LIAR GAME
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『LIAR GAME』(ライアーゲーム)は、週刊ヤングジャンプ2005年12号より不定期連載中の甲斐谷忍作の漫画作品。
2007年4月14日に戸田恵梨香主演でテレビドラマ化され、フジテレビ系列で土曜日23:10~23:55(JST)に新たに設置されたドラマ枠「土曜ドラマ」の第一弾目のドラマとして放送される。
目次 |
[編集] あらすじ
「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど人を信じやすい神崎直。そんな彼女のもとに小包が届けられる。「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きをよく読みもしないうちに、直は小包を開封してしまう。その中には一億円分の札束がしまわれていた! 「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」 突然、この一億円奪い合いゲームに参加させられた直。なんとかゲームを降りようとするが、どこに相談しても梨のつぶて。 やがて、対戦相手が発表されたが、その相手は直の中学時代の恩師、藤沢だった。早速藤沢のもとへ向かった直だったが、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと一億円全額騙し取られてしまう。 なんとかして一億円を取り戻そうと躍起になった直は、天才詐欺師の秋山深一に助けを求める。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主な登場人物
登場人物の名前の多くは実在の競馬の関係者に由来していると思われる。
[編集] メインキャラ
- 神崎直(かんざき・なお)
- 「バカ正直」と呼ばれてしまうほど、人を信じやすい。作品の冒頭では100円玉をわざわざ交番に届けたシーンが描かれている。また、秋山の「俺が来るまでそこで待ってろ」という言葉も素直に信じ、丸一日その場を動かなかった。大学生で、アパートのようなところに一人暮らしをしているようだ。また、かなり気が弱く泣き虫で、騙されていた事がわかったり、気持ちが焦ってしまったりすると、すぐに泣きわめく傾向にある。ただ、その性格からみれば意外にもMTの普通自動車の運転が出来る。また、第二回戦では秋山が考えた作戦を実行するために、見ず知らずの人間6人を1時間で集めるなど行動力もある。母は直が幼いころに他界し、父は末期癌のため、ホスピスで療養中。父を心配させないためにも、LIAR GAMEに勝ち、ゲームから早く抜けようと奮闘する。
- 秋山深一(あきやま・しんいち)
- かつて自分の母を死に追いやった巨大マルチを復讐のために破綻させた天才詐欺師。また変装の名人でもあり、釈放の際は刑務所の看守に変装して、マスコミを追い払った。直の心強い協力者であるが、自らの策を成功させるために、直すらも騙すことがある。冷静な判断力と大胆な策で、LIAR GAMEの勝利はもちろん、ゲームの裏に隠された真実をも暴き出そうとする。名前の由来は競馬騎手の秋山真一郎と石神深一と思われる。
[編集] 第一回戦
- 藤沢和雄(ふじさわ・かずお)
- 直の中学時代の恩師で、直の対戦相手。「いい先生」を演じてきたが、かなりの自己中心主義である事を、自分でも認めている。あるきっかけにより教師をクビになってしまい、それが元で離婚。以来、人を信用できないという気持ちが強くなった。名前の由来は調教師の藤沢和雄と思われる。
[編集] 第二回戦
- レロニラ
- 二回戦のディーラーを務める男。あくまで冷静にゲームの説明や進行を行う。彼を含む事務局員全員は、仮面を着用している。(レロニラだけは少し違う仮面をつけている。)
- タカダミチコ
- 一回戦で一億円を獲得したが、自責の念に駆られ、全額事務局に返還するために館を訪れた。しかし一億の小切手を渡した相手は、LIAR GAMEの参加者であったため、ドロップアウトの権利を失ってしまう。そこに通りかかった秋山が、彼女の代理でLIAR GAMEに参加することとなる。
- マツバラフミオ
- 鉄工所経営者。不景気のために、借金また借金の自転車操業であったが、一回戦で2000万円を獲得し、全額借金返済に充てた。しかし、そのために二回戦に参加せざるをえなくなってしまった。2回戦では秋山のチームに入り、約4千万円を獲得しドロップアウトする。名前の由来は調教師の松原正文と松原義夫と思われる。
- ミウラタカヨシ
- フリーター。モヒカンの髪型に鼻ピアスが特徴的な男。一回戦では200万円を獲得し、二回戦も楽して金が稼げると思い、ドロップアウトはしなかった。外見に似合わず、直を思いやったりする優しい一面も見せる。また、敗者復活戦では、直にメンバー全員で裏切ったことを謝罪し、唯一直に正直だった為、直からわざと敗者にすることで救済される人物に選ばれる。名前の由来は騎手三浦孝幸と思われる。
- 15番の男
- 本名は不明。サングラスをかけている。他のプレイヤーに比べて冷静で、どこか余裕すら感じられる。直は、彼がタカダミチコから一億を奪ったのではないかと推理する。
[編集] 敗者復活戦
- フクナガユウジ
- 男なのに女言葉を使うが、非常に狡猾で、空手五段の腕前の持ち主。その頭脳を持って、幾度と直を危機に陥れる。名前の由来は福永祐一と思われる。
[編集] 第三回戦
[編集] ゲームのルール
- 一度エントリーの意思を表明したら、取り消す事はできない。ただしゲームに勝ったら、ドロップアウトの権利を獲得する。
- ドロップアウトには獲得賞金の半額が必要(一億円を獲得したら、5000万円を払えばドロップアウトできる)。
- 棄権の場合には、獲得賞金全額を事務局に返還しなければならない。
[編集] 第一回戦
- 対戦相手からマネー(一億円)を取り合う。
- マネーを奪う行為に犯罪性を問われることはない。
- 対戦は一対一。対戦相手が決まった日から30日間がゲーム期間。
