CROSS EPOCH
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『CROSS EPOCH』(クロスエポック) は、鳥山明と尾田栄一郎による合作漫画作品の名称。『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』のクロスオーバー作品(正確には、スター・システムの作品)。
2006年最後のジャンプの締めくくり(発売上は新年号)の目玉企画として2006年12月25日号に掲載。
単行本化等の情報は、現在、公式発表されていない。
目次 |
[編集] 概説
この企画は尾田の画集『ONE PIECE COLOR WALK 1』で鳥山と尾田の対談がきっかけとなり、合作の企画が持ち上がった。掲載から3年前よりプロジェクトそのものは始動しており、鳥山自身もその間に『ネコマジン』シリーズの執筆などで徐々に漫画作品を発表し、マイペースながら漫画家として活動を再開していた。
かねてより尾田は鳥山の影響を受けていると公言しており、巻末のコメントでも「双方のファンに気を使いつつ、自分が一番楽しんでいた」といった趣旨の発言をしている。また、尾田は、「ストーリー作成の際、同じ時期に製作されていた『バトルスタジアム D.O.N』を参考にさせていただき、製作元のエイティングには、世界観を共有する(「まだ1話だけなのでどうなるかわかりませんが、今後またこのようなことがあれば、そうしていきたいです。」)許可までもらい、至れり尽くせりの状況だった」と語っている。(このことから考えると、べジータたちの角も着脱可能という可能性が高い。) 今回の合作はまさに20世紀最後のヒット作と21世紀最初のヒット作というジャンプ側にとっても感慨深いものとなった。
全体的に力を抜いた雰囲気で描かれており、ストーリー性などはほとんど無に等しい。両者の作品のキャラクター競演を楽しむといった趣の強い作品である。
しかし、鳥山自身の筆による『ドラゴンボール』キャラの雑誌への登場は2005年2月の『ネコマジンZ5 ファイナル』(雑誌以外では同じく2006年9月発売の『超こち亀』での秋本治との合作)以来となり、ファンを喜ばせた。 なお、背景などはほぼ全て尾田の筆によるもので、鳥山漫画独特の世界観描写は本作においては影を潜めており、鳥山明キャラを尾田作品に貸し出したといった印象が残る。実際に本作ではネームを尾田が行い、ある程度キャラを書き終えた時点で鳥山が自キャラへのペン入れを行い、原稿を尾田へ返却して仕上げる、という手法が採られた。鳥山は自キャラの顔を描いたくらいであり、合作とはいえ殆ど関わっていない。その為ネット上などでは、その完成度に対して「鳥山明の絵が見られて嬉しい」という肯定派と「殆どがワンピース描写で話に無理がある」という否定派とで意見が分かれている。また、カラーページが最初ではなくラスト3ページという、漫画作品としても珍しい構成となっている。
ちなみに、完全な別世界の物語ではあるものの、『ドラゴンボール』第1話で語られた「前にドラゴンボールを使った人の願い」や「神龍はドラゴンボールが石になっている間何をしているのか?」を本作品なりに解釈し、最後の演出として答えを出しているとも言える(但し作品中にドラゴンボールという名称は一度も出ていない)。
もちろんこの作品は両者のキャラクターの客演ということであり、双方のストーリーとは全く関与しない。
[編集] ストーリー
とある国で、新たな王が誕生した。 何故このような男が急に王になれたのか? その理由を悟ったチョッパー、クリリンらはとある場所に向かうことに…。
[編集] 登場人物
各キャラクターの原作上の詳細はドラゴンボールの登場人物およびONE PIECEの登場人物を参照。 なお前述のとおり、ストーリー上は両作品に無関係であり、この作品オリジナルの設定も含まれるために、本項ではオリジナル設定を記述する。
- 孫悟空
- 世界を守るヒーロー。バギーやピラフの悪さをいつも喰い止めている。今回はいつもの道着姿ではなく、中国調の服装をした珍しい姿で登場。
- モンキー・D・ルフィ
- 冒険家。空を飛ぶことはできないが筋斗雲には乗れる。この作品では唯一元の漫画と全く同じ衣装で登場している。
