連載当初に定義された南斗聖拳の手技・足技からの突き刺し系の攻撃が主体の拳法。ただし「孤鷲拳」の命名は、後日、他の南斗の使い手との話を合わせるための完全後付けによるものであり、作中(漫画原作、アニメ版)にこの流派名が見示されることは一切なく「南斗聖拳シン」で呼称された。
- 「孤鷲拳」の初出は、週刊少年ジャンプ特別編集の『 北斗の拳 SPECIAL 』(原作の漫画が連載されてから3年が経過し、天帝編を連載中だった1986年9月に刊行) と言うB4変形の大きな解説書に掲載された「拳聖烈伝」の目次から見いだせる。又、同解説書のコラムには、「南斗聖拳のシンは、一〇八派すべての拳法が使えるのか?」と言う設問に対し、「シンは、南斗聖拳一〇八派のひとつの代表者(たぶん孤鷲拳を指すのだろう)であるが、複数の流派の拳法を修得している。」と説明されている。
- 南斗無音拳
- GOLANの大佐(カーネル)が使い手として登場するが、正統な伝承者かどうかは不明。南斗聖拳の一派で“世界最強の殺人拳”とカーネルは自称している。本来の極意は、気配を消し去って敵の背後を取り、致命の一撃を与える強い拳だと考えられる。カーネルは、元特殊部隊の軍人(レッドベレー)であり、さまざまな戦闘手段の一つとしてこの拳法を身につけていたが、素手での斬撃ができないのか、指に装着した鋭利な鉄爪で切り刻もうとしていた。南斗聖拳には他にも南斗双斬拳など武器を使う流派はあるので、これが南斗無音拳の真の姿なのか、あるいはカーネルが正統な伝承者でなく素手での斬撃を身につけていないだけなのかは判然としない。少なくとも鉄爪を付けるカーネルの戦闘手段が、実際の「無音拳」であるのならば、“世界最強の殺人拳”とは語れまい。
- 跳刀地背拳
- 使い手はジャツカル率いるウォリアーズの最高幹部フォックス。相手を騙す虚拳。大地という強固なガードを背負い、全面の敵に集中することが出来るが背面は弱点となる。
- 羅漢仁王拳
- 使い手はピレニィプリズンの獄囚デビルリバース。5000年前から伝えられる古代インド殺人拳で、あまりの威力から時の皇帝から禁じられていた。風圧を自在に扱う奥義・風殺金剛拳は、アニメ版で拳王ラオウも使った。
- 南斗水鳥拳
- 伝承者はレイ。南斗六聖拳のひとつ。華麗な足の動きに奥義があり、空中に舞う姿は見る者全てを魅了するほど優美で美しいが、その外見とは裏腹で、敵を切り裂き、切り刻む、比類のない残虐非道の必殺拳。手技に特化した拳法であり、指のひとつひとつが鋭利な刃物と化し、鋭い手刀は真空波を発生させる。奥義には空中で仕掛ける飛翔白麗や飛燕流舞がある。原哲夫が『北斗の拳 SPECIAL』の中で、最も好きな拳法として上げ、「絵的にもうまく描けた」と語っており、以降に登場する南斗聖拳の攻撃の描写(突き刺しより斬撃による切断)を決定づけた感がある。
- 華山群狼拳
- 使い手は牙一族。象形拳の流れを汲み、集団で襲いかかり、大男と小男が連係する子供騙しにしてこけおどしの拳法。
- 華山角抵戯
- 使い手は牙大王。中国拳法打雷台の流れを汲む相撲の源流のひとつ。奥義・華山鋼鎧呼法により体を鋼鉄の鎧にすることが出来る。
- 野猿牙殺拳
- 使い手はアミバ配下で木人形(デク)狩り隊のハブ。軽業のような跳躍力と長い棒を使って防御の弱い頭上を取って攻撃するらしい。
- アミバ流北斗神拳
- トキに変装して悪事をはたらいたアミバが名乗った北斗神拳。いくつかの新秘孔も究明したが、本家のケンシロウには勝てず。本出典には関係ないが、「ラオウ外伝 天の覇王」では、アミバは当初、鍼針を極めた北蛇鍼拳なる流派名を自称しており、これに北斗神拳の要素を取り入れて、発展的に押し極めていった拳だと思われる。
- 二神風雷拳
- 伝承者はカサンドラの衛士フウガとライガ。同じ血、同じ筋肉、同じ感性を持つ者のみが習得可能。二人の指は、鋭利な金属糸で繋がれており、間に挟み込んで敵を切断する。
- 泰山流双条鞭
- カサンドラの獄長ウイグルが使う。2本の鞭を自在に操り、敵を切り裂く武技。バリエーションとして、兜には多数の鞭が仕込んであり、これを使う場合は泰山流千条鞭と呼ぶ。
- 蒙古覇極道
- 上記ウイグルが使う闘技。350kgの巨体から繰り出すショルダータックルで、その威力は絶大。
- 崇山通臂拳
- 拳王ラオウが、カサンドラにおいて極意を奪い集めて伝承者となった拳法のひとつ。詳細は不明だが、通臂拳という拳法は実在の拳法である。通臂拳の拳法家は奥義書を差し出し、さすがに拳王は一読して我が物とした。アニメ版では攻撃を繰り出すシーンがある。
- 首長処刑刀術
- 拳王親衛隊のザルカが使う刀術。 巨大な三日月刀を風車のように回転させて切り刻む術らしい。首長処刑盗刃術というのもある。
- 南斗比翼拳
- 伝承者はダガール。南斗聖拳一〇八派中、ユダ配下である二十三派のひとつ。原作やアニメの描写を見るに、手技による斬撃を得手とする流派。ユダの軍閥でNO.2の地位(副官)にあるが、ケンシロウと一戦を交えてみると、思った以上に力の差は大きく、雑魚扱いにされた。拳法名は出展外の「ラオウ外伝-天の覇王-」より。又、「比翼」とは『山海経』に出てくる中国の空想上の異鳥「比翼鳥」を示す。
- 南斗紅鶴拳
- 伝承者はユダ。南斗六聖拳のひとつ。拳法名の由来は返り血で身を紅く染める鶴の姿。拳速の優位さを誇る流派で、その拳から発する衝撃は背中にまで突き抜ける。奥義には、拳の衝撃が地面や水面を伝わって行く伝衝烈波の他、敵にとどめを刺す血粧嘴がある。
- 南斗白鷺拳
- 伝承者はシュウ。南斗六聖拳のひとつ。南斗聖拳一〇八派の中で、脚での攻撃を主体する拳法であるが、単なる蹴りだけではなく、倒立して脚を自在に旋回させて斬撃を加えるなど、足技の多彩さにおいては他の流派と一線を画す。足技で、シュウ自身が“南斗白鷺拳の真髄”と格付けた烈脚空舞の他、掌を使って敵を幻惑し、自身の気配を断つ奥義・誘幻掌もある。 シュウは盲目の拳士であるが、心眼と相手の気配を読み取って攻防の間合いを掴んでいるようである。
