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MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES - Wikipedia

MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード(NAOMI)
ドリームキャスト
プレイステーション2
Xbox
発売元 カプコン
人数 1~2人
メディア GD-ROM1枚(DC)
CD-ROM1枚(PS2)
DVD-ROM1枚(Xbox)
発売日 2000年3月(AC)
2000年3月30日(DC)
2002年9月19日(PS2、Xbox)
デバイス 1レバー+6ボタン
モデム対応(DC、PS2)
テンプレート (ノート)

MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』 (マーヴル VS. カプコン 2 ニューエイジ オブ ヒーローズ) は2000年3月にカプコンアーケードドリームキャストで発売した対戦格闘ゲーム。本項においてはゲームのタイトル、及び当時の記述にならいMARVELの表記をマーヴルに統一する。

マーヴル・コミック社とのVS.シリーズの最終作となった本作では、これまでのシリーズ作品のキャラがほぼ総登場し、使用出来るキャラの数は50人を超えた。日本のアーケード市場では、同じカプコン作の『CAPCOM VS. SNK』シリーズに人が流れた事もありそれほどの人気や評価は得ず、商業的に成功したとは言い難いが、一部の非常に熱心な愛好者を獲得した作品でもある。

後に2002年9月19日にはプレイステーション2Xboxでも発売されたが、生産数が少ないためか中古市場で比較的値下がりをおこしていない。ドリームキャスト版は現在では購入には注意が必要(理由は後述)。

目次

[編集] システム

本作はそれまでのVS.シリーズと異なり1チーム3人制。いわゆる3on3であるがSNKの『KOF』シリーズやSEGAの『バーチャファイター3tb』のような勝ち抜き戦とは異なり、6人のキャラが入り乱れてバトルする。

キャラクター選択時には1人決定するごとにアシストタイプセレクトが入る。全てのキャラにタイプα、タイプβ、タイプγの3種類があり、キャラごとに性能は違うが「対空迎撃タイプ」「シューティングタイプ」「打ち上げ攻撃タイプ」などの大まかな説明を表示してくれるので、それを見ながら1種類を選ぶ。なおチームは必ず3人で組まねばならず、それより少ない人数でのプレイは出来ない。

操作形態は1レバー・6ボタン制だが、前作までと違い直接の攻撃に使用するボタンは6つの内4つだけで、残り2つはパートナーに関する操作の為のボタンとなっている。2つのパートナーボタンは控えの2名にそれぞれ対応しており、以下の3種類の行動において、パートナーの選択がボタンの押し分けで行われる。

  • ヴァリアブルアシスト - パートナーを呼んでの援護攻撃。
  • ヴァリアブルカウンター - ガード硬直をキャンセルして反撃しながらの交代。
  • スナップバック - 自分が交代するのではなく、殴り飛ばして相手側を強制交代させる。押したパートナーボタンにより相手側のパートナーどちらが出てくるか決定される。

また、その他の特殊行動は以下の通り。

  • ヴァリアブルアタック - 通常の交代(アタックの名称はパートナーが攻撃体勢で画面に飛び込んでくる為)。パートナーボタンは使用せず、同じ強さのパンチボタンとキックボタンの同時押し。どちらのパートナーと交代するかは攻撃ボタンの強弱で決定される。
  • ヴァリアブルコンビネーション - チームメンバー全員でハイパーコンボを同時に出す。前作までと異なりこの行動では交代は行われなくなった。ちなみにゲーム中に特に説明は無いが、複数のハイパーコンボを持つキャラクターがその中からどれを出すのかはアシストタイプと連動して決定されている。
  • ディレイドハイパーコンボ - ハイパーコンボの動作中に次のキャラクターのハイパーコンボのコマンドを入力する事で、敵に次々とハイパーコンボを叩き込みつつ交代する事ができる。いわゆるスーパーキャンセル。なおキャラ間で相性の良し悪しが有り、無計画にただ出すだけでは連続ヒットが途切れてしまう事もあるため注意が必要。

システムもキャラ性能も、1対1ではなく複数人同士がぶつかる事を前提に構築されているため、対戦台で人間相手の勝負をしようとすると単純に好き嫌いでキャラを選んでいられなくなるという煩雑さがどうしてもある。また戦術が非常に難しく、あらゆる意味で初心者が上級者に太刀打ち出来ないゲームであるという難点もあった。

