横芝駅
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横芝駅(よこしばえき)は、千葉県山武郡横芝光町横芝にある東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線の駅である。
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[編集] 駅構造
線路はほぼ南西から北東に走り、駅舎は線路の南東側に設けられている。駅舎に接して単式ホーム1面1線、さらに北側に島式ホーム1面2線と、あわせて2面3線をもつ地上駅である。2つのホームは駅舎の飯倉方にある屋根なしの跨線橋で結ばれており、その他島式ホームの中ほどに待合所が一棟設けられている。当駅は側線を1本持っており、これはホームの松尾方で1番線の線路から分岐している。単式ホームは駅舎の松尾方で切り欠かれており、ここにこの側線が入っている。
- のりば
駅舎(南東に位置する)側から、
1 | ■総武本線 | 成東・佐倉・千葉 ■総武線直通錦糸町・新宿・東京方面 |
2 | ■総武本線 | 八日市場・銚子方面 |
3 | ■総武本線 | 成東・佐倉・千葉方面(06:58発始発普通千葉行のみ) |
八日市場・銚子方面(1本のみ) |
駅舎は1998年(平成10年)に屋根の葺き替えや壁面の塗装等が行われ改装されてはいるが、1897年(明治30年)6月1日の総武鉄道本所(現在の錦糸町)-銚子間全通時の建物が今も使われている。木造平屋建で入母屋造の屋根が特徴で、内部には待合所や自動券売機などがあるが、自動改札機はない。有人の出札窓口(みどりの窓口)は2006年(平成18年)に閉鎖され、券売機「Kaeruくん」が設置された。
京葉企画開発による業務委託駅である。委託化は2005年(平成17年)のことで、それまでは直営駅となっていた。
[編集] 駅周辺
旧横芝町の中心、2006年(平成18年)の合併までは横芝町の中心駅であったが、栗山川の対岸の光町には駅がなく、横芝町との合併前からこの駅を玄関口としていた。横芝光町役場(旧光町役場)は駅の北東約1.5kmの場所に、また横芝光町横芝行政センター(旧横芝町役場)は駅の南西約1.2kmの線路沿いにある。
駅前にはタクシーの待ち合いがある。駅から少し離れた道路沿い(線路脇)には大型のショッピングセンターがいくつかある。
- 横芝郵便局
- 国道126号
[編集] 利用状況
- 2005年度の乗車人員は1日平均1,601人である。
[編集] 歴史
このあたりの線路が開通した当初からの駅である。当初は松尾駅は設置されておらず、成東駅を出てから最初の駅がこの横芝駅であった。
- 1897年(明治30年)6月1日 - 総武鉄道の成東駅から銚子駅までの開通とともに開業。
- 1907年(明治40年)9月1日 - 総武鉄道が国有化される。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称の設定により総武本線の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月26日 - 佐倉駅から銚子駅までが電化される。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年) - 委託化。
[編集] その他
- 当駅を終着とする列車は無いが、始発 06:58(1328M)とする列車が一本のみある。使用車輌は、前日の成東着 00:33 の 1397M が到着後当駅まで回送されたものであるが、その際客扱いは行われない。