- 南斗双斬拳
- 聖帝サウザーの配下、ベジとギジの二人組が使う投剣術のような拳法。敵を挟んで対極に、2本の投剣(計4本)を正確に猛スピードで投げ合いながら、敵との間合いを詰めて切り裂く。互いの息が合わないと、死に直結する技だけに相応の修練が必要な拳だと考えられる。
- 南斗鳳凰拳
- 伝承者は聖帝サウザー。南斗六聖拳のひとつ。南斗聖拳一〇八派中最強とされ、北斗神拳と同じく一子相伝の拳法であり、「帝王の拳」と呼ばれる。最強であるがゆえに、通常は「防御の型」と云う「構え」を有せず、前進制圧で攻勢に徹し、主力技である極星十字拳を使う。しかしながら、対等の敵と対峙した場合、帝王の威信を賭けて、奥義・天翔十字鳳の「構え」をとり、虚を捨てて立ち向かう。
- 泰山天狼拳
- 伝承者は天狼星のリュウガ。狼の牙を模した手の動きで敵を寸断する拳法。あまりのスピード故に、流血の間もなく、傷口に冷気を感じる。技には天狼凍牙拳がある。
- 五車風裂拳
- 南斗五車星「風」のヒューイの拳。風の中に真空を生じさせ、鋼鉄をも一瞬にして断ち切るという必殺拳。拳法名はアニメ版で付けられ、漫画原作では、「風を友とし空中に真空を走らせる拳」と云っていたのみ。この拳法は南斗聖拳ではないが、“真空波を生む”部分においては拳の原理が似ている点がある。
- 五車炎情拳
- 南斗五車星の「炎」のシュレンの拳。手技での斬撃の中に燐を用いる戦法で、概ね、敵を切り裂きつつ炎上させる。五車星の拳士で漫画原作において拳法名を名乗ったのはシュレン一人だけである。この拳法も南斗聖拳ではないが、“斬撃を加え切り裂く”と言う観点においては、その流れを汲んでいると思われる。
- 五車星「山」の鬼の拳
- 南斗五車星の一星「山」のフドウの拳。漫画原作にも登場した「五車山峨斬」(アニメ版で命名)は、手刀の一閃で悪党を両断した剛の拳法である。しかしながらフドウの拳の根本となるのものは、ラオウと闘うまで封印していた「鬼の拳」で、圧倒的な体躯から発揮される驚異的なパワーで相手を粉砕する威力を持つ。
- 五車星「雲」の我流の拳
- 南斗五車星の一星「雲」のジュウザの拳。かつてはラオウ、トキの兄弟に匹敵する天賦の才の持ち主であったが、「雲」の如く自由に生を送る無頼者で、勝手気ままな性格ゆえ、その拳も我流して無形。手技・足技は元より、首や腕を固めてきめる柔術まがいの体技も使う。無形ゆえ誰も読むことができない変幻自在な拳法であり、ラオウもその威を認め、黒王号から降りて戦った。攻勢時にはその強さを余すことなく見せたが、守りに弱い部分をラオウにつけ込まれ、秘拳・撃壁背水掌を持ってラオウとの決着戦に臨んだ。
- 泰山破奪剛
- 雲のジュウザに倒された野党の頭目ゲルガが使う拳法。自慢の豪腕で衝撃波を走らせるが、攻撃はロングレンジには及ばないようだ。
- 泰山妖拳蛇咬帯
- 使い手はヒルカ。自称拳王配下最強拳らしい。自在に操る布(蛇咬帯)をからめ、相手の身動きを封じた後、全身に装置した刃による死の抱擁をする。
- 元斗皇拳
- 天帝を守護する拳法のひとつ。伝承者は金色のファルコ。ソリア、ショウキも使い手。光を発する手を持ち、敵の細胞を瞬時に滅殺する。
- 詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 元斗皇拳 も参照。
- 南斗双鷹拳
- 伝承者は、バズ、ギルのハーン兄弟。南斗聖拳一〇八派のひとつ。個々でも屈強な拳法であり、アニメ版での描写からは、鷹がその鋭い爪で攻撃するかのごとく、手技で敵を切り刻んでいる。しかし、その極意は、息のあった兄弟の連係による二身一体の空中からの攻撃にある。
- 北斗琉拳
- 極めた者は魔界に達する魔道の拳。別名を「北斗劉家拳」(蒼天の拳より)。ジュウケイを師とし、カイオウ、ヒョウ、ハンの三羅将とシャチの四人が伝承した。
- 詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 北斗琉拳も参照。
- 西嶽派銀槍
- 羅将ハンの配下で修羅となった男が使う槍術。野心がないのでハンに認められず、発動する間もなく殺されたため、詳細は不明。
- 蒙古流妖禽掌
- 郡将カイゼルが使う。相手を傷つけることなく一瞬で敵の骨や内蔵を取り出すことが出来る恐るべき拳法。
- 北斗宗家の拳
- 修羅の国に伝わる北斗の源流となった拳。ケンシロウの実兄で北斗宗家の嫡流であるヒョウや北斗宗家の傍流であったカイオウに先天的に伝承されていた。赤子の頃に修羅の国を出たケンシロウにも、当然ながら宗家の血は潜在的に流れており、カイオウとの初戦においてその血は目覚めた。さらに、ケンシロウが継ぐべき北斗宗家の秘拳なるものも存在するが、その在り処は永らくヒョウの記憶に封印されていた。
- 北斗宗家の秘拳
- 北斗宗家の拳を完璧に無効化する受けの技法。
- 大成して極致に達した北斗宗家の拳は、その受け技も究められ、実戦における存在意義を失ってしまった。それ故、無敵の暗殺拳が切望されることとなり、宗家の拳は、完成され尽くされた様式を一度崩す事で、新たに進化を続ける余地を得た北斗神拳と北斗琉拳を生み出し、発展的解消を迎える事となった。
- 羈獣拳
- コウケツの最終兵器で、彼が造りあげた巨人マイペットにコウケツ自身が乗り込む。コウケツの頭脳とマイペットのパワーがひとつになることで地上最強になる。とコウケツは言っていた(当然、ケンシロウには手も足も出なかったのだが)。
- 大乗南拳
- 辺境のサヴァの国王であるアサムが伝承者。息子のカイ、ブコウ、サトラの三兄弟も使う。アサムによれば肉を切らせて骨を断つ一撃必砕の剛拳とのことだが、素手にこだわらず武具を使う派や秘拳もあるようである(三兄弟の内、ブコウとサトラは武具を用いた)。奥義書には大乗南拳乱れるとき北斗神拳伝承者が現れると書かれてある。
