アルバート・ワトソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルバート・ワトソン二世(Albert Watson II、1909年1月5日 - 1993年)は、アメリカの軍人。1964年8月1日から1966年10月31日まで琉球列島高等弁務官を務めた。イリノイ州マウントバーノン出身。
[編集] 経歴
1909年1月5日生まれ。1930年に陸軍士官学校を卒業し、その後野砲兵学校で学んだ。
第二次世界大戦中は太平洋戦線に従軍し、レイテ沖海戦や沖縄戦にも参加した。戦後の1945年10月に東京のGHQに2年間勤務した。その後、韓国やドイツの駐留米軍に勤務し、ベルリン防衛軍司令官などを歴任した。
1966年に第4代高等弁務官に就任する。前任のキャラウェイ高等弁務官の強行姿勢を改め、柔軟路線で対応した。前任者のせいで分裂状態にあった保守勢力の結集を図るために、松岡政保を影から支援するなどした。主な施策として、琉球政府への権限移譲や煩雑な布告・布令の改廃を行った。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
|
|
カテゴリ: アメリカの沖縄統治機関の高官 | アメリカの軍人 | 1909年生 | 1993年没