誰も寝てはならぬ (漫画)
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『誰も寝てはならぬ』(だれもねてはならぬ)は、サライネスの漫画作品である。
目次 |
[編集] 概要
講談社の漫画雑誌「週刊モーニング」に2003年から現在まで連載中で2006年11月で5巻まで単行本化されている。
物語の舞台は東京都港区赤坂のデザイン事務所「オフィス寺」とその周辺が主体。話の展開によっては主人公の春樹の実家や旅先も舞台となることがある。
物語は何気ない日常の風景と登場人物の過去に纏わる話を題材に、大阪弁の字幕でテンポ良く語られる。日常の何気無い話・変な話を取りとめも無く描いてゆくという点では著者の前作「大阪豆ゴハン」とほぼ同じノリだが、本作では前作に比べて登場人物たちの恋愛事情に大きく紙幅を割いているのも特徴。登場人物は20代前半にバブル絶頂期を過ごした人物が多いのが特徴だが、反面で現在20代前半の人物も登場する。また、絵はスクリーントーンを使用しない手法を取っている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
- 大路春樹(おおじはるき)
- 本作の主人公? 通称「ハルキちゃん」。デザイン事務所「寺」所属のイラストレーター。大阪市のキタ出身でゴロちゃんとは中学からの付き合い。バツイチで年上の女性にモテるが現在は愛猫の利休之助と二人(?)暮らし。稀に利休之助と一緒に出勤してくることがある。競艇好きでよく仕事を抜け出してはスッている。祖父は「霾風(ばいふう)」の号を持つ日本画家で、下の姉・絵里がマネージメントをしている。兄弟は他に上の姉・園子、兄・功樹がいる。
- 川村五郎
- 本作の主人公? 通称「ゴロちゃん」。「寺」の社長。春樹と同じく大阪市のキタ出身のバツサン。料理が上手いが3人の妻(特に2人目の妻)が料理下手だったので自然と上手になった。とにかく女性にもて、本人も女好きなので一ヶ月と経たずに相手を変える事も珍しくない。目から「光線」(別名「毒」)を発射し好みの女性を射止める得意技がある。第100話の時点で、作中で語られた交際女性遍歴の通算数が約30人という話がある。
- 山田
- 通称「ヤーマダ君」。長嶋茂雄の声色を持つ男。春樹・五郎と並ぶ本作の準主人公。「寺」に所属するデザイナーだが、単独で仕事も請け負っているためオフィスより自宅にいるほうが多い。バツイチで銀座出身、実家は銀座で山田九朗佐衛門商会を営んでいる。工事用の重機マニア。また野球好きで大学時代は野球見物同好会に所属していた。実家の屋上にニワトリ小屋があり、様々なニワトリが飼育されている。自動車のナンバープレート偽造で前科一犯である。
- 富井万起夫
- 通称「マキオちゃん」。春樹曰く狛犬に似ている。性格が少々暗いうえにバスマニアというオタク属性を持つため「寺」の皆からはぞんざいに扱われる事が多い。また、そのためか女性には縁が薄く、ねねとは特に相性が悪い。作風が暗いという理由で所属事務所を転々としていた。当初は単なる端役で見習い社員だったがいつの間にか出番が増加し、正社員に昇格した。
- ねねちゃん
- オフィス寺のアルバイトで巴の姉。表参道の路上で自作の詩集を巴と共に販売しているところを五郎にスカウトされた。シスアドの資格者でパソコン全般に詳しい。勘が鋭くジャンケンからギャンブルまで強さを発揮するが雨天では勘が鈍る。所謂ダメ男に惚れやすい。
- 巴ちゃん
- 姉のねねと同じくオフィス寺のアルバイトだが常勤ではない。20代前半で天然ボケだが、なぜか男を引き寄せるオーラを放っている。いつもニコニコして話を合わせ、無邪気にはしゃぐリアクションをとるので勘違いしてしまう男は後を絶たない。作中で高校生の彼氏がいた時もある。ちなみに五郎の「光線」は効果がなかった。
- 頼子
- 通称「ヨリちゃん」。春樹の遠縁の女性で音楽事務所経営者。一方でモグリの料理屋もやっている。ミュージシャンだった夫の洋司とは約20年前に死別している。職業柄、人脈が広く外国人F3000ドライバーや有名建築家等まで付き合いがある。
- 中村
- 通称「中村ハン」。オフィス寺に妙な仕事を持ち込むブローカーで五郎の元同僚。オフィス寺の設立時のメンバーだが、メンバーが謀反を起し独立する際に手掛けていた仕事を持っていかれそうになり仕方なく謀反に参加した。何故か何処でもよく遭うオッサンで茶道教室から果てはニューヨークの土産物店でも山田が遭遇している。木彫りのクマの収集家であり、ウマズイ連会員でもある。本作の登場人物の中では数少ない既婚者。
- 岡野
- 通称「岡ちゃん」。目黒出身の気象予報士で朝のニュース番組内で天気コーナーを担当しておりコメントが親切で年配者から人気がある。ストレス解消の一環で毎週末は大塩の畑で家庭菜園をやっている。酒に異常に強いが、味が好きではないので好んでは飲まない。
- 今井
- 岡野の学生時代の友人で同僚。ゴロちゃん好みのモデル張りの容姿だが、歯に衣着せぬ性格と度を越した大食らいなのが玉にキズ。
- 大塩恵
- 千葉在住の元オフィス寺アルバイト。超豪快な性格。38回も見合いし最初の見合い相手だった男性と結婚、夫は脱サラし農業従事、大塩は自家製自然酵母パンを売っている。今はオフィス寺の庭を勝手に畑に改造して管理しており、まめに世話するよう叱咤してくるため従業員一同は迷惑しているようだ。
- 平井りら
- 五郎の2番目の妻で元オフィス寺従業員。ベルギー人クオーターで現在はデザイナーとしてオフィス寺に出入りしている。五郎とやり直す気はさらさらないのだが、能力だけは買っているので現在も仕事上の付き合いがある。
- 佐伯亜美
- 春樹・五郎・山田と同じ大学の先輩で哲学科に所属していた。現在はイギリスの美術館学芸員。実家は銀座で佐伯画廊を経営している。春樹と五郎にとって憧れのマドンナ的存在。
- 柴垣
- 通称「シバガっちゃん」。オフィス寺の経理担当で月に一回訪れる。霊感が強くオフィス寺に出現する女優の霊も見たことがある。
- 下矢凪(シモヤナギ)さん
- 春樹と同じマンション内で会員制書店・邑書房を経営している。元有名左翼思想家で現在も公安警察にマークされている。一般的には不味い食品に慣れ美味く感じる者の同好会「ウマズイ連」の主宰者でもある。美人の姪(登場時は常に和装)がおり、彼女を目当てに書店に来る客も多い。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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