- 白爪妙拳
- 屈強なゾルド軍の長、ゾルドが使う。剣を使う拳法か(?)。ボルゲには通じず。
- 南斗龍神拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の配下である火闘術のドラゴンと幻術師のパトラが連帯する技であるが、拳法と言うよりあくまでも闘術の一種である。ドラゴンが持つ発火能力に、パトラの幻術による炎をからめて攻撃する。うまくドラゴンが火炎を直撃させれば、敵は火達磨と化し、幻覚の炎で混乱する敵を、パトラが剣で仕留めるのも殺法として有りき。
- 蝙蝠(コウモリ)拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の配下であるパトラが刺客として放った二人組の怪人(蝙蝠男)が使い手。南斗聖拳の流れを汲む拳法で、黒いコスチュームにマント、腕には3本の刃物の長い爪が装着されている。身のこなしが速く、マントを翼のように使って飛翔しつつ斬りつけ、二人がかりで戦えば、ケンシロウと雖も手を焼く猛襲が可能。
- 南斗爆殺拳
- アニメオリジナル。ジャッカル(アニメではKINGであるシンの配下)が、この拳法名を発して、ダイナマイトを投じた時はだれもが耳を疑った。実態は、ただ単に、点火したダイナマイトを投げつけるだけでとても拳法と呼べる代物ではなく、ケンシロウにも「火薬にたよって何が拳法だ」と当然ながら突っ込まれている。この戦法で敵を仕留めるには、爆破させるタイミングと虚をつくことが不可欠である。
- 南斗百斬拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の部下ダンテが使う拳法。ダンテはシン共に南斗聖拳を学んだ男だけあって、割合に真面で、強力な拳法だと期待された。しかし、鉄パイプを切断する程度の威力はあったが、ケンシロウとの対戦では驚くほどの見せ場はなく、猛攻を受けてあっさりと片付けられた。
- 南斗暗鐘拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の配下のザリアが使い手。しかしその子細は、拳法とは名ばかりで呪術 に他ならない。村にある大聖堂の鐘の音を聞かせて色々なことが起こせる。特定の人間を切り裂き、生者を思い通りに操れる他、死者までも蘇らせ、ゾンビ化して戦わせるなど、常軌を逸する技でケンシロウを戸惑わせた。
- 南斗風車斬
- アニメオリジナル。KING(シン)の部下バロンの武器を用いる闘技。双頭の巨大な斧を豪快に振り回して攻撃する技。破壊力はそこそこあるが、使う武器の特性上、攻撃がおよぶ範囲が狭いのが難である。
- 南斗蛇鞭拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の部下ジャンクの武器を用いる闘技。鞭を生きた蛇のごとく操って攻撃する技で、鞭が届く範囲で遠距離からの攻撃が可能。威力は今ひとつで、ケンシロウに多数の浅い傷を与えるにとどまった。
- 南斗人間砲弾
- アニメオリジナル。KING(シン)の部下でゴールドウルフ隊の隊長・ガレッキーが考案。大砲で人間を打ち上げ、上空より剣を振りかざして攻撃する。サーカスのアトラクションにある「人間大砲」を見るかのごとき技で、南斗の拳法に数えられるものではなく、強いて言うなら闘術の範疇であろう。
- 南斗列車砲
- アニメオリジナル。「南斗」を冠した名前が付いているが拳法や闘技の属(たぐい)ではなく、KING軍が秘匿する 列車砲 で、大口径の大砲を列車に装備した兵器である。その砲撃による破壊力は尋常な物ではないものの、大砲が一門であり、次発装填に時間がかかることが欠点。KING(シン)の部下トウダが砲術指揮を務める。
- 尚、この列車砲は、「ジョーカー・バルコム」と命名されており、KING軍の2大幹部の名を持っている。
- 南斗翔天拳
- アニメオリジナル。KING(シン)の腹心・ジョーカーが使う拳法。空中を高速移動することで残像が生じ、3人に分身して敵に襲いかかる。残像の分身にも攻撃力があり、神速で変幻自在に動けるジョーカーだからこそ可能な拳法。
- 泰山寺拳法
- 週間少年ジャンプに北斗の拳が連載される前の1983年フレッシュジャンプ4月号と6月号に掲載されていた読み切り版「北斗の拳」で登場した拳法。
- アニメでもシンの部下の大将軍バルコムが使い手として登場。体を鋼鉄並に硬くする牙大王の華山角抵戯に似た呼吸法を使う。両手を高速で動かし、異次元空間のようなものを作り出して攻撃する「妖鬼幻幽拳」と言う必殺技があるが、この「妖鬼幻幽拳」という技は、読み切り版「北斗の拳」で泰山寺南西支部長で泰山寺A級戦士「金峰梅軒」(きんぷばいけん)が使った奥義で正式名は「妖鋼筋鬼幻幽拳」という。
- 蘭山紅拳
- アニメオリジナル。北斗神拳と同じく一子相伝の秘拳で、拳王に人質を取られてケンシロウとの対決を強要された女性拳士ベラが使用した。バラをくわえて戦うという特徴があるが、ベラの先代である父親は大変ごつい。バラを口にくわえた筋骨隆々の父親の姿は想像を絶する。多くの北斗系掲示板でも書かれているが、物語上ラオウもこの技を会得していることになるので、あの拳王が口にバラという姿もまた想像を超える。
- 黒掌十字拳
- アニメオリジナル。ウイグルの部下ターゲルが使い手。独特の腕を交差させた構えから、敵を一瞬にして十字型に切り裂く殺人拳。尚、設定では中国山東省盧山の秘密の修験所に始まる拳法とのことであるが、山東省にあるのは泰山であり、盧山があるのは江西省。
- 風雷十極拳
- アニメオリジナル。ライガ、フウガの師であるソウジンが使い手。二神風雷拳の源となる拳法。両手の十指より、中空に鋭利な金属糸で極線を定め、一瞬にして相手を切り刻む殺人拳。見た目はまるで、指からレーザー光線を放っているかのようである。