- ちなみにアニメ版での声を当てているのは、「ドラゴンボール」でクリリン役の田中真弓である。
- ベジータ
- 空賊の頭。何故か左眼に眼帯をして角が生えている。
- トランクス
- ベジータの息子。この作品では髪の色がピンクで父と同じく角が生えている。
- ニコ・ロビン
- ベジータ空賊団員。何故か彼女にも角が生えている。その様子からおそらく参謀長と思われる。
- ウソップ
- ベジータ空賊団員。やはり角が生えているように見えるが、飾りのようにも見える。何故か髪がだんごおさげになっている。
- ピッコロ
- 旅の剣士。どういうわけかちょんまげを結って和服にマント、刀というミスマッチな格好をしている。角の生えたライオンに乗っているが、本作で舞空術が使えるのかどうかは不明。
- ロロノア・ゾロ
- ピッコロとともに旅をする剣客。方向音痴でピッコロと同じく角の生えたライオンに乗っている。
- 亀仙人
- 保安官。相変わらずギャルが好き。本作では久しぶりにブウ篇まで愛用していた四角いタイプのサングラスをかけての登場となった。
- サンジ
- 亀仙人の部下。亀仙人と同じくギャルが好き。
- クリリン
- クリチョッパ海上列車コースター運営者。
- トニートニー・チョッパー
- クリチョッパ海上列車コースター運営者。
- ブルマ
- 宇宙を股に掛ける強盗。ナミとのチームワークは抜群。
- ナミ
- ブルマの相棒。ブルマを姉さんと呼ぶ。
- ピラフ大王
- ピラッパギー悪党同盟の悪党長。DRAGONBALL以来実に20年近い久しぶりの登場となった。ちなみに、一緒に登場しているバギーとピラフはアニメ版で同じ声優(千葉繁)が演じている。
- バギー
- ピラッパギー悪党同盟の悪党長。やはり今回もやられ役。
- ミスター・サタン
- 突然として王となった男。そこには空を闇に包んだある秘密が…。
- 神龍
- 奇跡の球から呼び出される龍。ひとつだけ願いをかなえた後に一年の休暇に入る。
- ドクター・ゲロ(名前のみ登場)
- ベジータ空賊団に決闘を申し込むが、弱いやつらとして相手にされていない。
[編集] 関連項目
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アニメ | 無印 - Z - ZSP1 - ZSP2 - GT |
劇場版作品 | 第1作 - 第2作 - 第3作 - 第4作 - 第5作 - 第6作 - 第7作 - 第8作 - 第9作 第10作 - 第11作 - 第12作 - 第13作 - 第14作 - 第15作 - 第16作 - 第17作 |
技 | 技一覧 - かめはめ波 - 界王拳 - 融合 |
道具 | ドラゴンボール (架空の道具) - 筋斗雲 - 如意棒 - 仙豆 - ホイポイカプセル |
地名・大会 | カメハウス - カリン塔 - ナメック星 - 天下一武道会 - あの世一武道会 |
登場人物・年表 | 人物一覧 (原作&アニメ(無印・Z)) - 人物一覧 アニメ(GT) - 人造人間 - 年表 |
その他 | Dr.スランプ - ネコマジン - CROSS EPOCH - 鳥山明 |
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作品内容: | 漫画 | アニメ | 倒せ!海賊ギャンザック | 麦わら劇場 - ワンピース時代劇 |
劇場版作品: | 第1作 - 第2作 - 第3作 - 第4作 - 第5作 - 第6作 - 第7作 - 第8作 |
用語: | 用語一覧 | 悪魔の実 - ゴーイングメリー号 |
人物地理・年表: | 人物一覧 | アラバスタ王国 - 空島 - ウォーターセブン | 作品中の年表 |
世界政府: | 海軍 - CP | スモーカー - ジャンゴ - コビー - モーガン |
海賊: | 海賊 - BW | バギー - クロ - はっちゃん - クリーク - エース |
麦わら海賊団: | ルフィ - ゾロ - ナミ - ウソップ - サンジ - チョッパー - ロビン - フランキー |
その他 | CROSS EPOCH - ROMANCE DAWN - 尾田栄一郎 |