[編集] アーケードとドリームキャストの連動

アーケード版はシステム基板としてNAOMIを使用しており、同時期に発売されたドリームキャスト版とビジュアルメモリを介して連動する。

ドリームキャスト版のセーブデータはシステムデータとビジュアルメモリ用のアプリケーション"VS.COM"からなり、アーケード版はこれを認識することでドリームキャスト版で使用可能になっているキャラクターが使えるという特典が発生したり、連動プレイを繰り返すことでアーケード版自体で使用可能なキャラクターが増えたりする。

アーケード版にビジュアルメモリを挿してプレイすることにより、ドリームキャスト側では隠しキャラクターを購入するために必要なポイントの一つ"N-pts."が獲得できる。隠し要素の購入に必要なポイントはこのN-pts.の他に、ドリームキャスト版のオフラインプレイで獲得可能な"D-pts."と、ドリームキャスト版のオンラインプレイ(通信による対人戦。なおすでにこの通信対戦サービスは終了している)で獲得可能だった"V-pts."がある。また、ドリームキャスト版のセーブデータにもレベルがあり、このレベルに応じた条件で選ばれたキャラクターを購入していくことになる。なお、キャラクターの購入はドリームキャスト版だけでなく、ビジュアルメモリ上のVS.COMからも可能。

アーケード版との連動や通信対戦も重視した仕様だったが、多大な時間と手間、そしてアーケードでのプレイ代や通信料などの出費を要求されるシステムであった事から、批判的意見が多かったようである。その反省からか後に発売された『カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000』ではポイントは一本化されている。

2006年現在、ドリームキャストだけでのプレイで獲得できるD-pts.については問題無いとして、連動プレイ対応筐体の設置店の少なさからN-pts.の獲得チャンスは非常に限定されてしまっている上、前述の通り通信対戦サービスが既に終了しているためにV-pts.にいたっては完全に獲得不可能である。そのため救済措置として、カプコンユーザーサポートにその旨を伝えビジュアルメモリを送ると、全キャラクターが使用可能なセーブデータを入れて返送してくれる。ただしこれは全キャラクター使用可能なデータで上書きするという形であるため、それまでにセーブされていたハイスコア等の内容は保持されない(ビジュアルメモリを送る際の送料はユーザー負担。返送の際の送料はカプコン側が負担してくれる。)。なお、現在のような救済形態になる前に「オフィシャルサイトで全キャラクターが使用可能なデータを公開する」という方法をとっていた時期がある。また、DC版『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』の予約特典ディスクに、全ての隠し要素が開放されたセーブデータを入手できるディスクもあった。(現在は、入手困難になっている。)

プレイステーション2版では、ポイントは通常プレイして得られるもの(P-pts.)とネットワーク対戦によって得られるもの(V-pts.)の二種類に変更され、購入画面を出入りすることで、V-pts.がなくともP-pts.のみで全てのキャラクターを集めることが可能になった(その代わり、P-pts.の使用ポイント数が高くなる)。なお、2004年8月24日に通信対戦サービスは終了した。(ドリームキャスト版と同様の郵送によるサービスを行ってくれるのかについては不明)。

[編集] 登場キャラクター

以下に挙げるキャラクターの内、アビスは最終ステージで登場するボスキャラクターでありプレイヤーが使用することはできない。それ以外の56人(正確には55人だが、ウルヴァリンにはバージョン違いがあり2人分に数える)が使用キャラクターである。各キャラクターにはアーケード版およびドリームキャスト版で異なるグループ分け(アーケード版では使用可能になるタイミングが、ドリームキャスト版ではショップに入るレベルの条件が異なる)が行われている。

各キャラクターについては、名前の後のカッコ内に示した英語版ウィキペディアの記事へのリンクも参考にされたい。日本版のゲーム中に表示されるアルファベット表記と英語表記が異なるキャラクターは、日本版/北米版の順に併記する。