- 鉱支猫牙拳
- アニメオリジナル。ユダの部下コマクが使用。猫のように「ニャオー」と叫びながら飛び回り、爪で相手を切り裂く拳法で、高くて狭い所ではより威力を発揮するようだが、相手がケンシロウであったため、大した見せ場はなかった。
- 泰山流四束拳
- アニメオリジナル。野盗の頭目であるコグレと3人の部下であるグズリ、ジーラ、ナブリが使い手。コグレを司令塔に4身1体での綿密に計算された攻撃を行なう。ケンシロウ相手に四対一の戦いを挑み、それなりに苦戦させるが、コグレが全ての動きの指示を出していることを看破され、ケンシロウに秘孔を突かれて動きと止められると、途端に4人の連係は崩れて、勝負は決してしまった。
- 五車波砕拳
- アニメオリジナル。南斗五車星の「海」のリハクの拳。天才軍師のリハクもアニメ版では拳法家であり、ラオウと拳を交える場面が描かれた。「波砕拳」は波の持つ巨大なパワーを模した拳法で、変幻自在の構えから、荒波が一瞬で岩を砕くがごとく必殺の体技を繰り出す。巨大な柱や仏像を体当たりで砕く破壊力を見せたが、ラオウには通用せず、「荒波ごときで砕けるラオウではない」と一蹴されてしまった。
[編集] 技
北斗神拳、北斗琉拳、北斗宗家、および元斗皇拳の技名に関しては、Category:架空の能力・格闘技・武術 に出典されている 北斗神拳、北斗琉拳、北斗宗家、元斗皇拳、南斗聖拳も参照。
- (注: ここでは、漫画原作に登場した技を、その登場順に説明する)。
- 北斗百裂拳(ほくとひゃくれつけん)
- 猛烈な早さで敵の全身の秘孔を攻撃する、北斗神拳の花形。原作では一度限りの使用。おお よそ暗殺拳らしくない剛の技だが本作の象徴的な存在。初期の頃は指でピシピシと秘孔を軽快に突くイメージだったが、次第に手拳でガンガンと殴り破壊する豪快な技に変遷。
- 二指真空把(にししんくうは)
- 北斗神拳の技の一つだが、敵から放たれた矢を驚異的な俊敏力と動体視力により二指間で受け止め、放った相手に正確に投げ返すという、カウンター攻撃の如き非常に特殊な技。その利便性からケンシロウやラオウなどが度々使用した。
- 北斗残悔拳(ほくとざんかいけん)
- 敵のこめかみを両手の拇指で思い切り打突する技。拇指を抜くと3秒後に爆発して死ぬ。(アニメ版では7秒)
- 交首破顔拳(こうしゅはがんけん)
- 北斗神拳の技の一つ。敵の両首を突き、膝蹴りを顔に入れる。受けた敵は顔が真っ二つになる。
- 五指烈弾(ごしれつだん)
- 北斗神拳の技の一つ。親指の付け根辺りを突いて、全ての指を骨もろとも砕く技。
- 北斗柔破斬(ほくとじゅうはざん)
- 極度の肥満体という条件の敵専用(?)の技。作中でもハートにのみ使用した。足で敵の贅肉を掻き分けてから秘孔を攻撃するというコンボ攻撃になっている。
- 南斗獄屠拳(なんとごくとけん)
- 北斗神拳伝承者となった直後のケンシロウを一蹴したシンの威力絶大な技。跳び蹴りからの空中戦で、膝・肘の四肢の関節を、瞬時に切り裂いて(並の拳法家であれば四肢は切断されていよう)、敵を戦闘不能状態にする。テレビ・東映映画版では「南斗獄殺拳」という名称で登場。
- 北斗飛衛拳(ほくとひえいけん)
- シンの南斗獄屠拳に対してケンシロウが放った技。名前はアニメからついた。ユリアを奪われた回想時には破られて敗北したが、アニメでは再戦でこの技を使用し競り勝った。(秘孔を外してあったため威力は不明。)
- 南斗千首龍撃 (なんとせんしゅりゅうげき)
- シンがケンシロウとの再戦で繰り出した南斗聖拳の技で、アニメ版で名前が登場した。
- 一撃必殺の凄まじい手刀を連撃で突き入れ、放った手刀が残像で何本もあるかのように見えるが、シンの技を見切ってしまったケンシロウにはもはや通用しなかった。
- 北斗十字斬(ほくとじゅうじざん)
- ケンシロウがシンに止めをさした技。原作ではこの技の名前は無く、アニメ版のみ命名。ブラッディークロス(十字)の形で秘孔を突くようにして拳を叩き込む。この技を受けた者は1分後に死ぬ(アニメ版では3分後に死ぬ)。
- 北斗鋼筋分断脚(ほくとごうきんぶんだんきゃく)
- オアシスの村で食糧を強奪しようとした大男に使った。肩を軽く蹴りさらに口辺りを軽く蹴る。腕の筋力を自在に減らすことが出来る。
- 空極流舞(くうきょくりゅうぶ)
- 北斗神拳の技。大佐(カーネル)の投じた4つのブーメランを紙一重で見切って空中で流し、且つ破壊する。
- 北斗壊骨拳(ほくとかいこつけん)
- ケンシロウが大佐(カーネル)に対して使ったとどめの技。眉間への一撃のみの攻撃だが、身体背面から骨格のみが飛び出してしまうという破壊力の大変強い技。
- 北斗虚無指弾(ほくときょむしだん)
- ジャッカル配下である偵察隊の男達の記憶を数日消した技。
- 北斗断骨筋(ほくとだんこつきん)
- あべしのボクサーに使った技。腕を破壊しさらに顔面も潰す。
- 転龍呼吸法(てんりゅうこきゅうほう)
- 北斗神拳の奥義。普通人間は潜在能力の30%の力しか発揮できないがこの転龍呼吸法により100%の力を引き出す。
- 風殺金剛拳(ふうさつこんごうけん)
- 羅漢仁王拳の技。凄まじい風圧を敵に浴びせ吹き飛ばす。
- 北斗七死星点(ほくとしちしせいてん)
- 北斗七星の形に深く秘孔を突く。受けた敵は全ての肋骨が内側に折れて死亡する。
- 北斗千手壊拳(ほくとせんじゅかいけん)
- 北斗百裂拳の強化版のような大技。一瞬で圧倒的な数の手拳を叩き込む。技が発動するまでの事前動作が非常に長いという特徴がある。
- 北斗破顔拳 (ほくとはがんけん)
- 北斗神拳の技の一つ。原作で、ケンシロウが牙一族の獣人マダラを倒した無名の技だが、技の呼称はアニメ版で登場した。交首破顔拳と名前が似ているが、突く秘孔と死にざまが異なる。ケンシロウがマダラの左顔面を裏拳でめり込ませると、顔が割れて躯が崩壊した。
