NHKニュース (正午)
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NHKニュース (正午)は、総合テレビで1954年から現在も続いているお昼のニュース番組で、
平日は12:00~12:20、土・日・祝は12:00~12:15まで放送されている。(後半5分はローカル。ただし、BS2ではローカルニュースの放送はないが、1995年3月までは首都圏のローカルニュースも放送していた。ただ、札幌・仙台・東京(首都圏放送センター)・名古屋・大阪・広島・松山・福岡と左記以外の1局は、BS1で13:15からの列島ニュースで見ることができる。モバイル放送のモバイル.nとNHKワールドは首都圏のローカルニュースを含めて同時放送されている。また、選抜高校野球決勝戦開催時は土・日・祝と同じ時間短縮版で放送される場合が多い)
タイトルバックは 「NHKニュース」 となっているが、キャスターのアナウンサーは 「正午のニュース」 と言っている。ただし、土・日・祝の関東ローカルの終了時は「お昼のニュース」と言っている。
2001年からリアルタイム字幕放送を実施。
また、BS2、モバイル放送のモバイル.nと海外向けのNHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムにも放送(NHKワールドは画面に下1行の英語字幕によるティッカー表示を行っている)。なお、BShiでは、NHKの衛星放送編成見直しに伴い、2006年12月31日の放送が最終回(BShiでの定時ニュースの放送はこの番組が最後)となった。2007年以降は、総合テレビとBS2、モバイル.nおよび海外向けのNHKワールドTV・NHKワールドプレミアムで引き続き放送される。なお、BS2は国会中継で午前の質疑の中継が続いている場合、以前はBS1で代行放送されていた(但し、字幕放送はなし)が、現在は代替放送は行われていない。
目次 |
[編集] 歴代キャスター
[編集] 平日
- ????.??~1984.03 不明
- 1984.04~1985.03 明石勇
- 1985.04~1985.06 岩井正
- 1985.07~1989.03 斎藤季夫
- 1989.04~1990.03 石戸谷健一
- 1990.04~1991.03 川端義明
- 1991.04~1993.03 明石勇
- 1993.04~2000.03 末田正雄
- 2000.04~2006.03 武田真一
- 2006.04~ 登坂淳一
[編集] エピソード
1985年8月の日本航空123便墜落事故の翌日、本来担当の斎藤アナに代わり松平定知アナが臨時に正午ニュースのキャスターを務めたことがある。斎藤アナが午前中に事故関連報道に携わっていたことによる突発的措置と思われる。
また2004年10月の中越地震による長岡市妙見の土砂崩れ現場救出作業中継の際は、平日正午担当の武田アナと土日ニュース7担当の末田アナが交代で中継実況を行った。そして武田アナ実況の際に男児が救出された。
[編集] 関東ローカル(12:15~12:20)(平日のみ)
※土曜・日曜・祝日は、従来通り全国ニュース担当キャスターが兼任している。
※2007年3月25日(日曜日)放送の関東・甲信越地方のローカルニュースでは山本哲也アナが担当していた。
[編集] 土日( 一時期、月~金で祝日があった日を担当した時期があった。)
- ????.??~1989.03 NHKニュース (午後7時)担当キャスターが兼任
- 1989.04~1991.03 名取将
- 1991.04~1993.03 伊藤博英
- 1993.04~1994.03 森田美由紀
- 1994.03~1995.03 明石勇
- 1995.04~1996.03 佐藤淳
- 1996.04~1998.03 小野卓司
- 1998.04~1999.03 畠山智之
- 1999.04~2000.03 武田真一
- 2000.04~2001.03 阿部渉(土曜日)、石澤典夫(日曜日)
- 2001.04~2003.03 出山知樹(土曜日)、石澤典夫(日曜日)
- 2003.04~2004.03 出山知樹
- 2004.04~2005.03 藤井克典
- 2005.04~2006.03 登坂淳一
- 2006.04~2007.03 寺澤敏行
- 2007.04~ 谷地健吾
[編集] 歴代のオープニング
- 1983.1頃 青色の背景に白い「NHKニュース」のロゴが横になった状態から、上に延びてアングルが上部に切り替わる実写映像
- ????.??~1988.03 ニュースセンター(現在のCT-510スタジオ)のスタジオを背景にして、青縁白の線が右側から現れ「NHK」のロゴに変化し、続いて上部から無数の横線が上へ下へ動きながら集まり「ニュース」のロゴを形成するテロップアニメ
以降のオープニングは全て代々木公園を映したお天気カメラの映像を背景として使用
- 1988.04~1989.03 詳細不明
- 1989.04~1990.03 波紋のように輪が広がり、続いて弧が広がって鳥篭のような形になって回転し、黄色の「NHK」ロゴが現れ中央に移ると、鳥篭は上下二つに分かれ「NHK」はやや左上に移り銀色の「ニュース」ロゴが下から現れる
ここまでは正午の時報(参考:[1])が流れたあとにオープニングが開始していたが、以降はオープニングと時報が一体化し、実際のスタートは11:59.55からとなり正午前から音楽が流れるようになる
- 1990.04~1993.03 CGで作られた水色のアナログ時計が正午を指し、そのまま時計を突き破り、お天気カメラの映像に切り替わって無数の立方体が出現し、一部の立方体が「NHKニュース」を形成(同時期の7時のニュースとほぼ同一)
- 1993.04~1995.03 CGで作られたアナログ時計が正午を指し、中央から波紋を広げるようにお天気カメラの映像に切り替わり、中心から橙色と黄色の弧が次々に広がり、そのうちの一つにズームして上から「NHK」下から「ニュース」のロゴが現れ合体(音楽は当時の「NHKニュース9」と同一)
- 1995.04~2000.03 全体的に先代のマイナーチェンジという印象で、CGで作られたアナログ時計が正午を指し、中心を残してお天気カメラの映像に切り替わり、時計の中心だった部分は周りにいくつもの輪が付き土星のようになり、その輪の最も大きいものに沿って「NHKニュース」のロゴが出現(前半部分は「NHKニュース7」初代オープニングの色と短針を変更したのみ)
- 2000.04~2004.03 冒頭から背景はお天気カメラの映像で、銀色の円に内側に12本の短い線が入ったシンプルな時計が正午を指すと、3つに別れながら倒れ、そのうちの一つが緑色の地球儀となって右側に消えていくのと同時に、金色の「NHKニュース」が下から出現
以上のオープニングはBSや地上デジタル放送でサイマル放送される場合はタイムラグが発生するため、時報部分が別の映像に差し替えられていたが、以降は時報が消滅したため全てで同じ映像が流れるようになった(但し、NHKワールドは正午を指す時計が出たところから画像のフェードインで入る。なお、2007年3月25日放送分は地震関連のニュースの放送があり、前番組の関東・甲信越地方ローカルの気象情報の放送を行った関係から国際放送でも国内地上波・BSと同様に11:59.55からのオープニング映像がそのまま流れた)。
- 2004.04~ 先代の時報カット版で、時報がなく3つの輪が重なって正午を指す時計になる部分以外は全く同一である。
- NHK神戸放送局の放送エリア(兵庫県内)では、その時刻になった瞬間に、当放送局のオリジナルロゴのテロップ(風見鶏に見立てたもの)がテレビの画面の右下に流される。
[編集] 関連項目
- NHKニュース
- NHKニュース (午後6時)
- NHKニュース (午後7時)(現、NHKニュース7)
- NHKニュース7
- 列島ニュース