なお、声優担当者の名前は全て「Secret」扱い。声優の名前で登場するキャラを推測できないようにするための措置と思われる。

[編集] マーヴル・コミック側

[編集] アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初から使用可能

ケーブル (Cable)
サイクロップスとマデリーン(ジーングレイのクローン。ゲームには登場しない)の息子。原作での細かな設定などについてはX-メンの項目を参照されたい(他のX-MENキャラも同様)。
体が大きく動きが遅く攻撃力防御力ともに並と苦しい戦いを強いられるが、空中で出すハイパーコンボ「ハイパーバイパー」の性能が際だって高く、ハイパーコンボゲージを溜めてからの爆発力に特化した性能と言える。
マロウ (Marrow)
肉体から強靭な骨を取り出し武器とすることができるというミュータント能力を持つ。
敏捷性に優れたキャラだが防御力が低いため使いこなすのが難しい。日本ではゲーム発売当時知名度も低かった事もあり、プレイキャラとしての人気は低かった。
サイクロップス (Cyclops)
X-MENの初代リーダーでゲームの登場も多い。オプティックブラストと呼ばれる強力な破壊光線を目を開けている限り常に放っており、ゴーグルで制御している。
スパイダーマン (Spider-Man)
おそらくアメリカにおいてマーヴル・コミックス側のキャラでは最も人気のあるキャラである。技の構成で言うと一応「波動昇龍キャラ」に分類されるが、性能が独特で慣れがいる。原作での細かな設定などについてはスパイダーマンの項目を参照されたい。
ハルク (Hulk)
マーヴル世界において怪力の代名詞のようなキャラで、力の強さを表す際に「ハルクと互角のパワー」などと良く比較対象にされる。映画化の影響で最近は国内でも知名度が高い。本作ではジャガーノートと同じタイプのスーパーアーマー効果を常に帯びている。
キャプテン・アメリカ (Captain America)
第二次大戦中に米国の「超人兵士計画」によって産まれたヒーロー。超合金製の盾で殴ったり投げつけたりして敵を攻撃する。盾を手に持っている状態と、投げて手放してしまった状態とで別に防御力に差は出ないが、必殺技及び通常技の性能に変化がつく。
アイスマン (Iceman)
X-MEN創設メンバーの1人。体の周囲にあるものの温度を急激に下げる事が出来る。ボタンの強さによる空中アイスビームの角度が『X-MEN Children of The Atom』に登場した時とは逆になっているため注意がいる。
ドクター・ドゥーム (Doctor Doom)
コミックス『ファンタスティック・フォー』の代表的な悪役。科学と魔法の両道に通じた天才であり、東欧の小国ラトベリアの専制君主である。
ベノム (Venom)
スパイダーマンのライバル的存在。スパイダーマンと同じように蜘蛛の糸を操る。

[編集] アーケード版のみ最初から使用可能

ウルヴァリン (Wolverine)
アダマンチウムで覆われた骨格を持ち、同じくアダマンチウムで覆われた鋭利な爪を武器に戦うX-MENメンバー。身長160㎝程度という小柄な設定で、ゲームでもそれが反映されており他のキャラなら避けようのない攻撃を当り判定の小ささで回避出来る事がある。
ガンビット (Gambit)
フランス出身のX-MENメンバー。棒術とミュータント能力で爆弾化したカードで戦う。
ジャガーノート (Juggernaut)
プロフェッサーXの義理の兄にあたる人物。巨体にみあった高い攻撃力と防御力を持つが、見た目通りに判定も大きいため敵の攻撃を回避しにくい。しかし完全なものではないが常時スーパーアーマーの状態にあり、多少の攻撃にはひるむことなく行動できる。非常に強力な突進攻撃を持つ。
マグニートー (Magneto)
磁界王と称される強大無比な能力を持つミュータント。本作では高い機動力、それによる攻撃と回避の性能により最強キャラの一角という意見が多く、アメリカではマグニートーを主軸にしたチームでこのゲームの大会で4年間シングル戦無敗という記録を作ったプレイヤーもいる。原作コミックの創刊号(1963年)から登場している為、知名度、人気ともに非常に高い。
シュマゴラス (Shuma-Gorath)
コミックでは数十年前に2回ほどドクターストレンジ (Doctor Strange) の敵役で登場したのみのキャラで、カプコンの『MARVEL SUPER HEROES』に登場するまではアメリカですら非常に知名度の低いキャラであった。語尾に「シュ」をつけた「でシュまシュ口調」とでも言うべき喋り方をするがこれは日本語版のみの個性で、開発陣の女性スタッフが遊びで言い始めたことによるもの。

