国内留学
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国内留学(りゅうがく)とは、他の土地(国内)に在留して学術・技芸を学ぶこと。
日本では特に、中学・高校で、小学校、中学校の出身地を自主的に離れ、スポーツ強豪校や国私立の高進学実績校へ進学することや過疎地の小学校が都会の子供を生徒として受け入れる(山村留学等)に用いられることが多い。
スポーツの場合、目的の競技に応じて、「野球留学」、「相撲留学」等の言葉が用いられる。
[編集] 国内留学の多い中学校・高等学校
- スポーツ全般留学
- 野球留学
- 北照高等学校
- 光星学院高等学校
- 盛岡大学附属高等学校
- 東北高等学校
- 秋田経済法科大学附属高等学校
- 酒田南高等学校
- 鶴岡東高等学校
- 羽黒高等学校
- 東海大学山形高等学校
- 聖光学院高等学校
- 常総学院高等学校
- 文星芸術大学附属高等学校
- 花咲徳栄高等学校
- 横浜高等学校
- 東海大学甲府高等学校
- 日本航空高等学校
- 創造学園大学附属高等学校
- 静清工業高等学校
- 東海大学付属翔洋高等学校
- 中京高等学校
- 海星高等学校
- 遊学館高等学校
- 敦賀気比高等学校
- 福知山成美高等学校
- 大阪桐蔭高等学校
- 倉吉北高等学校
- 江の川高等学校
- 益田東高等学校
- 広陵高等学校
- 尽誠学園高等学校
- 香川西高等学校
- 藤井学園寒川高等学校
- 明豊高等学校
- 柳ヶ浦高等学校
- 日章学園高等学校
- 日南学園高等学校
- 神村学園高等部
- 相撲留学
- サッカー留学
- バスケット留学
- 難関大学進学のための留学
[編集] 備考
- いじめ対策についても、環境がかわるために国内留学が有効な解決方法になるケースがあるが、いじめについては、地域の子供の健全育成の一環で対策が立てられることが多く、いじめ対策の国内留学は皆無に等しい。
- 野球留学は、1982年広島県高等学校野球連盟がベンチ入りを5人以内に制限したことがある。しかし「指導者を頼ってくる県外の選手が技量が高くても試合に出られない」と1997年に撤廃された。これ以降規制がかかったことは無い。しかし、近年再び規制を求める声が上がっている。かつて全国高等学校野球選手権大会(夏)を優勝した九州のチームには、レギュラーに地元出身の選手が一人しかおらず、凱旋しても地元の商店街に横断幕さえ無いということがあった。また野球留学で有名な島根県の江の川高等学校には、レギュラーはおろかベンチ入りメンバーに地元出身選手が一人だけのこともあった。地元の人々から祝福されないチームが代表となっていいのか、地元の選手が皆無のチームをその県代表と言えるのか論議されるべき問題である。