珠洲駅
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珠洲駅(すずえき)は、石川県珠洲市野々江町にあったのと鉄道能登線の駅である。2005年、能登線の廃止により廃駅となった。
珠洲市の中心へは飯田駅のほうが近かった。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅であった。側線や車庫も有しており、駅舎からホームへは構内踏切で数本の線路を渡った。
コンクリート平屋建ての駅舎をもち、廃止まで直営駅とされた。駅裏の総合病院へ行く客のため、ホームから直接駅裏に出ることのできる出入り口が設けられていた。
列車運行上の節目となる駅とされており、当駅発着の列車や当駅で長時間停車する列車が数多く設定されていた。
[編集] 駅周辺
- 珠洲総合病院
- 珠洲駅前郵便局
- 若山川
- 須々神社
- 木造男神像など重要文化財あり。
- 谷崎温泉
- 葭ヶ浦温泉
[編集] 歴史
- 1964年(昭和39年)9月21日 - 国鉄能登線の駅として開業する。
- 1981年(昭和56年)11月20日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月25日 - 能登線全線をのと鉄道に転換。それに伴いのと鉄道能登線の駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 能登線廃止に伴い廃止。
- 2005年3月31日の能登線最終列車は穴水駅発当駅止まりであった。この列車は4両編成で運転された。到着後、前1両は蛸島駅ゆき回送列車として発車、そのまま廃線後も蛸島駅に留置されることとなった。後ろ3両は穴水駅ゆき回送列車として当駅を後にし、これが能登線を走った最後の列車となった。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
のと鉄道能登線(廃線)