酒田港駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酒田港駅(さかたこうえき)は、山形県酒田市南新町2-7-37にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅。羽越本線の貨物支線(通称、酒田港線)の終点。
酒田港に面した位置にあり、庄内地方のコンテナ扱いの拠点であるほか、東北地方への化学薬品発送の拠点にもなっている。
目次 |
[編集] 取扱貨物
- コンテナ貨物
- 12ftコンテナのみを取り扱う
- 車扱貨物
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
[編集] 駅構造
- 駅中心で構内の最南端にある小規模な操車場の隣に1面のコンテナホームと1本の荷役線が、その少し北の埠頭に1面のコンテナホームと2本の荷役線があり、そこでコンテナ車に積み込んでいる。
- 上記の埠頭のコンテナホームの脇に有蓋車を横付けし貨物を積み降ろす車扱ホームがあるが、現在は使用されていない。
- また営業窓口であるJR貨物酒田営業所が併設されている。
- 東新潟機関区に所属するDE10形ディーゼル機関車が常駐し、隣の酒田駅までの構内入換扱いの貨物列車の牽引等で使用されている。また、酒田臨港開発の入換動機も常駐している。
[編集] 専用線
- 駅西側にある東北東ソー化学(東ソーの子会社)酒田工場への専用線がある。化学薬品の発送があり、当駅は数少なくなったタンク車による車扱貨物輸送の拠点駅の一つである。
- かつて、企業の製品・原料を輸送するため多くの専用線が接続していた。鉄道貨物輸送の最盛期の1970年代には上記の東北東ソー化学(当時は鉄興社)の他、食糧庁酒田倉庫や帝石テルナイト工業、小野田セメントのセメント出荷施設への専用線が分岐していた。
- また酒田港大浜埠頭へ至る山形県営公共臨港線も分岐し、花王石鹸や日新電化、米田物産への専用線も臨港線から分岐していた。
[編集] 駅周辺
- テルナイト酒田工場(旧・帝石テルナイト)
- 太平洋セメント酒田南サービスステーション(旧小野田セメント)
- 花王酒田工場
- 米田物産酒田防腐工場
- 東北東ソー化学酒田工場
- 西工場(旧・日新電化酒田工場)
[編集] その他
1983年には国鉄新潟鉄道管理局(現JR貨物関東支社新潟支店)協力の元、「西部警察 PART-III」の第23話「走る炎!!酒田大追跡 -山形編- 」のロケがこの駅で行われていた。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 日本貨物鉄道
- 羽越本線
- 酒田駅 - 酒田港駅
カテゴリ: 日本貨物鉄道 | 日本の鉄道駅 さ | 山形県の鉄道駅 | 鉄道駅関連のスタブ項目