安堂駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安堂駅(あんどうえき)は、大阪府柏原市安堂にある近畿日本鉄道大阪線の駅。
目次 |
[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ。かつては地平駅で、駅舎(改札)は上り線ホームの大和八木寄りにあり、反対側の下り線ホームへは構内踏切を渡る必要があった。しかし列車の本数が増えて踏切が閉まる時間が長くなった事や、踏切内で死亡事故が発生した事もあって、2000年に出入口を南西、南東、北西の3ヶ所にもつ、立派な橋上駅舎に生まれ変わった。なお、ホーム有効長は6両。改札口は1ヶ所のみとなっている。
- のりば
- 河内国分・大和高田・大和八木・名張方面
- 八尾・布施・上本町・難波方面
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果では、1日の利用客は2279人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、183位。
- 大阪線の駅(48駅、他線接続駅含む)の中では、35位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、58位。
普段はラッシュ時を除けば乗客はまばらだが、毎年8月に大和川河川敷で開かれる「柏原市民郷土まつり/河内音頭おどり全国大会」開催時には、最寄りの安堂駅及び柏原南口駅周辺が、祭りの観光客でごったがえしている。しかし長年続いていた大和川納涼花火大会は2005年限りで最後となり、翌2006年から開催されなくなったため、祭り客は若干減っている。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)7月1日 大阪電気軌道八木線の恩智~高田間開通と同時に開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
なお、1932年(昭和7年)1月に亀ノ瀬トンネルの崩壊で関西本線柏原~王寺間が運休となったが、その年6月から12月までの間、柏原駅より南方900mの地点、大軌安堂駅に隣接する形で関西本線に柏原仮乗降場が設置され、下田駅で和歌山線と接続する形にして、大軌線を用いて関西本線の代替輸送が行われたことがある。