常陸岡田駅
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常陸岡田駅(ひたちおかだえき)は、茨城県常陸太田市岡田町樋口1254番地にあった日立電鉄日立電鉄線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅であった。廃止時には旅客のみを扱ったがそれ以前は貨物の取り扱いもあり、貨物設備の跡が駅の近くの線路際に残っていた。木造の駅舎は1969年(昭和44年)に撤去され、ホームと上屋のみが駅の施設となっていた。駅舎の跡地は駅前に残っていた。
開設当初は直営駅であったが、1967年(昭和42年)に無人化され、以後廃止まで無人駅であった。廃止まで自動券売機は設置されなかったが、乗車駅証明書発行機は設置され、白地に紫二条(淵まで塗っていない)の証明書が発行された。
なお、当駅の駅名標では名所の紹介がされず、バッタの絵が描かれていた。当駅の常北太田寄りに変電所が置かれていた。
[編集] 駅周辺
田園地帯の中にあるまとまった小集落に位置した。
- 常陸太田工業団地
- 国道293号
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)7月3日 - 久慈・常北太田間の開業に伴い開設。
- 1956年(昭和31年) - 併合閉塞化に伴い早朝深夜帯に限り駅員無配置とする。
- 1957年(昭和32年)4月18日 - 当駅常北太田寄に変電所を設置。
- 1967年(昭和42年)4月 - 無人化。
- 1969年(昭和44年)4月16日 - 駅舎を撤去。
- 1981年(昭和56年)3月28日 - 駐輪場を設置。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 日立電鉄線廃線にともない廃止
[編集] 隣の駅
廃止当時の隣の駅は上記の通りであるが、一時期は川中子駅との間に小目駅が置かれた。1929年7月3日設置、1944年9月26日営業休止、1947年11月18日廃止である。