- 聖極輪(せいきょくりん)
- 北斗神拳秘伝の構え。お互いの秘孔を突き一時的に仮死状態になる合図。流派にもよるだろうが、レイのように南斗の拳士にもこの構えの意味を承知の者がいる。
- 南斗虎破龍(なんとこはりゅう)
- 聖極輪の合図を受けて出す北斗龍撃虎と対応する構え。敵を欺くため、互いに秘孔を突き、一時的に仮死状態になることを意味している。おそらくはレイだけでなく、ある程度の南斗聖拳拳士に伝えられている構えと推測できる。問題は南斗も秘孔が使えるのかと言う点にあるが、南斗聖拳も基礎には北斗と共通する部分を持っている流派もあり問題ないのであろう。
- 北斗龍撃虎(ほくとりゅうげきこ)
- 聖極輪の合図を受けて出す南斗虎破龍と対応する構え。敵を欺くため、互いに秘孔を突き、一時的に仮死状態になることを意味している。ケンシロウがレイと二人で牙大王を欺き、活路を開くために使った。
- 華山鋼鎧呼法(かざんこうがいこほう)
- 牙大王の使う華山角抵戯の奥義。呼吸法により体を鋼鉄の鎧と化すことが出来る。
- 岩山両斬波(がんざんりょうざんは)
- 北斗神拳の技で、渾身の力で振り下ろす手刀攻撃。劇中では秘孔に対する効果が発動しておらず、純粋に力任せに打ち下ろす手刀攻撃のようである。
- 北斗千手殺(ほくとせんじゅさつ)
- 無数の突きを相手に浴びせる技。ジャギが使用
- 北斗八悶九断(ほくとはちもんくだん)
- ケンシロウがジャギに使おうとした技。初撃は正拳突きだが、ケンシロウが寸止めしたため詳細は不明。
- 北斗羅漢撃(ほくとらかんげき)
- ジャギが披露した北斗神拳の技。自称、素早い突きを次々に繰り出す。
- 南斗邪狼撃(なんとじゃろうげき)
- アーケードゲームオリジナルの命名。漫画原作での、ジャギがケンシロウに追い詰められた際に放った、いわゆる「 スローな南斗聖拳 」に、ゲームの性質上名前をつけたものだと思われる。手刀で石像を貫通させたり、痛みすら感じさせずに臓腑を抜き取ったりすることができるが、ジャギがこの技をどうやって身につけたかは不明である。
- 怒拳四連弾(どけんよんれんだん)
- 卑劣なジャギに放ったケンシロウのオリジナル技。名前は原作のタイトルから。
- シンの分の蹴りの連打、ユリアの分の百裂拳、兄弟の分の矢、ケンシロウ自身の怒りを込めた拳を叩き込む。
- 醒鋭孔(せいえいこう)
- 北斗神拳の奥義。胸椎の秘孔を突き、痛感神経をむき出しにする。何かに触れたり、触られただけで全身に激痛が走る。
- 鷹爪三角脚(ようそうさんかくきゃく)
- アミバが使った壁キックを利用した三角蹴り。南斗聖拳の技か否かは不明。
- 残悔積歩拳(ざんかいせきほけん)
- 秘孔を突かれた相手は、自分の意思とは無関係に足が勝手に歩き出すという北斗神拳の奥義。その後、一定時間が経すると破裂して死ぬ。
- 熊胴断波(ゆうどうだんは)
- 泰山流双条鞭で捕らえ、さらに相手をバラバラにする。
- 泰山流千条鞭(たいざんりゅうせんじょうべん)
- ウイグルが使用した鞭技。大量のバラ鞭で相手を叩きのめすか、絡め取って動きを封じる。問題はこの膨大なボリュームのバラ鞭を収納する場所だが・・・
- 北斗鋼裂把(ほくとこうれつは)
- 蒙古覇極道を6本の指だけ受け止め、その肩の筋を引き裂いた技。
- 北斗有情拳(有情破顔拳)(ほくとうじょうけん)(うじょうはがんけん)
- トキが使った秘孔牽正への北斗神拳。体がありえない方向に曲がるが痛みはなく、死ぬ間際に天国を感じる。
- 断己相殺拳(だんこそうさいけん)
- レイが拳王ラオウを倒すため、相打ちを狙った南斗究極奥義。拳を繰り出す前に、拳王に見切られ、放り上げたマントで阻止されたため、どういう拳なのか詳細は不明。おそらく南斗聖拳に共通の奥義で、レイ以外にも高位の使い手には伝授されている者もいよう。
- 北斗七死騎兵斬(ほくとしちしきへいざん)
- 馬上の敵を討ち取るための技。ケンシロウが馬上のラオウに使用したが効果は上がらなかった。しかしながら、ラオウの顔に傷を負わせた技でもある。
- 裂闘破鋼棍(れっとうはこうこん)
- トキの到着を遅らせるため、拳王ラオウの命でトキを襲った大男の技。2本の鋼棍で殴りかかるパワー系の技であるが、トキには全く当たらず、逆にそのパワーを利用されて両腕を折り曲げられる。
- 七星点心(しちせいてんしん)
- 北斗神拳の奥義。リュウケンがラオウに使った。死を司る北斗七星の動きから無数の突きを繰り出す。ラオウは見切れず敗北必至だったが、突然の病の発作を起こしたリュウケンを倒す。
- 飛燕流舞(ひえんりゅうぶ)
- 南斗水鳥拳の奥義。華麗に空に舞い、離れた相手を両断する。レイは大型の猛禽をきれいにスライスしてみせた。見る者の心を奪ってしまう美しい技であるらしく、見惚れてしまったユダの激しい妬みをかう。
- 伝衝裂波 (でんしょうれっぱ)
- ユダがレイとの対決で放った南斗紅鶴拳の技。原作では呼称されておらず、アニメ版で命名され、テロップでは奥義として出ていた。
- 拳速の優位性を生かした、紅鶴拳の斬撃による衝撃波が、地面や水面を伝わって離れた敵を切り裂く。
- そのロングレンジからの攻撃は非常に有用で、北斗神拳奥義・水影心で「伝衝裂波」を写し取ったケンシロウが、後のシュウとの対戦や、修羅の国に上陸した際に迎撃してきた2名の仮面の修羅に対しても使っている。
- 血粧嘴(けっしょうし)
- 南斗紅鶴拳の奥義。ユダが、レイにとどめを刺すために使おうとしたが、構えから技に移る前にレイの飛翔白麗が決まってしまい、日の目を見ることがなかった。
- 本出展とは別物ではあるが、「ラオウ外伝 -天の覇王-」において、実際にユダは、ラオウとの対戦で『血粧嘴』による攻撃を試みている。その時は、爪を立てた両掌からの、高速の突きによる衝撃波の連弾であったが、ラオウには通用しなかった。
