超昂天使エスカレイヤー
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超昂天使エスカレイヤー | |
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対応機種 | Windows 98/Me/2000/XP |
発売元 | アリスソフト |
発売日 | 2002年8月2日 2006年5月26日(廉価版) |
ジャンル | 育成・調教シミュレーションゲーム |
レイティング | 18禁(PC) |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 9 |
セーブファイル数 | 20 |
エンジン | System4 |
画面サイズ | 640×480 |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | 主人公以外 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 全文/既読(PC/PS2) |
オートモード | あり(PC/PS2) |
『超昂天使エスカレイヤー』(ちょうこうてんし -)は、アリスソフトが2002年8月2日(廉価版は2006年5月26日)に発売したアダルトゲーム(以後、『PCゲーム版』と表記)。及びそれを原作として制作され、2002年9月27日に発売されたアダルトアニメ(以後、『OVA版』と表記)である。
目次 |
[編集] 概要
ストーリーを初め、設定の骨子は『セーラームーン』シリーズや『プリキュア』シリーズや『東京ミュウミュウ』などのいわゆる変身ヒーローもののパロディで、正義のヒロインが世界征服を企む悪の組織と戦うという、定番中の定番である。
この手のアダルトゲームではお約束の、怪人に負けるとヒロインがHな目に遭うという点は満たしている。それに加えて、アリスソフトは「普通の女の子から正義のヒロインに変身する為には、昂奮(作中では“興奮”をこう表記する)してドキドキする必要がある」という設定を付け足すことで、非変身時のヒロインが主人公(普通の人間・男子)とラブラブな関係でセックスすることへの動機付けを行った。勝ってもセックス、負けてもセックスでどう転んでも簡単にHシーンを見ることが可能であり、抜きゲーとしての地位も得た(これは『魔界天使ジブリール』でも同様であるが)。なお、アリスソフト公式HPではこのゲームソフトについて、「エロ度」を全自社製作ソフト中1位と評価している[1]。
ファンの間では『ダークロウズ』の後継という位置付けをされることもある。メイン原画を同じおにぎりくんが担当していること、サイコロを振って運任せでゲームを進めるパートが存在すること、多種多様なシチュエーションでのHシーンを豊富に揃えていることが理由として挙げられるものの、先方と本作の間にシナリオ的な繋がりは一切無い。
当時、(アリスソフトに限らず)アダルトゲームは大容量化が進んでおり、CD2枚組や3枚組の作品はさして珍しいものでもなかった。CD-ROMからDVD-ROMへの過渡期であったが、DVDドライブを未所有のユーザーも少なくなかったことから、本作はCD版とDVD版の両方を発売するという形式が採られた。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
夏休みを目前に控えたある日、主人公・柳瀬恭平のクラスに幼い頃海外へ引っ越した幼馴染の少女・高円寺沙由香が転入してきた。恭平は沙由香に話しかけるが、沙由香は恭平の事を「知らない」と言い、素っ気ない態度を取る。その夜、沙由香の家に足を運んだ恭平の前には、彼女の妹と名乗る少女・高円寺マドカが現れる。しかし、彼女もやはり恭平の事を「知らない」と言い、追求する間も与えず彼を追い返す。
翌日の下校途中、再び沙由香に話しかけようとする恭平。そこに突如爆音が響き、爆風の中から「侵略軍団ダイラスト」を名乗る怪人の群れが現れる。一人路地裏に駆け出した沙由香の後を恭平は追うが、その先には何故かオナニーに耽る彼女の姿があった。その淫らな姿に動揺した恭平は物音を立て、沙由香に気付かれてしまう。その瞬間、沙由香は絶頂の嬌声と共に光に包まれ、煌びやかな戦士の姿へと変身する。
