30バンチ事件

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30バンチ事件（さんじゅうバンチじけん）は、アニメ『機動戦士Zガンダム』に登場する架空の事件。劇中では過去の出来事として登場した。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 概要

一年戦争を契機に、地球連邦政府はスペースコロニーに住む人間、いわゆるスペースノイドに対しての警戒を強め、政治的・経済的にも厳しい姿勢を取り続けていた。宇宙世紀0083年のデラーズ紛争後、ジオン軍の残党狩りを名目に結成されたティターンズは連邦内での発言力を次第に強め、スペースノイドへの弾圧をさらに強めていった。

そして宇宙世紀0085年7月31日、サイド1・30バンチコロニーの住民が反地球連邦政府デモを決起すると、連邦政府よりデモの鎮圧を依頼されたティターンズの司令官バスク・オムは、使用が禁止されていた毒ガス（G3）をコロニー内に注入させ、1500万人もの全住民を虐殺した。

事件の真相はティターンズが報道規制を行ったため極秘扱い（結果、激発的な伝染病と公表）となったが、この事件を受けて連邦内でブレックス・フォーラを中心にエゥーゴが結成され、以後エゥーゴ対ティターンズの様相が強まっていった。ちなみにエゥーゴはティターンズの非道さを証明するプロパガンダとしてカミーユ・ビダンなど新参兵にコロニーを見学させていたようである。

[編集] テレビ版での登場

ティターンズからエゥーゴに投降し、保護観察の身であったエマ・シーンにレコア・ロンドが話したのが初登場。その後、アンマンに向かう途中に30バンチコロニーに立ち寄り、クワトロ・バジーナが事件の真相とティターンズの実態を明らかにした。

具体的な描写はないが、クワトロらによりダカール演説時にティターンズの非道の証拠として提示されたと見られる。これによりティターンズは連邦軍の全権を握る寸前だった風向きを大きく変えられて、以降の壊滅への流れを作ることになる。

[編集] 劇場版での登場

劇場版である『機動戦士Ζガンダム星を継ぐ者』では、アーガマの面々が30バンチコロニーに立ち寄るシーンが無く、レコア・ロンドがエマ・シーンに事件後の映像をみせたにとどまる。尚この映像を見せるシーンで、本放送当時には存在しなかったノートパソコンが登場している。ただし、その映像が事件後の30バンチコロニーである確証は劇中の映像では語られていない。

[編集] 関連項目

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