高知中学校・高等学校
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高知中学校・高等学校(こうちちゅうがっこう・こうとうがっこう)は高知県高知市にある私立のエスカレーター式中高一貫校で、高知学園短期大学付属幼稚園から高知学園短期大学まである高知学園の中等部・高等部。高知県下では最大の私立教育機関であり、「学園」の愛称で呼ばれている。
中学はABCDEの5クラスで、このうちA~Cが組が普通コース、D・E組が特進コースとなっている。2年からは特進で成績上位者を集めた選抜特進をD組としている。
高校は7~9クラスで、毎年クラス数は変動している。高校では1組・2組と数字で表記し、総合コース、文理コース、特進コースがある。またその学年の最後のクラスを中学と同様に選抜特進としている。2年からは文理コースが文系、理系に分かれる。
1899年に学校創設と創設100年以上を誇る伝統校であり、また県内屈指のスポーツの盛んな学校として有名で、特に野球部は高校野球優勝経験がある。2005年には、明徳義塾高等学校の不祥事による出場辞退を受けて第87回全国高等学校野球選手権大会に繰り上げ出場するという異例の事態を経験した。
高知学園のシンボルとして、朝の朝礼と6時間目の授業終了時の2度鳴らされる「世界の鐘」がある。
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[編集] 沿革
- 1899年4月 江陽学舎として創立。
- 1919年4月 城東商業学校設立
- 1948年4月 城東高等学校・城東中学校設立(現在の高校と中学)
- 1952年3月 学校法人城東学園に組織変更。
- 1956年5月 学校法人高知学園に組織変更、高知高等学校・高知中学校に改称
- 1957年4月 現在地の高知市北端町100番地に移転
- 1960年4月 高知学園高知工業高等学校を開校
- 1962年4月 高知工業専門学校を開校(翌年国立高知工業高等専門学校に移管)
- 1982年3月 高知高校校舎、体育館改築落成 (現在の校舎)
- 1983年8月 高知中学校校舎、管理特別棟改築落成本館改築落成(現在の校舎)
[編集] 制服
制服は男子は学ランが学習院風の制服で、女子は夏は水色のセーラー服と高知県下でも特色のある制服である。
[編集] 施設
高校棟、中学棟、管理特別棟、体育館、食堂、屋内温水プール、クラブ棟、自転車置き場兼用テニスコート、弓道場、中高運動場、
[編集] 主な卒業生
- 有藤道世(旧名:通世。元プロ野球・ロッテオリオンズ内野手・監督、野球解説者)
- 西山一宇(元プロ野球・読売ジャイアンツ投手)
- 龍太郎(プロ野球選手)
- 土佐ノ海敏生(大相撲力士)
- 荒勢永英(元大相撲力士、タレント)