[編集] 家庭用ゲーム機版のみ最初から使用可能

サイロック (Psylocke)
X-MENメンバー。本名はエリザベス・ブラドック。イギリスの大富豪の家の生まれだが、現在の肉体は日本人のものである。異次元人を父親に持ち、超能力も父親からの遺伝。
タイプαのアシストがマグニートーとの相性が非常に良く、さらにサポート役としてストームを仲間入りさせたチーム編成は本作の愛好者の間でMSP(Magneto、Storm、Psylockeの頭文字)と呼ばれる。
ローグ (Rogue)
X-MENメンバー。「ローグ(悪党、泥棒などの意)」の名の通り、肌が触れあった相手の生命力や能力を吸収する能力"パワードレイン"を持っている(サイクロップスのオプティックブラスト同様、自分でそれを止める事が出来ない)。その能力通りに初登場の『X-MEN VS. STREET FIGHTER』ではパワードレインで敵の力を吸収し同じ必殺技を使う事が出来たが、本作では力を吸収した相手の個性にあわせてパワーアップやスピードアップなどの効果が現れるという仕様。なお常時スーパーアーマー状態のキャラ(ジャガーノート、センチネル、ハルク)や、ハイパーコンボ等でスーパーアーマーを発動中のキャラ(コロッサス、シルバーサムライ、ザンギエフ、ジン・サオトメ)にパワードレインをかけると、それぞれのスーパーアーマーの特性をそのままトレースした効果が得られる(例えば、シルバーサムライの場合なら闘気の重ねがけ回数による影響も正確にトレースし、ザンギエフの場合ならば仰け反らないがガードも出来なくなる)。ちなみに相手もローグだった場合はなにも吸収できない
アダマンチウムを失ったウルヴァリン (Bone Claw Wolverine)
原作コミックの「全身の骨格に移植されていた特殊金属アダマンチウムをマグニートーに剥ぎ取られた」というエピソードを反映した状態のウルヴァリン。骨でできた爪で戦う。動きが軽くなっているが、防御力が弱い。