- 飛翔白麗(ひしょうはくれい)
- 南斗水鳥拳の奥義。華麗に高く跳躍し、上空から敵の間合いに瞬時に入り、モンゴリアンチョップごとき、両手での手刀を相手の両肩に食らわせて切り裂き、戦闘不能にする。ユダは、この奥義にまたしても心を奪われ、逆にとどめを刺されてしまった。
- 誘幻掌(ゆうげんしょう)
- 南斗白鷺拳の奥義。掌の動きで幻惑し、気配を断って攻撃する。盲目のシュウがゆえに会得できた奥義。
- 裂脚空舞(れっきゃくくうぶ)
- 南斗白鷺拳の技。後方転回(バク転)しながら蹴り上げた後、倒立して自在に脚の連打を見舞わす。シュウ曰く、「南斗白鷺拳の真髄」。
- 水影心(すいえいしん)
- 北斗神拳の奥義。一度戦った拳法の技を、水鏡に映した影のごとく自分の物として使うことが出来る。
- 極星十字拳(きょくせいじゅうじけん)
- 南斗鳳凰拳の技。構えのない姿勢から、鋭く敵の間合いに踏み込み、手刀の斬撃により十字型に切り裂く。鳳凰拳の主力となる強い拳。
- 南斗裂脚斬陣(なんとれっきゃくざんじん)
- 南斗白鷺拳の技。脚を旋回することによって生じる衝撃波で、取り囲む敵をまとめて一挙に切り裂く。
- 北斗有情断迅拳(ほくとうじょうだんじんけん)
- トキが使った。敵陣に切込み、多勢の人数を一瞬にして倒し陣を崩す。もちろん有情拳につき、倒された者には痛みはなく天国を感じる。
- 天翔十字鳳(てんしょうじゅうじほう)
- 南斗鳳凰拳の奥義。鳳凰拳は「帝王の拳」とされ本来は防御の姿勢である「構え」はない。しかし、対等の敵が現れた時には、帝王の威信を賭けて、天翔十字鳳の「構え」をとる。天翔十字鳳は、自らの体を空中に舞う羽根と化し、相手がどのような達人であっても、技の流れを見切ってその攻撃を透かすことが可能となり、攻勢は一方的なものとなる。帝王の誇りをかけた不敗の拳である。
- 天破活殺(てんはかっさつ)
- 北斗神拳の奥義。相手に触れずに闘気で秘孔を突く技。
- 北斗有情猛翔破(ほくとうじょうもうしょうは)
- 無数の突きを相手の体に入れた後、鳩尾に強烈な一撃を加える。有情拳につき痛みは伴わない。
- 七星抹殺(しちせいまっさつ)
- 北斗神拳の技。自らの命を捨てて敵を討つ相撃ちの拳。コウリュウがラオウを倒す為、発動しようとした。
- 北斗天帰掌(ほくとてんきしょう)
- 技ではなく型の一つで、北斗の拳士同士が戦う前にとる儀式。誤って相手の技に倒れても悔いを残さず恨まず天に帰るという意味。
- 無想陰殺(むそういんさつ)
- 北斗神拳の技。気配を読んで殺気との間合いを見切り、無意識に蹴りや突きなどを繰り出す必殺の拳。ラオウはトキを全く見ずに気配をさっして後ろ蹴りを放った。
- 闘頸呼法(とうけいこほう)
- 北斗神拳の奥義。呼気と共にエネルギーを蓄え、吐気と共に一気に拳にその力を込める呼法。
- 天翔百裂拳(てんしょうひゃくれつけん)
- トキが得意とする空中戦の技のひとつ。宙に舞い、一気に相手との間合いを詰めて百裂拳を放つ。
- 天狼凍牙拳(てんろうとうがけん)
- 泰山天狼拳のリョウガの技。凍気すら感じる速さで、牙のような鋭い無数の突きを打ち込むものと思われる。
- 撃壁背水掌(げきへきはいすいしょう)
- 五車星の一人、雲のジュウザが使う「我流の拳」の秘技。身をすりあわすほど接近し、わずかな隙間さえあれば、両掌に集中したエネルギーで瞬時に致命的な打撃を与える。原作漫画とアニメ版において、リュウケン、トキ、ケンシロウと言った北斗の拳士を除くと、ラオウにダメージらしい傷を負わせた者は、この技を使ったジュウザ以外には皆無。
- 北斗剛掌波(ほくとごうしょうは)
- 掌から凄まじい闘気を放つラオウの代表的な技。後にラオウに付き従い、技を盗み取ったバランも使用した。
- 無想転生(むそうてんせい)
- 心に真の哀しみを背負った者にしか会得できないと言われる北斗神拳究極奥義。存在を消し去り敵の攻撃を無にしてしまう特殊な技だが、同時に、攻撃を仕掛けてきた相手に反撃してダメージを与える。
- 天将奔烈(てんしょうほんれつ)
- 北斗神拳の技。両手に込めた猛烈な闘気を放ち、敵を打ちのめすラオウの無敵の拳。放つ前の構えや技名などがカイオウの北斗宗家の技・凄妙弾烈に似ているので、もしかするとこれも北斗宗家の技なのかもしれない。
- 華山獄握爪(かざんごくあくそう)
- バスクの使う拳。宙で体を回転しながら、掴んだ鋼鉄をも引きちぎる技。
- 元斗流輪光斬(げんとりゅうりんこうざん)
- 元斗皇拳の技で紫光のソリアが使った。攻も守も円、高速の手の動きで闘気の流輪を作り連続攻撃を加えて相手を切り裂く。
- 破の輪(はのりん)
- 元斗皇拳の奥義。巨大な手の形をした闘気を両手に纏い攻撃する。
- 双羽落爪破(そううらくそうは)
- ハーン兄弟が使う南斗双鷹拳の技。双鷹拳の極意は、二身一体の攻撃にあり、兄弟による空中からの攻撃。二人が手を組んで虚空に舞い、ポジションに変化をつけて落下しつつ、加速度をつけて敵を切り裂く。
- 衝の輪(しょうのりん)
- 元斗皇拳奥義。手にから放たれる闘気を光の輪に変えて襲い掛かる。両手からのダブル攻撃はさらに効果大。
- 天衝舞(てんしょうぶ)
- 元斗皇拳の空中技。宙に舞って相手頭上を取り、落下しつつ攻撃を加える。間合いを見切り、相手が放つ拳の上に立つこともできる攻防一体の技。
- 元斗白華弾(げんとはくかだん)
- 元斗皇拳の技。闘気を手に集め、弾頭のように拳で突く。
- 忍棍妖破陣(にんこんようはじん)
- 無名修羅の使った修羅忍道の技。2本の伸縮自在の棍を手足のように使って襲い掛かる。
- 千手魔破(せんじゅまは)
- 無名修羅の使った修羅忍道の技。多数の手裏剣を一度砂に潜らせて、見切れないようにして攻撃する。手裏剣は自動追尾機能のあるかのごとく、正確に敵を捕らえる。
