西村健太朗
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西村 健太朗(にしむら けんたろう, 1985年5月10日 - )は、プロ野球・セントラル・リーグ、読売ジャイアンツ所属のプロ野球選手。ポジションは投手で、背番号は30番。愛称はフランケン。
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[編集] 来歴・人物
- 広島中央リトルで投手に転向し、広陵高校で1年秋からエースとなり、伸びのあるストレートとスライダーを武器に白濱裕太(現広島)とのバッテリーで春夏合わせて4回連続出場。2年春は2回戦で報徳学園に、同年夏は準々決勝で明徳義塾とそれぞれ優勝チームに敗れたが、3年春は横浜高校を破り全国制覇した。同年夏は2回戦で岩国高校に敗れた。
- 将来の右の本格派エース候補として2003年ドラフト2巡目で巨人に入団。2004年7月1日の阪神戦(甲子園)にリリーフとして1軍初登板するも6失点でノックアウトされるほろ苦い1軍デビューになってしまった。2004年7月4日の広島戦では初先発も経験した。
- 2005年はチームの先発陣がコマ不足に陥ったこともあって先発での起用も多く、プロ初勝利を含む2勝を挙げた。まだ荒削りな部分も多いが、近年の巨人では珍しい高卒の若手右腕先発候補である。高校時代はコントロールが良いまとまった好投手といった評価だったが、トレーニングにより直球は150km/hを越えるようになった。
- 先発ではなかなか結果が出せていないが、先発投手がアクシデントやKOにより5回を待たず降板後に登板した際には好投することが多い。しかし、シーズン終盤は先発でも徐々に結果を出すようになり、成長の跡は伺えており、来期以降は先発ローテーション入りが期待される。
- 2007年の入場曲にはハレ晴レユカイ(涼宮ハルヒの憂鬱エンディングテーマ)を使用しているが、これはサブカルチャーに造詣がある妻が選んだもの。理由は「望んだことが全て思い通りになればいいな」と言うことから。(西村夫人のブログの3月31日の記事参照)
[編集] 略歴
[編集] 背番号
- 23(2004年~2006年)
- 来季より23は脇谷亮太が背負うこととなったため、背番号を変更した。
- 30(2007年~)
- 「かつて背番号30をつけた江川卓のようになってもらいたい」という思いを込めての変更。
[編集] 年度別投手成績
年度 | チーム | 背番号 | 登板 | 完投 | 完封 | 無四球 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 勝率 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 与死球 | 三振 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 | 巨人 | 23 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 3.2 | 13 | 2 | 5 | 0 | 3 | 1 | 0 | 9 | 9 | 22.09 |
2005年 | 12 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | .333 | 39.1 | 54 | 5 | 13 | 1 | 23 | 2 | 0 | 25 | 25 | 5.72 | ||
2006年 | 31 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | .417 | 117.1 | 113 | 14 | 40 | 6 | 83 | 2 | 0 | 49 | 46 | 3.53 | ||
2007年 | 30 | ||||||||||||||||||||
通算 | 46 | 0 | 0 | 0 | 7 | 11 | 0 | .389 | 160.1 | 180 | 21 | 58 | 7 | 109 | 5 | 0 | 83 | 80 | 4.49 |
-
- 2006年まで。
- 各年度の太字はリーグ最高。
- 試合数46 7勝11敗0S 防御率4.49 奪三振109
[編集] 関連項目
読売ジャイアンツ - 2007
00 川中基嗣 | 0 木村拓也 | 2 小笠原道大 | 5 ルイス・ゴンザレス | 6 小坂誠 | 7 二岡智宏 | 8 谷佳知 | 9 清水隆行 | 10 阿部慎之助 | 11 久保裕也 | 12 鈴木尚広 | 13 林昌範 | 15 辻内崇伸 | 17 姜建銘 | 19 上原浩治 | 20 豊田清 | 21 高橋尚成 | 22 福田聡志 | 23 脇谷亮太 | 24 高橋由伸 | 25 李承燁 | 26 内海哲也 | 27 門倉健 | 28 金刃憲人 | 29 前田幸長 | 30 西村健太朗 | 31 小関竜也 | 32 円谷英俊 | 33 野間口貴彦 | 35 亀井義行 | 36 岩舘学 | 37 斉藤宜之 | 38 上野貴久 | 39 吉武真太郎 | 40 村田善則 | 41 木佐貫洋 | 42 ジェレミー・パウエル | 43 真田裕貴 | 44 大道典嘉 | 45 小田嶋正邦 | 46 野口茂樹 | 47 松本哲也 | 48 矢野謙次 | 49 デーモン・ホリンズ | 50 吉川元浩 | 51 古城茂幸 | 52 十川孝富 | 53 實松一成 | 54 三浦貴 | 56 加藤健 | 57 三木均 | 58 星孝典 | 59 深沢和帆 | 60 深田拓也 | 61 坂本勇人 | 62 越智大祐 | 63 会田有志 | 64 酒井順也 | 65 梅田浩 | 66 田中大二郎 | 67 加登脇卓真 | 68 栂野雅史 | 69 寺内崇幸 | 90 深町亮介 | 92 木村正太 | 93 東野峻 | 96 伊集院峰弘 | 100(育成選手) 佐藤弘祐 | 101(育成選手) 山本光将 | 102(育成選手) 山口鉄也 | 103(育成選手) 芦沢明 | 104(育成選手) 下山学 | 106(育成選手) 林羿豪 | 107(育成選手) 隠善智也 | 108(育成選手) 作田啓一 | 109(育成選手) 鈴木誠 | 110(育成選手) 大抜亮祐 | 129(育成選手) ウィルフィン・オビスポ
88 監督 原辰徳 | 87 尾花高夫 | 78 伊原春樹 | 85 斎藤雅樹 | 81 篠塚和典 | 84 内田順三 | 71 伊勢孝夫 | 89 村田真一 | 83 西岡良洋 | 76 白坂契 | 82 木村龍治 | 77 二軍監督 吉村禎章 | 70 小谷正勝 | 72 香田勲男 | 98 玉木重雄 | 75 岡崎郁 | 86 岸川勝也 | 79 福王昭仁 | 73 緒方耕一 | 74 西山秀二 | 94 木樽正明 | 95 宮本英治 | 97 伊藤博 | 99 内藤重人 | 111 藤田浩雅 | 130 金杞泰 |
読売ジャイアンツ 2003年ドラフト指名選手 |
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自由獲得枠:内海哲也 / 2巡目:西村健太朗 / 4巡目:平岡政樹 / 5巡目:岩舘学 / 6巡目:山本賢寿 / 7巡目:佐藤弘祐 / 8巡目:南和彰 |
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