向洋駅
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向洋駅(むかいなだえき)は、広島県安芸郡府中町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。 JRの旅客営業規則では、広島市内にある駅に含まれている。 駅の住所は安芸郡府中町青崎南であり、向洋ではない。駅名の「向洋」は広島市南区の向洋地区に由来し、当駅と向洋地区は南に1kmほど離れている。マツダ本社の最寄り駅であることから、平日の朝夕ラッシュ時はマツダ社員等の人々で大変混雑する駅でもある。 現在向洋は改札が南側しかなく、駅周辺の踏み切りは朝夕「開かずの踏み切り」の為、とても不便である。2006年11月6日、「向洋駅に北口を作る会」が約1700人の署名つきの要望書を提出した。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 西日本旅客鉄道
- 山陽本線
- 呉線 - 路線の始終点は隣の海田市駅であるが、運転系統上では広島駅を起点としている。
[編集] 駅構造
相対式2面4線でホームは外側2線のみにある。ホームのない内側2線(2・3番線)は貨物線であり上り貨物が3番線、下り貨物が2番線を通過する。
1 | ■山陽本線(下り) | 広島・宮島口・岩国方面 |
---|---|---|
4 | ■山陽本線(上り) | 西条・三原・福山方面 |
■呉線直通 | 呉・広・竹原方面 |
便所は、以前は駅舎岡山寄りにあり、改札内外から利用でき、改札外は男女別、改札内は男女共用であったが、広島駅から近いにも関わらず、どちらも最近まで汲み取り式であった。現在は、駅舎広島寄りの改札内に、水洗式便所が新設されている。
[編集] 駅周辺
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 10,121人(2004年度)
[編集] 歴史
- 1920年(大正9年)8月1日 - 国鉄の駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1962年(昭和37年)9月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。