恵須取町
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恵須取町のデータ | |
総人口 | 31,959人 (1937年) |
[編集] 概要
間宮海峡に面する恵須取川河口に位置する。恵須取支庁が設置され、真岡町と並ぶ樺太西海岸の中心的都市であった。製紙工場と炭鉱の町として急速に発展し、1945年(昭和20年)10月1日には市制が施行される予定であったが、ソ連による占領のため実現しなかった。1937年(昭和12年)末の人口は31959人である。市街地は港湾を中心とする浜市街と鉱山を中心とする山市街に分かれていた。
法的には 1949年6月1日、国家行政組織法の施行をもって消滅した。
[編集] 交通
軽便鉄道以外、鉄道は敷かれておらず、省線樺太東線内路駅より省線省営自動車内恵線(107.3km)のバスで結ばれていた。なお、樺太西線を久春内村から珍内町を経て恵須取まで延伸する計画が存在しており、実際に建設中であったが、ソ連による占領のため、完成に至らなかった。
当該地域の領有権に関する詳細は樺太の項目を、現状に関してはサハリン州の項目を見よ。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 樺太の市町村 (廃止) | 恵須取支庁