- 修羅忍道破魔砂蜘蛛(しゅらにんどうはますなぐも)
- 無名修羅の使った修羅忍道の技。砂に潜って自身の姿を隠して間合いに入り、急襲する技と思われるが、具体的に何をするのかはよく分からない。
- 滅凍黄凄陣(めっとうこうせいじん)
- 元斗皇拳の技。闘気で周りの地面や砂地を凍結させて結界を作り、敵の動きを見切る。
- 毒蜘蛛手刃滅把妖牙(どくぐもしゅとうめっぱようが)
- 無名修羅の使った修羅忍道の技。闘気を纏った手刀で突き刺す技と思われる。強力な技で、その威力は元斗猛天掌と撃ち合って競り勝ち、ファルコの掌を突き通したほどである。
- 元斗猛天掌(げんともうてんしょう)
- 元斗皇拳の技。北斗剛掌波ように掌から闘気を放ち相手を討つ技と思われる。
- 黄光刹斬(おうこうせつざん)
- 元斗皇拳の秘奥義。絶大な闘気を纏った手刀で相手を一刀両断にスライスする。
- 愛羅承魂(あらしょうこん)
- 技ではなく、修羅の国での闘いの儀式で使う言葉と思われる。儀式としては、倒した男の血を塗り、自らの血の中に入れる。この言葉と倒した男の血と傷で自分の強さを精神的に高めるというもの。
- 誘闘赤円舞(ゆうとうせきえんぶ)
- 砂時計のアルフが使った技。毒牙を含んだマントを突かせて視覚を幻惑(眼前に無数のマントがあるように見える)しつつ、無数の突きを相手に叩き込みとどめを刺す。
- 喝破玩(かっぱがん)
- 北斗琉拳の技。相手の両眉辺りに突きを入れる。相手は縦方向にどんどん小さく潰されて行き死ぬ。
- 幻闇壊(げんおんかい)
- 石のように動けず、口も聞けない状態になり、3日目に北斗七星が煌めく時に体が崩壊する。元々はシャチが地領を治めていた修羅に仕掛けた技だが、北斗琉拳でどう呼称されているのかは不明。北斗神拳ではこの技を「幻闇壊」と呼ぶ。
- 虎背熊牙盗(こはいゆうがとう)
- 群将カイゼルが使った孟古流妖禽掌の技。敵に傷を与えることなく骨格や内腑を抜き取り、戦闘不能にさせる。
- 伐陀羅(ばっだら)
- 群将カイゼルが使った孟古流妖禽掌の技。技を掛ける前にカイゼルがシャチに倒されたため、詳細は不明。状況からして捨て身の大技かと思われる。
- 破摩独指(はまどくし)
- 北斗琉拳の技。人差し指で相手の目を突き、闘気を送り込んで頭部を破裂させる。
- 魔舞紅躁(まぶこうそう)
- ハンの使う北斗琉拳の奥義。あまりに早いため拳のため、相手も葬られていることに気がつかない。疾風のごとき闘気により、敵は吹き飛ばされ砕け散る。
- 双背逆葬(そうはいぎゃくそう)
- 北斗琉拳の技。北斗神拳の二指真空把と同じような技。敵が放った物を二指間で受け止め、放った相手に正確に投げ返す。シャチがハンにチェスの駒を投げ返した時は当たる前に砕けた。おそらくはハンの闘気か、彼の誇る目にもとまらぬ高速の拳によって砕かれたものと思われる。
- 疾火煌陣(しっかこうじん)
- ハンの使う北斗琉拳の技。疾風のごときスピードで一瞬にして間合いを詰め、飛び蹴りを浴びせる。
- 白羅滅精(はくらめっせい)
- ハンの使った北斗琉拳の技。発動直後にケンシロウから返し技(天将奔烈)を喰らったため、詳細は不明だが、掌から凄まじい闘気を放出する技だと思われる。
- 斬風燕破(ざんふうえんぱ)
- 北斗琉拳の技。心臓を目にも留まらぬ早さで突く。ハンがケンシロウの足を封じた上で繰り出した必殺の一撃だったが、繰り出したハンもまたケンシロウによって既に視力を奪われていたために破孔をそれ、不発に終わった。
- 交牙断随(こうがだんずい)
- 修羅であるシエの技。腕に装着した2本の超巨大なナイフで襲い掛かる。
- 幻魔影霊(げんまえいれい)
- 魔闘気が巨大な影を作り出す。修羅の国の人間はこれにより羅将カイオウの到来を知る。
- 北斗仙気雷弾(ほくとせんきらいだん)
- 魔界に入り口に立ったジュウケイに対し、正気に戻すために、若きリュウケンが使った北斗神拳の技。上空より多数の闘気を放ちながら、速い体捌きで落下しつつ、実体を捉えられることなく突きを入れる。
- 呪龍羅斬陣(じゅりゅうらざんじん)
- カイオウ滅殺隊の修羅が肩車をして、ムカデのような隊形を作り襲い掛かる。
- 暗流霏破(あんりゅうひは)
- 魔闘気の巨大な弾を乱れ打ちにする北斗琉拳の剛拳。カイオウが使った。闘気を操ることに関して北斗琉拳は秀でており、ケンシロウを瀕死の状態に追い詰めた。
- 暗流天破(あんりゅうてんは)
- 魔界に入りし、北斗琉拳を極めた者を象徴する技。圧倒的な魔闘気を空間に放ち、その威力によって重力を遮って無重力状態を作り出し、敵に自分の位置を見失わせるという大変特殊な技。この技で相手を 捉えたところに大技を叩き込むというコンボ攻撃をカイオウが多用し、ケンシロウを苦しめた。
- 遊昇凄舞(ゆうしょうせいぶ)
- 黒夜叉が持つ北斗琉拳の暗流天破を破る秘拳。空間を乱れ飛び、実体を悟らせず間合いを詰め、敵を砕く。
- 擾魔光掌(じょうまこうしょう)
- ヒョウに伝授されていた北斗宗家の拳技。手で闘気を練り上げて纏い、一瞬にして敵を切り裂く。かろうじてケンシロウはかわすことができた。
- 万手魔音拳(まんじゅまおんけん)
- ヒョウに伝授されていた北斗宗家の拳技。尋常でない拳速で、敵には、万の手が突き掛かるように見える恐るべき拳。
- 呼頸虚塞(こけいこそく)
- 北斗琉拳の無呼吸での闘法。酸欠状況の戦場でも戦える。
- 北斗逆死葬(ほくとぎゃくしそう)
- 北斗神拳伝承者は自分でも知らぬうちに北斗七星の動きをとる。その動きを妨げるため、戦場に北斗七星の形に石柱を立て動きを封じる。
- 凄妙弾烈(せいみょうだんれつ)
- 実体はカイオウに伝わっていた北斗宗家の技で、敵の破孔めがけて猛烈な速さで突きを入れる百烈拳のような技。ケンシロウに破られる前までカイオウの不敗の拳だった。
- 拳盗捨断(けんとうしゃだん)
