沖縄工業高等専門学校
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沖縄工業高等専門学校のデータ | |
学校種別 | 国立高等専門学校 男女共学 |
設立年月日 | 2004年4月10日 |
募集定員 | 機械システム工学科 40人 情報通信システム工学科 40人 メディア情報工学科 40人 生物資源工学科 40人 合計 160人 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒905-2192 |
沖縄県名護市字辺野古905番地 | |
電話番号 | 0980-55-4003 |
外部リンク | 沖縄工業高等専門学校 |
沖縄工業高等専門学校 (おきなわこうぎょうこうとうせんもんがっこう)は、沖縄県名護市字辺野古にある高等専門学校である。2004年に設立された沖縄初の高専である。専攻科はまだない。 「沖縄工専」「沖縄工業高専」と略される場合があるが、正式略称は「沖縄高専」である。沖縄県内では単に「高専」と略す場合が多い。
目次 |
[編集] 沿革
- 2004年4月10日 開校式。
[編集] 立地
沖縄高専がある名護市辺野古はお世辞にも都会とは言えない場所にある。周囲は山。2~3分ほど歩くと集落がある。また、15分ほど歩くとファミリーマートがあり、売店が平日にしか開かない沖縄高専の学生にとっては貴重な食料調達の場になっている。最近は高専生向けの開発が進んでおり、アパートが連立してきた。近くには郵便局もある。機械システム工学科の工場のすぐ後ろに米軍の演習場があり、夜・朝早く・授業中などにも小銃の音や大砲の音が聞こえる時もある。(授業の邪魔になるほどではない)また、歩いて5分ほどの位置にキャンプ・シュワブと呼ばれる米軍基地がある。そこは、今普天間基地移設問題にゆれているが、高専生は何処吹く風。嘉手納米軍飛行場とキャンプ・シュワブの間にあるためか、双発のヘリコプターがよく上空を通過する。書店・洋服屋・大型スーパーが立ち並ぶ名護市街地に行くにはバスで30分ほどかけていかなければならない。料金はバスなら片道370円。タクシーなら2000円程度。歩くと3~4時間かかる。歩いて20分ほど行ったところに海があるが、遊泳禁止。
[編集] 設置学科
- 機械システム工学科
- 情報通信システム工学科
- メディア情報工学科
- 生物資源工学科
[編集] 特徴
学問関係以外の沖縄高専の第一の特徴は、なんといっても階段が多いこと。学生寮の1階から教室のある創造実践棟に行くまでに130段以上。それから、1年は更に72段、2年は48段、3年は24段ずつ上ってやっと教室にたどり着く。第二の特徴は、動物・昆虫の多さ。敷地内であっても殆ど一年中生き物の姿を見ることができる。第三の特徴は、他高専に比べて女子が多いことだろう。これは、生物資源工学科という生物系の学科が設置されていることによると思われる。
[編集] 学生寮
沖縄高専の学生寮はA棟・B棟・C棟の3つの棟からなり、A棟は女子寮、B棟は男子寮、C棟は共用棟となっている。開校時に女子寮があるのは珍しい。1・2年は特別な理由がない限りは全寮制。寮の入り口は認証機が設置されており、学生証をかざすと内蔵されているチップを読み取り、ドアのロックが外れる仕組みになっている。また、赤外線センサー・監視カメラ・警備員などで寮の安全を守っている。各部屋クーラー完備。門限は20:10でそれ以降になると外部につながるドアは完全にロックされる。C棟とは行き来が可能。
1. A棟(女子寮)
- 8階建だが、地形の関係で居室があるのは3~8階のみ。
- 収容人数は140人と男子に比べて大幅に少なく、今は満員状態になっている。
- 洗濯室・補食室が1階ごとにしかない。
2. B棟(男子寮)
- 9階建て。
- 収容人数420人。
- 各階に洗濯室・補食室あり。
3. C棟(共用棟)
- 5階建で、1階に事務室とロビー・2~3階に男子浴室・4階に女子浴室・5階に多目的室と相談室がある。
- 1階と5階に男子寮・女子寮からの入り口があり、ここ以外からは1階の正面入り口からしか入れない。
[編集] 年間行事
- 4月:春休み(~04/05)入学式
- 5月:
- 6月:中間テスト
- 7月:寮祭
- 8月:期末テスト・夏休み(08/20~)
- 9月:夏休み(~09/30)
- 10月:高専祭(又は体育祭)
- 11月:
- 12月:中間テスト・寮祭・冬休み(12/20~)
- 1月:冬休み(~01/09)
- 2月:期末テスト
- 3月:春休み(03/02~)
[編集] アクセス
[編集] 路線バス
各路線の詳細は沖縄バスを参照。
- 第二辺野古バス停
- 77番 (名護東(辺野古)線) 沖縄バス
[編集] 出身著名者
沖縄高専は開校3年目のため、卒業生はまだ出ていない。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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