抜海駅
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抜海駅(ばっかいえき)は、北海道稚内市抜海村字クトネベツにある、北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅。
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[編集] 駅名の由来
アイヌ語の「パッカイ・ペ(子を背負うもの)」によるという。抜海市街はずれにある岩の形からきたようである。
[編集] 駅構造
- 相対式2面2線のホームを持つ、列車交換対応駅。
- 木造駅舎で無人駅。稚内駅管理。ちなみに抜海駅は、無人駅としては日本最北端に位置する。
- 冬季間の地吹雪が激しいため、駅舎のホーム側などが厳重な覆いで囲まれている。
- 映画「南極物語」の撮影に使われたことがある。
[編集] 駅周辺
駅前には1~2軒の民家があるほかは牧草地が広がっていて、店舗等はない。道道106号までは一直線の道路が伸びており、抜海原生花園を挟んでオホーツク海を望むことができる。抜海の市街地は道道106号を羽幌方面に1.5kmほど下った抜海漁港付近にある。なお、同港付近では冬季にゴマフアザラシの群れが見られることがある。
- 道道106号(約700m)
- 抜海原生花園(約1km)
- 稚内市立抜海小中学校{2007年3月廃校}(約1.7km)※なお、本校は大映テレビドラマシリーズ「少女に何が起ったか」(1985年,小泉今日子主演)の撮影で使用されたことがある。
- 抜海郵便局(約1.8km)
- 抜海市街地(約2km)
- 抜海魚港(約2km)
- 抜海岬(約2km超)
当駅を過ぎ、なおも稚内駅へ向け北上すると、車窓左手の日本海をはさんで、一瞬利尻島が望まれる。