千里丘駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千里丘駅(せんりおかえき)は、大阪府摂津市千里丘1丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR京都線)の駅。
目次 |
[編集] 駅構造
島式ホーム2面4線を持つ橋上駅。ただし、1番線と4番線はフェンスが設置されており、利用できなくなっている。
- のりば
- (上り通過線のため閉鎖)
- ■ 高槻・京都・草津方面
- ■ 新大阪・大阪・三ノ宮・宝塚方面
- (下り通過線のため閉鎖)
[編集] 駅周辺
周囲は摂津市北端部に当たり、東海道本線の北側を並行する府道14号(産業道路)を越えた辺りから吹田市域に入る。また、当駅から茨木駅方面に向かって400mほど先からは茨木市域に入る。しばしば誤解されるが、千里丘駅の一帯は千里丘陵ではなく、そこから南東に外れたふもとに当たる。駅名は開業当時すでに郊外の住宅地・別荘地として開発が進んでいた千里丘陵にあやかって名付けられたと言われる。
駅東口には駅前再開発によりフォルテ摂津が建設され、バスターミナルも整備された。引き続き、西口も開発中。駅から南へ歩くと摂津市立総合福祉会館(現在は建物の老朽化により閉鎖。市の財政難で建て替えられなかったとの説も)があり、プラネタリウムが楽しめた。
千里丘駅の東と西を結ぶ道路は片道1車線の狭路で、交互信号が設置されている。再開発とともに、この道路トンネルの拡幅工事も進められている。
- 摂津千里丘郵便局
- 吹田市立山田第二小学校
- 阪急ニッショーストア
- 毎日放送千里丘放送センター
[編集] 歴史
- 1938年(昭和13年)12月1日 - 国鉄の駅として開業。旅客取扱のみ。
- 1983年(昭和58年)3月 - 現在の駅舎に改築(2代目)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
元々地上駅であったが、大阪万博で最寄り駅へ想定され、橋上駅舎化などの再開発をそれにあわせて行なう予定であった。しかし、最寄り駅競争は隣の茨木駅に敗れ、その後10年は再開発されずままであった。
[編集] バスターミナル
- 2番のりば
- 32番系統 摂津市役所前、一津屋上、上鳥飼経由柱本団地(もしくは柱本営業所)行き
- 33番系統 摂津市役所前、一津屋上、上鳥飼経由摂津ふれあいの里行き
- 3番のりば
- 58番系統 メゾン千里丘循環(宇野辺廻り、三保が池廻りの2パターン有り)
近鉄バスについては、2006年11月より摂津市役所玄関前廻りの循環バス運行開始により、以前あった南摂津行きの平日本数は半減となった。これ以外に以前は、京阪バスの京阪守口市駅や京阪門真市駅、近鉄バスのJR八尾駅に向かう路線もあったが、1997年の大阪モノレール線南茨木~門真市間開通を前後に、運行中止された。
さらに、2006年12月31日を最後に近鉄バスの以下の路線がそれぞれ乗客減少・コスト高を理由に運行休止となった。
- 31番系統 島経由野々宮行き
- 50番系統 正雀・別府経由江口橋行き(平日朝1本のみ運行)
- 53番系統 正雀経由別府行き(鳥飼営業所車庫入りを兼ねて、夜のみ運行)
- 55番系統 正雀・別府経由南摂津駅行き
代替路線は、JR茨木駅・阪急茨木市駅から水尾3丁目行きと南摂津行きである。これにより、千里丘駅発着の近鉄バスは摂津市内循環系統しか走らなくなる。ただし、運用の都合なのか、土曜日朝の阪急茨木市駅行きがなぜか残っている。
西口側からは、吹田市の千里丘陵にある毎日放送の千里丘放送センターやそれに付属する千里の湯へ向かう無料バスが乗り入れているが、2006年度中に千里の湯が閉鎖され、さらに千里丘放送センターも再開発予定の為、いつまで運行されるかは微妙な所である。また、千里丘駅から遠いマンション住民用に千里丘駅~各マンション間のハイヤーも乗り入れている。
[編集] 利用状況
2004年の1日平均の乗車人員は約20,768人(大阪府統計年鑑より)