奥能登
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能登半島は南側から口能登・中能登・奥能登に分けられている。奥能登(おくのと)は能登半島の最北部(最奥部)。行政区域は珠洲市・輪島市・鳳珠郡(能登町、穴水町)。
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[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
- 現在は和倉温泉駅(七尾市)~穴水駅(穴水町)までを走っている。2001年3月31日には七尾線の穴水駅~輪島駅(輪島市)が廃線に、2005年3月31日には能登線の穴水駅~蛸島駅(珠洲市)が廃線となっている。
[編集] バス
- 特急バス
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- 金沢駅から奥能登各地へ直行する特急バスが運行されている。
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- のと鉄道の廃止された区間は代替バスが運行されている。
[編集] 道路
- 金沢市近郊の内灘町~奥能登の玄関口である穴水町を結ぶ有料道路。北陸道の森本IC~津幡バイパス~能登有料道路の白尾IC~能登有料道路の終点・穴水を走行することで北陸道から奥能登へのアクセスが向上した。2006年6月には下記穴水道路が開通して能登空港のすぐ近くまで直結された。
- 能登有料道路の終点(穴水IC)から珠洲市までを結ぶ優良道路。廃止されたのと鉄道能登線に代わる交通の動脈として重要さが増している。正式には複数の県道の一部や市町村道・農道などで構成されているが、実態は高速道路かと見紛うほどの走りやすさである。珠洲市・能登町方面から七尾市・金沢市方面に行く場合は、能登空港ICから上記穴水道路に入ると良い。
- 能登半島の外周を一周する国道で、上記の珠洲道路と共に能登半島の重要な交通路である。藤波から鵜飼に至る区間などは直線が多く走りやすいが、鵜川-藤波間や大谷町付近など、カーブが多く運転に注意が必要な区間もある。
[編集] 観光
- 輪島市 - 朝市、千枚田、上時国家、下時国家、窓岩、垂水滝、キリコ会館、總持寺祖院
- 珠洲市 - 見付島、狼煙灯台
- 能登町 - 真脇遺跡、恋路海岸、九十九湾遊覧船、能登町植物公園(旧柳田植物公園)
- 穴水町 - ボラ待ちやぐら
[編集] 伝統工芸
- 珠洲市には大量の珪藻土が埋蔵されており、それを原料とした切り出し七輪の生産が盛んである。
- 碁笥(ごけ)
- 碁石を入れる器。製造元の谷口(穴水町)は全国シェアの半分以上を占めている。
[編集] 祭事
- キリコ
- 奥能登の各地ではキリコ祭りと呼ばれる夏祭りが行われており、輪島市のキリコ会館で各種のキリコを見ることができる。一説によると神輿を照らす行灯が巨大化したものとも言われている。能登町宇出津のあばれ祭りが有名。
[編集] 食材等
- 天然塩
- 珠洲市の外浦の一部地域では、揚浜式と呼ばれる製法で現在も塩田で天然塩を精製している。
- いしる(いしり)
- イカの内臓を発酵させて製造した魚醤の一種で、秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油とともに日本三大魚醤と呼ばれている。用途は鍋の味付け(いしる鍋)や、漬物(べん漬け)など。刺身に直接かけることもある。いしるにも材料によって数種類あるのだが、奥能登ではイカを原料にしたものとイワシを原料にしたものを見ることができる。
- すいぜん
- 柚餅子(ゆべし)
- 中身をくり抜いた柚子の中に餅米、果汁、砂糖などを入れて何度か蒸して作る、輪島に古くから伝わる高級和菓子。
- 口子
- ナマコの卵巣を天日で乾燥させた高級珍味。石川県では穴水町や七尾市などで生産されている。
[編集] 出身有名人
- 阿武松緑之助(能登町) - 第6代横綱
- 津雲むつみ(能登町) - 漫画家
- 永井豪(輪島市) - 漫画家
- 西谷啓治(能登町) - 宗教哲学研究者
- 益谷秀次(能登町) - 政治家
- 山中毅(輪島市) - 競泳選手
- 坂本三十次(穴水町) - 政治家