[編集] アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初は使用不能

ストーム (Storm)
アフリカ出身のX-MENメンバー。天候を制御する能力を持ち「大自然の女神」と称される。
風に乗り画面を自由に動き雹、雷撃、竜巻などを攻撃手段とする。「試合を決めるキャラではないが、チームを影ながら支える大変強力なキャラ」と評され、使用人気が高い。
コロッサス (Colossus)
ロシア出身のX-MENメンバー。ミュータント能力で全身輝く金属の巨人と化す。防御面の性能が高いキャラだがハイパーコンボ「スーパーアーマー」によってさらに打たれ強さを強化でき、敵の攻撃に対し全く仰け反らなくなる。
スパイラル (Spiral)
「異次元の魔女」の異名通り、モジョ・バースという異次元からやってきた6本腕の人造生命体。
オメガレッド (Omega Red)
ロシア出身。旧ソ連時代に改造手術を受けたミュータント。死のフェロモンであるデスファクターを、特殊合金性の鞭を通して他者に流し込み攻撃する。
ブラックハート (Blackheart)
ゴーストライダー』の宿敵の一人。地獄の王メフィストの息子であるが、反旗を翻し追放されている。
セイバートゥース (Sabretooth)
カナダ出身。ウルヴァリンの元同僚で、アダマンチウムの爪と牙を武器としている。ウルヴァリンを、誕生日毎に襲撃してくる宿敵。
シルバーサムライ (Silver Samurai)
日本のヤクザにしてミュータント。刀を携え銀色の鎧を身につけている。ゲームでは「雷」「氷」「炎」の三種類の闘気を操り、同属性の闘気は重ねがけで効果をアップさせる事が可能。特に防御面を向上させる「氷」の闘気の三段重ねは影響が大きく、コロッサスのものと同じ完全なスーパーアーマー状態になれる。
アイアンマン (Iron Man)
本名トニー・スターク。大富豪の息子として生まれ、わずか15歳で名門マサチューセッツ工科大学を卒業する天才。21歳の時に父親を事故で亡くし、跡を継いでスタークエンタープライズの社長となった。原作通りにゲームでもアーマーの機能で飛行や空中ダッシュなどの行動が可能。
ウォーマシン (War Machine)
アイアンマンの物とほぼ同じ(実際にはコミックスではデザインが異なるがゲームには反映されていない)アーマーを装着している。
画像が使い回しなため通常技などの外見はほぼ同じ。必殺技などでは目に見える違いも多く用意されているが、主には「動作は遅いが、攻撃単発の威力が高い」という性能の傾向で差別化されている。
センチネル (Sentinel)
ミュータントを脅威と見なした人間達が作り出したミュータントハンターロボット。最初に選択枠がある52キャラを使用可能にすることでキャラの選択枠が登場する。本作ではジャガーノートと同じタイプのスーパーアーマー効果を常に帯びている。このキャラクターは出現してからしばらくの間は「動きが遅いが高い攻撃力と防御力を兼ね備えたキャラ」という扱いであったが、アメリカ人が飛行の有効性を見抜き、動きを研究し続けた結果、「動きは素早く、更に高い攻撃力と防御力、リーチの非常に長い攻撃を数多く取り揃えたキャラ」へと変貌した。上記の説明でわかる通り、あらゆる面において最強クラスのキャラクターである。特に動きの高速化は凄まじく、飛行をフル活用する事でこのゲームの半数以上のキャラクターはセンチネルに触れる事すら非常に困難な状態になる。一方のセンチネル自身には非常にリーチの長い攻撃が多数ある為に、逃げながら一方的に攻撃を仕掛ける事も可能。実際、現在は世界のトップレベルのプレイヤー全員がこのキャラクターを使う程になっている。唯一の弱点は体の巨大さ故の喰らい判定が大きい事であるが、同時に複数人が登場しながら戦うこのゲームにおいてはそれが逆に強みなる場面もある。(大きな喰らい判定を利用し、同じチームメイトを敵の攻撃から保護する。)
サノス (Thanos)
木星の衛星タイタン出身。最初に選択枠がある52キャラを使用可能にすることでキャラの選択枠が登場する。『MARVEL SUPER HEROES』及び、その原作『インフィニティガントレット』の敵役。『MARVEL SUPER HEROES』でボスキャラとして登場した際は超必殺技が6つあったが、今作では内2つが削除されている。

[編集] カプコン側

[編集] アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初から使用可能

ルビィハート (Ruby Heart)
本作オリジナルのキャラクターであり主人公の位置にあるが、本作には勝利セリフやキャラごとの固有エンディングというものが無く、どんな人物なのかはあまり情報が無い。マーヴルとカプコンのヒーロー達を船に乗せAbyssへと向かう。
ソンソン (Sonson)
カプコンのゲーム『ソンソン』の主人公ソンソンの同じ名前の孫娘という設定。これは『ソンソン』の主人公ソンソンが孫悟空の孫という設定であった事のセルフパロディと思われる。
対空アシストが非常に強力かつブラックハートと相性が良い。
アミンゴ (Amingo)
サボテンのような姿をした本作オリジナルキャラクター。ストーリー上でルビィハートと直接的なつながりを設定されており、準主役、あるいは主人公チームの一員といったポジションと思われる。通常技・必殺技を問わず、まるで『ヴァンパイア』シリーズのキャラのように身体を変形させるものが多い。
奇抜な外見と独特な技性能から一見アクの強いキャラに思えるが、初心者の入門用に良いキャラである。しかしチームメイトとの連携性には欠ける。
ハヤト (Hayato)
スターグラディエイター』シリーズの主人公。勝利ポーズでジューンやサターンなどの原作での仲間が登場する他、Lv3専用ハイパーコンボ「裏羅刹斬」ではハヤトの悪の人格であるブラックハヤトが一瞬登場する。
リュウ (Ryu)
前作『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』では『ストリートファイターII』や『ストリートファイターIII』のような赤いハチマキをしていたが、本作では『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』以前と同様、『ストリートファイターZERO』のような白いハチマキに戻っている。
ザンギエフ (Zangief)
ダッシュの性能が他のキャラと違い、相手と密着すると自動的に掴むようになっている。また、バックダッシュは無い。ハイパーコンボ「アイアンボディー」で『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』の隠しキャラだった“メカザンギエフ”の性能になれる(もう一度入力すると元に戻る)。
カプコン側のパワーキャラ代表ともいえるキャラで攻撃防御ともに優れているが、ハルクやジャガーノートなどとの違いは「投げ技」という個性である。
なお、メカザンギエフ時のカラーリングが前作から若干変更されており、肌の色が薄い紫のかった灰色に変更されている。
ガイル (Guile)
アメリカ空軍在籍の男性軍人。独特の髪型を持つ。飛び道具と対空技を併せ持つ、攻守バランスの整ったキャラ。ナッシュの親友。
アナカリス (Anakaris)
相手を無力な姿に変身させる「王家の裁き」は本作でも使用可能だが、裁かれた状態の姿は全キャラクターで共通のものになっている。
ストライダー飛竜 (Strider Hiryu)
ストライダー飛竜』シリーズの主人公。原作のゲームで使われていた「円盤型2足歩行オプション、ヒョウ型オプション、鳥型オプション」が援護し、サイファーという剣で相手を斬りつける。また原作で敵が使用していた機雷の援護があったり、忍者を前身とする組織という設定などを意識した分身攻撃や瞬間移動などもある。

