嵯峨嵐山駅
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嵯峨嵐山駅(さがあらしやまえき)は、京都府京都市右京区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線(嵯峨野線)の駅。
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[編集] 概要
関西有数の観光名所、嵐山・嵯峨野へのJRに於ける玄関口である。駅名はもともと"嵯峨"であり、JRに移行後も暫くはこの駅名のままであったが、後に阪急電鉄への対抗意識からか、"嵐山"を加えた"嵯峨嵐山"の駅名を名乗るようになった。
現在でも、単に「嵯峨駅」と呼称する人は多い。
[編集] 乗換可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅である。京都側単線、亀岡側複線の行違い駅でもある。ホームの有効長がやや長い。後述するが、駅本屋側が3番線になっている。
- のりば
- ■ 二条・京都方面(本線)
- ■ 二条・京都方面/亀岡・園部・福知山方面(共に待避列車)
- ■ 亀岡・園部・福知山方面(本線)
基本的には、駅本屋側単式ホーム(3番のりば)が、亀岡・園部・福知山方面、跨線橋を渡って反対側の島式ホーム(1番・2番のりば)が、二条・京都方面行きの列車が使用するホームになっているが、特急列車の待避などの場合に、園部方面行きの列車が島式ホームに停車することもある。いわゆる、中線待避形式となっている。将来、2面4線化される予定。
- 駅舎
駅舎は、1897年に京都鉄道の駅として開業した当時の駅舎(2006年現在、JR西日本管内で最古の現役駅舎)を、リニューアルして使用している。モダンな感じの駅舎が周囲の風景にマッチしているが、京都~園部間完全複線化の暁には、両方向で優等列車の退避が可能な2面4線の島式ホームを持つ、2008年度中に橋上駅舎へ改築される見込みであり、2007年2月現在は仮駅舎建設中。現在の駅舎は仮駅舎の陰に隠れてしまった。
[編集] 利用状況
国鉄時代は、山陰本線の本数が大変少なかったために、近距離の観光・通勤利用が少なかったが、JRになって本数が増えて以降は変わってきている。周辺が古くからの住宅密集地ということもあって、普段からの利用の多さもさることながら、嵐山への観光拠点駅ということもあり、休日は、国内外の大勢の観光客でごった返す。にも関わらず、車輛編成が短編成であることが多いため、すし詰めになりがちである。
平成15年度の1日あたりの乗車人員は約4,912人(京都府統計書より)。
[編集] 駅周辺
駅北側が嵯峨野、南西方向が嵐山である。詳細は両記事参照。主な観光地はいずれも駅からやや離れている。
嵐電嵯峨駅(京福電気鉄道嵐山本線)は南へ約300m、阪急嵐山駅は渡月橋を渡って南東方向へ徒歩20分ほど。
駅前から京都府道135号嵯峨嵐山停車場線が発し、天龍寺方面へ通じる。
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)2月15日 - 京都鉄道の嵯峨駅として開業。客貨取扱を開始。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 国有化により国鉄の駅となる。
- 1961年(昭和36年)3月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1994年(平成6年)9月4日 - 嵯峨嵐山駅に改称。