「エスカレイヤー」と名乗りを上げた沙由香の活躍によりダイラストは撃退されるが、あまりの出来事に訳の判らぬまま帰宅する恭平。と、そこに沙由香とマドカが現れた。マドカは自分がアンドロイドである事、沙由香がエスカレイヤーに変身してダイラストと戦っている事、エスカレイヤーのエネルギーは性的昂奮によってのみ得られる事、沙由香が恭平にオナニーを見られた際に大量のエネルギーが発生し、二人の性的相性が極めて良好である事を語る。
エスカレイヤーは昼間の戦闘でエネルギーを使い果たしており、マドカと沙由香はその補給のため、恭平に協力を求める。二人の訴えに返事を渋る恭平だったが、マドカがある物を示して脅迫してきたため、やむなく協力することに…。
かくして、恭平と沙由香のHと戦いの日々が始まるのであった。
[編集] 登場人物
声優はPCゲーム版・OVA版共に非公表。
[編集] 仲間
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- 柳瀬恭平(やなせ きょうへい)
- 主人公の男子学生で、ゲーム中ではプレイヤーの分身。元々女好きの優男であったが、マドカに弱みを握られたことから、地球を救う手伝いと称して幼馴染の沙由香とセックスを重ねることになる。
- 高円寺沙由香(こうえんじ さゆか)
- 父の源太郎が作ったドキドキダイナモ(以後、「DDD」と表記)で、エスカレイヤーに変身する正義のヒロイン。恭平とは幼馴染だが、バイオボディに記憶を転送した際にその記憶の一部は消失している。
- 性格はおっとりしており、押しに弱い。またかなりの天然で時々突拍子もない発言をすることもある。
- 男女交際の経験はなく、ゲーム開始時点でのセックス経験も、バイオボディになった後にマドカとのエネルギー充填で行ったものを除外すれば無し。その為、性に関しては最初の内は非常に初心で奥手。
- かなりの巨乳かつ巨尻。視力が弱い為、日常生活では常に眼鏡をかけている。
- 高円寺マドカ(こうえんじ まどか)
- エスカレイヤーをサポートするアンドロイドの少女。周囲には沙由香の妹と説明されている。メイド服を着用しており、頭部に砂時計か糸巻きのような形状の髪飾りをしている。何もない場所からガトリングガン等の兵器を出す(設定では空気中の元素を置換して武器を製造しているとのこと)ことができ、単体での戦闘能力も非常に高い。
- アンドロイドであるが、本人曰く「高性能」であるが故、食事など人間同様の行動を行える。その上、セックスが可能な女性器まで備え、行為の際には人間の少女と同様の反応を示す。なお、体格はいわゆる幼児体型であり、胸も貧乳。
- 性格は冷静で無機的であり、沙由香と地球平和以外に対しては全く興味を示さない。だがゲームの進め方によっては、恭平に対して恋愛感情のようなものを抱くように…。
- 高円寺源太郎(こうえんじ げんたろう)
- 沙由香の父。エスカレイヤーに変身する為のDDD、エスカレイヤーと沙由香の器となるバイオボディ、アンドロイドであるマドカを作り上げた。基本的に良い人として描かれている。なお、パワーの源をセックスに求めるシステムを自分の娘に施した点については、「いかなる精神の昂奮状態でもエネルギーに換えることが出来る予定だったが、技術が未完成であった為、性的昂奮のみでしかエネルギーに変換できなくなった」からと理由付けされている。
- 霧谷遼子(きりたに りょうこ)
- 隣家に住み、抜群の容姿と色気を持つ、若く美しい未亡人。亡夫と一緒に勤めていた職場では責任ある地位だったらしいが、現在は職場での人間関係や仕事が上手く行かず落ち込むことも。ルートによっては、落ち込んでいた自分を慰めてくれた恭平のことを気に入り、やがては肉体関係を持つまでの仲になる。しかし、その正体は…。
- ななか
- 特定のルートで仲間になる少女。沙由香を「お姉さま」と呼んで慕う。名前の由来は「沙由香」と77から。
[編集] ダイラスト
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- プレスバーン
- ダイラストの総帥。失敗続きの部下には容赦しないという、典型的な悪の首領。
- ミストレーヌ
- ダイラストの女幹部でストーリー開始時点での指揮官。正々堂々とした戦いを好む為部下からは慕われているが、ガレイズやDr.アルクとの仲はあまり良くない。
- Dr.アルク