- 北斗宗家の技で、敵の拳そのものを破壊する手刀の一撃。ケンシロウがカイオウの拳を封じ、勝負の決め手となった。
- 煩苦覇棍(はんくはこん)
- コウケツのマイペットが使用。2本のトンファーで襲い掛かる。
- 双同異太刀(そうどういだち)
- サトラの大乗南拳の武技。双身刀で襲い掛かる。
- 銀流陣(ぎんりゅうじん)
- 大乗南拳の秘拳らしい。鎖のついた鉄球を相手に発射し動けなくする。ブコウが使った。
- 包破鎖万獄(ほうはさまんごく)
- ブコウの大乗南拳の武技。銀流陣で相手の動きを封じ、さらに無数の鎖を放って巻き縛る。
- 拷熊甲捨拳(ごうゆうこうしゃけん)
- 大乗南拳の技。ブコウが見せた力まかせの一撃必砕の剛拳。
- 七点掌(しちてんしょう)
- 北斗神拳の構えのひとつ。光帝バランがラオウより盗み取った拳のひとつ。
- 残影蠍拳(ざんえいかつけん)
- 北斗神拳の技。最初に残像の突きを見せ、相手が対応した以外の無防備な部分に本当の突きを入れる。光帝バランがラオウより盗み取った拳のひとつ。
- 多頭凶蛇棍(たずきょうじゃこん)
- ボルゲが使用。無数の棘がついていて、蛇のようにあらゆる方向に曲がる長大な棍で、自在な攻撃を行なう。
[編集] 経絡秘孔・経絡破孔
人体に経絡秘孔は708、経絡破孔は1109ある。経絡とは血や神経の流れであり秘孔とはその要髄。秘孔封じとはその名の通り秘孔の効果を防ぐこと。元斗皇拳の秘孔封じは細胞ごと死滅させる。
詳細は、Category:架空の能力・格闘技・武術に出典されている「経絡秘孔」も参照。
- (注: ここでは、漫画原作に登場した秘孔・破孔名に限り、その登場順に説明する)。
- 頭維(四合)(とうい)
- 指を抜くと3秒後に死亡する。両耳の少し上。ケンシロウがスペードに使用。
- 頭顳(ずせつ)
- 今の一瞬の記憶を消す。両頬の少し上。ケンシロウがクラブの部下に使用。
- 命門(めいもん)
- 一分の命。背骨が筋肉の張力に負けて折れる。ケンシロウがクラブに使用。
- 明見(めいけん)
- 両腕が自分の意志に関係なく左右に拡がる。ケンシロウがGORAN部隊長に使用。
- 定神(ていしん)
- 正気を失った人を落ち着かせ眠りにつかせる。鼻の下。ケンシロウがリマに使用。
- 瞳明(どうめい)
- 眼球を回転させて視力を失わせる。ケンシロウがGORANの大佐(カーネル)に使用。
- 新一(しんいち)
- 体とは無関係に口を割る。ケンシロウがフォックスに使用。
- 新伏免(しんふくめん)
- その場から一歩でも動くと死ぬ。ケンシロウがマミヤの村を監視していた牙一族に使用。
- 頬内(きょうない)
- 顎の動きを封じ、相手を噛み殺すことが出来ない。ケンシロウがマダラに使用。
- 大胸筋(だいきょうきん)
- 筋肉が脂肪のように軟弱になる。ケンシロウが牙大王に使用。
- 建明(けんめい)
- 失明した目が見えるようになる。ケンシロウがアイリに使用。
- 龍頷(りゅうがん)
- 体がむき出しの痛感神経に包まれる。ケンシロウがジャギに使用。
- 激振孔(げきしんこう)
- アミバが発見した秘孔。血管を破るほどに心臓の運動を急激に増加させる。両肩。アミバがユウの父に使用。
- 戦癰(せんよう)
- 体が動かなくなる。両腰。アミバがケンシロウに使用。
- 膝限(しつげん)
- 足が自分の意志に関係なく後ろに歩を進める。ケンシロウがアミバに使用。
- 頭顳(ずしょう)
- 体が意志とは無関係に動く。ケンシロウが拳王親衛隊の一人に使用。
- 牽正(けんせい)
- 手足が勝手に曲がっていき死ぬ。有情拳で突くと死に際に天国を感じる。トキが自分を殺そうとした拳王親衛隊の二人に使用。
- 新血愁(しんけっしゅう)
- 3日間の命。その間、徐々に体が破壊されていき、最期は全身の血を吹出して崩壊する。ラオウがレイに使用。
- 新膻中(しんたんちゅう)
- 秘孔を突いた者の声が掛からないと体が動かない。トキがケンシロウに使用。
- 頸中から下扶突(けいちゅう、かふとつ)
- 新血愁を受けた者と同じ苦しみを与える。ケンシロウがダガールに使用。
- 心霊台(しんれいだい)
- 新血愁と対応する秘孔。激痛と引き換えに命を少し延ばす。トキがレイに使用。
- 児鳩胸(じきゅうきょう)
- 目の遠近感を失わせる。ケンシロウがベジとギジに使用。
- 人中極(じんちゅうきょく)
- 最も破壊力のある秘孔。3秒の命。ケンシロウがサウザーに使用。
- 刹活孔(せつかっこう)
- 一瞬のみ剛力を与える。トキが自分に、ケンシロウがファルコに使用。
- 鏡明(きょうめい)
- 手が崩れ、使えなくなる。ラオウがジュウザに使用。
- 解亜門天聴(かいあもんてんちょう)
- 意志と関係なく口を割る。抵抗すると激痛の上、血を噴出す。ラオウがジュウザに使用。
- 喘波(ぜんは)
- 息を吐けるが吸えない。ケンシロウがゲイラに使用。
- 上血海(じょうけっかい)
- 片足が自由に動かなくなる。ケンシロウが自分に使用。
- 戈穴(かけつ)
- 必殺の秘孔。胸の中央。ケンシロウがファルコに使用。
- 門堪孔(もんかつこう)
- 経絡破孔。子供の力でも突けば死に至る。両首。少年時代のヒョウが自分に使用。
- 経星(けいせい)
- 経絡破孔。記憶を取り戻す。ジュウケイがヒョウに使用。
- 詩宝林(しほうりん)
- 北斗泰聖殿にある石碑の文字を解読する。ケンシロウが使用。
- 死環白(しかんはく)
- 経絡破孔。一時的に視力を失くし、情愛を失わせる。視力回復、後最初に見た者にすべての愛を捧げる。カイオウがリンに使用。
- (その所作を解くには、秘孔を突いて記憶を奪う。バットが自分を愛してしまったリンに。)
- 【 死環白のパロディー 】 - 「ケロロ軍曹」第3巻のおまけで、すももがケロロの死環白をついた話がある。
カテゴリ: 北斗の拳 | 架空の能力・格闘技・武術