[編集] アーケード版のみ最初から使用可能

キャプテンコマンドー (Captain Commando)
カプコンの横スクロールアクション『キャプテンコマンドー』の主人公。元々アメリカンコミックスを意識したデザインであるため、このシリーズでもマーヴル側のキャラとの違和感があまり無い。ヴァリアブルアシストでチームメイトを呼ぶのとは別に、必殺技で原作での仲間のショウ、ジェネティ、フーバーを呼ぶ攻撃を持っている。なお、2種類あるキャプテンコマンドーのハイパーコンボはどちらも4人がかりで行うために、必殺技で呼ばれた仲間が画面内に残っている間は出す事が出来ない。
必殺技「キャプテンコレダー」を放つアシストタイプβがセンチネルと非常に相性が良く、日本の愛好者の間では「センチネル&アシストタイプβのキャプテンコマンドー」という組みあわせに「センチコレダー」という通称が存在する。
ジン・サオトメ (Jin Saotome)
ロボット乗りの熱血漢。先に仲間2人を倒され本人も体力が減った状態になると、身体が金色に光り出してジャガーノートタイプのスーパーアーマーが発動するという特徴を持っている。ロボット「ブロディア」とともに戦う。小さく細い外見からは想像もつかない攻撃力を持つ。攻撃力の基本数値は全キャラトップクラスである。
モリガン=アーンスランド (Morrigan Aensland)
いわゆる「波動昇竜タイプ」のバランス型キャラクターだが、本作では機動力に特化させる形で差別化されている。シャドウブレードでのアシストやディレイドハイパーコンボが非常に強力で使い易い。前作『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』でのLv3専用ハイパーコンボ「エターナルスランバー」は削除された。
バレッタ (Bulleta / B. B. Hood)
ヴァンパイア』シリーズからの参戦。赤い頭巾を被った少女だが、風貌からは想像できない程の残忍さと戦闘スキルを持つプロの魔物ハンター。服や手に下げたカゴの中に多くの武器を隠し持つ。
豪鬼 (Gouki / Akuma)
攻撃に特化しており、極端に打たれ弱い。『ストリートファイターIII』シリーズのスーパーアーツ、「滅殺豪螺旋」がハイパーコンボに追加された。