- ダイラストの科学者。性格は性酷薄で地球征服より実験に血道を注ぐ典型的なマッドサイエンティスト。
- ゲッツェン
- ダイラストの幹部。エスカレイヤーに敗北した責で流罪になる。ゲームでは、特定の条件を満たすことでラスボスすら凌駕する戦闘能力を得た彼と戦う事もできる。
- ガレイズ
- ダイラストの幹部。征服が進まないため増援としてイガロと共に地球にやってきた。荒っぽい性格で、任務成功率は非常に高いが、征服先の住民を鏖殺するなど問題が多い。
- イガロ
- ガレイズと共に地球にやってきた戦士。獣のような外見をしており、左腕にも獰猛な顔をした頭部が付いている。力こそ全てという持論を持っており、強い相手を求めている。
- FM77
- 手強いエスカレイヤーを倒すべく、ダイラストで新たに作られた戦士。容姿はゴスロリ風の衣装に身を包んだ美少女そのものだが、戦闘能力は極めて高い。その上、股間には…。
- カルナ
- ダイラストに侵略された星の住人で、ミストレーヌの秘書をしている眼鏡の少女。ミストレーヌに忠誠心以上の特別な感情を抱いており、彼女のためならその身を捧げる事も厭わない。
- ルーイ
- ダイラストに侵略された星の住人で、ダイラストの食事係。犬のような耳と尻尾を持つ、純粋無垢な少年。エスカレイヤーに一目惚れし、彼女に出逢うべく街に現れる。フラストモンスターと異なり、彼の場合はエスカレイヤーが勝利した時にHイベントを発生させることができる。
- フラストモンスター
- ダイラストが蒔いた「イデアの種」が人間の欲望を吸収して発生する、特撮ヒーロー物で言う「怪人」に当る存在。作中でも「怪人」と呼称される事もある。名前の由来は「フラストレーション」から。個体によってドリンクフラスト、ドクターフラスト等と区別されて呼ばれる。「イデアの壁」なる異空間を発生させることが可能であり、その中に敗北したエスカレイヤーを閉じ込め、それぞれの個体の特性を生かした方法で彼女を凌辱する。
- フーマン
- ダイラストの下級戦闘員。「ブー」としか喋らない。命名の由来は「不満」から。亜種として、赤のカラーリングで多少強い「レッドフーマン」と、特定の条件を満たすと出現する、フラストモンスターと同様に敗北したエスカレイヤーを凌辱することができる「フーナイト」が存在する。
[編集] 用語
- エスカレイヤー
- 沙由香が変身した、正義のヒロイン。変身時の掛け声は「フラックスプロージョン・ビートチェンジ!」。掛け声と共に着衣が破れ、エスカレイヤーのコスチュームに変化する。コスチューム以外の外見上の相違点は、頭髪を初めとする体毛が赤い事。また身体能力上昇に伴い視力が高くなっているため眼鏡はかけていない。武器は新体操のリボン状のビーム剣「パルシオン」。必殺技はパルシオンを相手に絡めて放つ「サブリミット・エスカレーション」及び「ビートエンド・エスカレーション」。決め台詞は「青い地球を守る為、胸の鼓動が天を衝(つ)く!エスカレイヤー、悪の現場に只今参上!」
- ドキドキダイナモ
- エスカレイヤーの中枢パーツ。バイオボディの心臓付近に装着されており、どきどきすることによってダイナモが回転、エスカレイヤーのエネルギー「D2エナジー」が発生する。エスカレイヤーへの変身エネルギーは性的昂奮によってのみ得られるという設定の為、沙由香は平時から恭平とのセックスを重ねて、ドキドキを蓄積しておかなければならない。
- 惑星侵略軍ダイラスト(わくせいしんりゃくぐん -)
- 本作における悪の組織。地球を22番目の植民地にすべく、将軍を派遣してきた。
[編集] ゲームの流れ
セックスを行って溜めたD2エナジーを使って強化や戦闘を行い、ゲーム開始の7月29日からゲーム終了となる9月1日まで街の平和を守る事がゲームの目的となる。一日の流れは、午前中の行動→会話イベント(発生しない場合もあり)→出撃→午後の行動→1日の被害報告となる。
[編集] 一日の流れ
[編集] 午前・午後の行動
Hをしたりエスカレイヤーを強化したりできる。また、各種パラメータを確認できる。
[編集] 選択できる行動
- どきどきH
- 沙由香と性行為を行い、D2エナジーを溜める。沙由香と恋人同士のようなセックスを行う「純愛H」、恭平以外の男とセックスさせたり非情なプレイをしたりする「鬼畜H」、そのどちらとも言えない「通常H」の3種類に分けられており、それぞれに6~10種類のどきどきHが存在する。一つのどきどきHには行った回数によりレベル1~3まで存在(一部にレベル2までのものもある)し、それぞれD2エナジーを60、40、80得られる。