- ゲーム終了時点で、所有するマネーが多いほうが勝者となる。
- ゲーム終了後、事務局の係員がマネーの回収に来るが、そのとき相手のマネーを奪うことに成功していた場合、余剰金はそのままプレイヤーの賞金となる。
- 逆にマネーを減らした場合、借金をしてでも不足分のマネーを事務局に弁償する。
[編集] 第二回戦
- このゲームは『少数決』と呼ばれる。
- 会場に入る際に、プレイヤー全員(本編では22名)に配布されたネームプレートを、一億円分のマネーとして扱う。
- ディーラーによる抽選により、問題の出題者を決める。
- 出題者に選ばれたプレイヤーは、「YES/NO」で答えられる問題を出題する。
- 出題後、プレイヤーの番号と「YES/NO」が書かれた投票用紙を二枚渡される。これは「YES/NO」以外の答えを書いたり、他人の名前を書いたりする行為を防ぐためである。
- 考える時間は6時間。6時間以内に投票しなかった場合、そのプレイヤーは無条件で敗者となる。
- 開票し、少数派となった方が会場に残る。多数派となった方は敗者となり、ネームプレートを置いて退場する。
- 同数になった場合は、その投票はノーカウントとなり、もう一度投票をやり直す。
- 投票を繰り返し、残りプレイヤーが1人か2人になるまで続ける。
- 本編の場合の賞金は、最初の所持金を差し引いて、1人残りの場合は21億円、2人残りの場合はそれぞれ10億円である。
- 敗者はゲーム前に貸し付けられた一億円を事務局に返還しなければならない。
[編集] 敗者復活戦
- このゲームは、第二回戦敗退者のうち、参加を希望したプレイヤーが参加することができる(本編では9名)。
- このゲームは、『リストラゲーム』と呼ばれる。
- 事務局は参加プレイヤーに一億円を貸し付け、「Mチケット」と「Lチケット」をプレイヤー全員に配布する。
- Mチケットは、額面を記載する欄があり、そこに金額を書き込むことで小切手のように使用することができる。
- また、「概要」の箇所に条件などを書き込むことによって、契約書として使用することも可能である。条件に反した行動をした場合、そのプレイヤーはペナルティとして一億円を事務局に支払う。
- Lチケットは、5名の名前を記載する欄があり、そこに名前を書き込むことで、投票用紙として使用することができる。
- プレイヤーは、自分以外の名前をLチケットに書き込み、1時間ごとに一枚ずつ投票する(同じ人物の名前を複数書いてもかまわない)。
- 1回の投票ごとに途中経過が発表され、モニターに表示される。
- Lチケットの枚数分である、10回の投票が終わった時点で、一番得票数の少なかった1名がリストラ(追放)となり、敗者となる。
- 賞金は、敗者の一億円を、残りプレイヤーで分配したものとなる。
- 自分の獲得した票を、他プレイヤーに売却、譲渡することは可能である(次の投票後の途中経過に、その結果は反映される)。
- 会場には、持ち物の持ち込みは自由である。
- なお、「Lチケット」の元ネタは同作者の作品「ONE OUTS」。
[編集] 第三回戦
- このゲームは『密輸ゲーム』と呼ばれる。
- このゲームは2組に分かれて戦うチーム戦である(本編では9人で1チーム)。
- 設定としては、それぞれのチームのメンバーは貿易商人で、お互い敵チームの国の口座に三億円ずつ預金している。戦争が始まる前に第三国口座にできるだけ多く運びたいというものである。ちなみにそれぞれの第三国口座にはあらかじめ一億円が預金されている。
- 各人それぞれにアタッシュケースが渡され、それに現金を入れて密輸を行う。
- 密輸額は、一億円を越えてはならない。ただしケースに何も入れなくてもかまわない。
- その後、検査ルームに移動し、相手チームの検査人からの取調べを受ける。
- 取調べの時間は10分間。ただし検査人はアタッシュケースを触ってはならない。
- 検査人が取れる行動は、「パス」と「ダウト」である。「ダウト」の場合はその後ろに密輸していると思われる金額を言う。
- 「パス」をした場合、密輸は成功し、ケースの金額がそのまま密輸人の第三国口座に入金される。
- 「ダウト」をしたがケースが空だった場合、検査人は自分の第三国口座から密輸人に慰謝料(ダウトした金額の半分)を支払う。
- 「ダウト」をして密輸額がちょうど、あるいはそれより下だった場合、密輸は失敗し、密輸額全額が検査人の第三国口座に入金される(慰謝料は発生しない)。
- 「ダウト」をして密輸額がそれより上だった場合、密輸は成功し、ケースの全額がそのまま密輸人の第三国口座に入金される(慰謝料も発生する)。
- 密輸人、検査人は、どのような順番で決めてもかまわない。
- 密輸、検査を各チームが一回ずつやって、1ゲームである。
- これを50ゲーム行う。それまでに密輸しきれなかった金は、相手チームのメンバーに均等に分配される。
- 最終的に、チーム全員の第三国口座の合計が多かったチームが勝利チームとなる。
- 各プレイヤーは貸し付けられた四億円を、事務局に返還しなければならない。
[編集] コミックス
- 「LIAR GAME I」 ISBN 4-08-876855-8
- 「LIAR GAME II」 ISBN 4-08-877024-2
- 「LIAR GAME III」 ISBN 4-08-877151-6
[編集] テレビドラマ
[編集] キャスト
- 主要キャスト
- 一回戦
- 藤沢和雄:北村総一朗
- 二回戦
[編集] スタッフ
[編集] 前後番組
フジテレビ系 土曜23時台 | ||
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前番組 | LIAR GAME (2007.4.14 - ) |
次番組 |
カワズ君の検索生活 (2006.10.14 - 2007.3.24) |
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[編集] 外部リンク
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