[編集] 家庭用ゲーム機版のみ最初から使用可能

ジル・バレンタイン (Jill Valentine)
バイオハザードシリーズから参戦。原作ゲーム通りに様々な重火器を駆使するが、このゲーム内ではオーラのようなものを身に纏って突進する技もある。またゾンビなどの原作では敵である筈のキャラに援護させる技も存在している。
さくら (Sakura)
ドリームキャスト版の技表などには記載が無いが、ハイパーコンボゲージを一度に3本消費して『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』の隠しキャラ“日焼けしたさくら”の性能になれる(もう一度使用すると元に戻るがその際もゲージを3本消費する)。
日焼けさくら時のカラーリングがメカザンギエフ同様変更されており、スカートが藍色になってノーマル時のカラーリングに近くなっている。
トロン・ボーン (Tron Bonne)
ロックマンDASH』から参戦。ロボットに乗って戦い、コブンを使った技が多く、キャラクターとしては『トロンにコブン』におけるものがベースである。

[編集] アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初は使用不能

ケン (Ken)
リュウのライバル。空中竜巻旋風脚を組込んだお手軽かつ高威力のコンボや、画面端対画面端でも余裕で確定反撃として使える昇竜裂破などが使いやすかった。
春麗 (Chun-Li)
前作『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』で追加された「七星閃空脚」は削除された。
ダルシム (Dhalsim)
カプコンの格闘ゲームにおいて変則的キャラの代名詞ともいえるキャラ。動きこそ遅いが伸びる手足の攻撃間合いは非常に広い。また、機動力面は歩きこそ遅いもののダッシュ、8方向空中ダッシュなどが速くトップクラスの性能を持っている。
優れた機動力とリーチを持つがマグニートに比べると操作が難しく、いわば「玄人向け」なキャラである。
ナッシュ (Nash / Charlie)
ガイルの親友。基本的にガイルと同タイプの技を持つ。
ベガ (Vega / M. Bison)
悪の組織シャドルーの総帥。
キャミィ (Cammy)
ストリートファイターZERO3で登場した技「リバースシャフトブレイカー」が追加された。
ダン (Dan)
リュウやケンの兄弟子にあたる人物。それゆえ使う技も同タイプではあるが、途中で破門されたことからどの技にも自己流のアレンジが入っている。Lv3専用ハイパーコンボ「漢道(おとこみち)」の破壊力は今作では非常に大きい、が、ヒットさせると敵だけでなく自分の体力も減少してしまうのは相変わらず。必殺技よりも挑発方面が充実したコミカルなキャラ。ハイパーコンボ「挑発伝説」を発動すると「どうしたどうしたぁ!!」と叫びながらこぶしを振り上げて三回挑発し、そのあとサインを書いて投げる。更に全て成功するとコンボゲージがMAXになる特典付き。
ロックマン (Rockman / Mega Man)
ロックマン』シリーズの主人公。
ロール (Roll)
ロックマン』シリーズのサブキャラクター。身長が画面の縦の8分の1と非常に低く、当たり判定の範囲が狭い。そのため、ドクター・ドゥームのビームがしゃがみ状態にならずとも当たらない。ただし、それ以外の性能は並かそれ以下。2段ジャンプや相手を引き寄せる攻撃が追加され、前作からちょっとだけパワーアップしている。
フェリシア (Felicia)
『ヴァンパイア』シリーズからの参戦。キャットウーマン族の一人。最初に選択枠がある52キャラを使用可能にすることでキャラの選択枠が登場する。ヴァンパイアにはなかった「スーパーサンドスプラッシュ」という技が追加された。
コブン (Kobun / Servbot)
トロン・ボーンの参戦にともなって単体キャラとしても登場。最初に選択枠がある52キャラを使用可能にすることでキャラの選択枠が登場する。通常のキャラの膝くらいまでしか身長が無い。その見た目通り、という程では無いが当たり判定が他のキャラと比べてかなり小さく、まともに当らない技が多数存在するのが特徴と言える。そのかわり攻撃力が極端に弱く、防御力も全キャラの中で一番低い。

[編集] ボスキャラクター

アビス (Abyss)
アビスは「鎧の巨人」「液体人間」「液体巨獣」とでも表現するべき3つの形態を持っており、倒すたびに姿を切り換えてくる。第1形態が装備している鎧は「波蝕の鎧」と呼ばれており、プレイヤーキャラクター達は全員これを封印するためにやってきたという設定がある(スタッフロールでルビィハートが投げ捨てているのがこの鎧)。
マーヴル・ユニバースにもアビス (Abyss) というキャラクターが登場するため混同されがちだが無関係の別人である。

[編集] 関連項目

他の言語

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