- リビドーを消費してダイスを1~3個振り、出た目の数が選択したHの難易度(純愛度、鬼畜度で修正される)より高くなれば成功、Hイベントに移行する。なお、それぞれのHごとのダイスの出目は1日の開始時点で決定されており、セーブデータをロードしてやり直しても無意味である。
- 強化
- D2エナジーを消費して、以下に示すエスカレイヤーの戦闘パラメータを上昇させる。また必殺技が未修得の状態に限り、必殺技を習得できる。
- シールド
- 戦闘におけるエスカレイヤーの体力の最大値。戦闘時にはD2エナジーがこの数値に充填され、0になると敗北になる。なお、戦闘終了後にはシールドの残りの半分しか還元されない(ゲームモードによっては全部還元される)為、あまり高くするとD2エナジーを浪費してしまう事になる(製作スタッフによれば31まで上げれば充分の模様)。
- 攻撃力
- エスカレイヤーの通常攻撃の威力。敵の防御力より高ければダメージが跳ね上がり、低ければ数ポイントしかダメージを与えられなくなる。
- 防御力
- エスカレイヤーの防御能力。敵の攻撃力より高ければ敵の通常攻撃のダメージが激減し、低ければ大ダメージを受ける。
- 反応力
- エスカレイヤーの敏捷性。この数値が敵の反応力に満たない場合、通常攻撃が命中しない。なお、この数値をいくら上げても逆にエスカレイヤーが敵の通常攻撃を回避するのは不可能である為、上げすぎはD2エナジーの無駄遣いになる。
- 必殺技
- 戦闘中「特殊攻撃」を選択した場合に使用する必殺技を習得できる。一度に習得、所持できる必殺技は1つのみで、一度使った必殺技はエスカレイヤーパンチを除き、二度と習得できない。必殺技の中には、効果が低い下位必殺技を使用しないと習得できない高い効果の上位必殺技も存在する。
- 情報
- 休憩
- 恭平が休憩し、リビドーを最大値まで上げる。
[編集] 各種パラメータ
- ピースポイント
- 街の平和さを示すパラメータ。ゼロになるとゲームオーバーになる。60を上回れば平和状態に、40を下回れば危険状態になる。
- D2エナジー
- エスカレイヤーのエネルギー「ドキドキエナジー」の残りを示すパラメータ。どきどきHを実行したり怪人と敗北Hをしたりする事により回復。
- リビドー
- 恭平の性的欲望を示すパラメータ。これを消費してどきどきHを行う。休憩を行うと回復。エロゲーを選択すると最大値が上昇する。
- 純愛度
- 恭平の沙由香に対する愛情の度合いを示すパラメータ。通常及び純愛Hの難易度が減少する。主に会話イベントでハートのアイコンが付いた選択肢を選ぶ、怪人との戦闘の初戦で勝利する(=その怪人との敗北Hイベントを発生させない)ことで上昇する。
- 鬼畜度
- 恭平の沙由香に対する非情さを示すパラメータ。通常及び鬼畜Hの難易度が減少する。主に会話イベントで波線のアイコンがついた選択肢を選ぶ、怪人との戦闘で敗北する(=怪人に犯される)ことで上昇する。
[編集] 会話イベント
恭平と沙由香が会話し、その選択肢によって純愛度や鬼畜度などが上昇する。特殊イベントがある時には発生しないこともある。なお、街が平和状態の時には必ず純愛度が2上昇する選択肢が存在する会話、危険状態の時には必ず鬼畜度が2上昇する選択肢が存在する会話になる。
[編集] 出撃
エスカレイヤーを出撃させ、戦闘を発生させる。必ず出撃しなければならないわけではなく、キャンセルする事も可。
戦闘開始前にD2エナジーがシールドに充填される。D2エナジーがシールドの最大値に満たない場合、D2エナジーの数値分までしか充填されない。なお、D2エナジーが0の時に出撃を選ぶとイベントが発生し、ごく微量のD2エナジーが充填される。
戦闘はオートで行われ、プレイヤーは必殺技習得済みの場合に通常攻撃か特殊攻撃かのどちらを行うかを選択するのみとなる。
敵のHPが0になると勝利になり、敵の種類に応じてピースポイントが回復。シールドの残量の半分(ゲームモードによっては全部)がD2エナジーに還元される。敵が怪人で、その怪人に犯されることなく勝利した場合は純愛度が1プラスされる。
エスカレイヤーのシールドが0になると敗北になる。敵が怪人であった場合は敗北Hイベントが発生、エスカレイヤーが怪人に犯され、鬼畜度が1上昇、D2エナジーを100得る事になる。なお、敗北Hはそれぞれの怪人につき2種類ずつ用意されている。
[編集] 一日の被害報告
街中で生存している敵の種類や数に応じてピースポイントが減少する。
[編集] ゲームオーバー
ゲーム終了となる9月1日までに以下の状況に陥ると、ゲームオーバーとなる。なお、ゲームオーバー後は難易度が低下している「イージーモード」、イージーモードでゲームオーバーになるとさらに難易度が低い「ベリーイージーモード」が起動メニューに追加される。
- 敗北Hイベントが規定回数以上発生した(バッドエンド)。
- ピースポイントがゼロになった(バッドエンド)。
- 2回目のイガロとの戦闘に敗北した(バッドエンド)。
- 特定のイベントバトルで敗北した。
[編集] エンディング
物語途中で発生する選択肢の選択次第で、ゲームは「純愛ルート」と「鬼畜ルート」の2つのルートに分岐する。そして、それぞれのルートで特定の条件を満たした後9月1日を終了すれば「純愛トゥルーエンド」、「鬼畜トゥルーエンド」に、満たさなかった場合は「純愛ノーマルエンド」、「鬼畜ノーマルエンド」になる。上記のエンディング4つの内どれか1つでも見た後は、難易度が高い「ハードモード」が起動メニューに追加され、ゲームの進め方次第でマドカや遼子をヒロインとする特殊ルートへの突入も可能になる。
[編集] OVA
[編集] 概要
ピンクパイナップルより発売。オープニングアニメーションはPCゲーム版と同様。1話当たり30分で全3巻。
ちなみに、#1の冒頭では同じピンクパイナップル作品の『Hi・Me・Go・To』に登場するヒロインの一人・ミサキに酷似した女性が恭平とのセックスに耽っているが、同一人物か否かは不明。アニメーション制作を担当したカオスプロジェクトが本作の前に手掛けた作品でもある為、お遊びで登場させたという見方もある。
[編集] スタッフ
- 脚本:村松二郎
- キャラクターデザイン:林雷助
- 作画監督:林雷助(#1、#3)、桂枝毛(#2)
- オープニングアニメーション原画:林雷助、桂枝毛、柳沢まさひで、もりやまゆうじ
- アニメーション制作:カオスプロジェクト
[編集] 備考
- 本作にはディスクチェックプログラムが組み込まれているにも関わらず、CD版ではそれが正常に働かず、完全にディスクレスで遊ぶことが可能なバグが発見された。これについて、CD版の購入者とDVD版の購入者の間で不公平が生じてはならないという観点から、DVD版もディスクレスで遊ぶことが可能になるパッチがアリスソフトから公式にリリースされた。
- 「正義のヒロインが悪役にHな目に遭わされる」というシチュエーションのゲームは、一つの定番化したジャンルとなっている。全年齢向けの一般作品においては、ヒロインが監禁されるなどしてピンチに陥るシーンは珍しくないものの、Hな目に遭うことはないまま仲間に救出されるのが普通である(アダルト向けではないゆえ当然であるが)。そこに「もしヒロインが最後まで救出されなかったら…」という空想が生じるわけであり、その空想を具体化したものが正義のヒロインもののアダルトゲームである。しかし本作においては、悪役によるHイベントは全イベント中の半分程度であり、残りの半数は主人公とヒロインによるもの。この点について、悪役が絡まないシーンは不要であるという主張がある反面、アリスソフトによるアンケートでは比率はこれで良かったという結果が出たとされており、議論を呼ぶ結果となっている。
[編集] 関連書籍
- 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック
- [ISBN 4-7577-1235-9] (2002年12月20日初版第1刷発行)
- エンターブレインより発売。設定資料、ゲームに使用されたCG、攻略情報等を掲載。
- 超昂天使エスカレイヤー(小説版)
- 上巻[ISBN 4-89490-177-3] (2003年3月25日初版発行)
- 中巻[ISBN 4-89490-185-4] (2003年5月25日初版発行)
- 下巻[ISBN 4-89490-191-9] (2003年7月20日初版発行)
[編集] 外部リンク
- アリスソフト公式サイト(年齢確認あり)
- アリスソフト内『超昂天使エスカレイヤー』公式サイト
- ピンクパイナップル公式サイト(年齢確認あり)