アーサー・ウィーズリー
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アーサー・ウィーズリー(Arthur Weasley)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
2月6日生まれ。ホグワーツ魔法魔術学校グリフィンドール寮出身で、学生時代、モリー・プルウェットと朝の4時までデートをして、管理人(当時)アポリオン・プリングルに捕まり、お仕置きを喰らったことがあるらしい(モリーによれば、アーサーにはそのお仕置きの痕が今も残っているらしい)。
基本的に事を荒立てない穏和な性格で、普段は妻モリーの尻に敷かれている。しかし正義に対して揺ぎない信念を持ち、6巻ではハリー・ポッターの密告を予想する洞察力を見せる(本人曰く「これでもフレッドとジョージの父親なんだよ」)等、いざと言う時は頼りになるウィーズリー家の大黒柱。ルシウス・マルフォイとは犬猿の仲。
大のマグル好きで、電池やプラグを集めている(フレッド&ジョージ曰く「変人」)。但しマグルに関する知識は、マグルに疎い一般の魔法使いより多少マシな程度で、電気を「気電」、電話を「話電」と言い間違えている。
5巻までは「マグル製品不正使用取締局」局長であり、「マグル保護法」をはじめマグル関係の法律を幾つか制定している。但し、法律の制定に当たって、マグル製品に魔法をかけても実際に使わなければ問題はないという抜け穴を自分自身で法律に書き込んでいる(アーサー自身も、所有するフォード・アングリアに魔法をかけていた)。これについて、一部の読者から「役人にあるまじき行為をとっている」という批判も受けた。
コーネリウス・ファッジには、マグル好きなアーサーは「魔法使いとしてのプライドにかける」と思われていたらしく、なかなか昇進できないでいたが、魔法省大臣がルーファス・スクリムジョールに代わると、新設された「偽の防衛呪文ならびに保護器具の発見ならびに没収局」の局長に昇進し、部下も10人程ついた。
また、4巻でヴォルデモートが復活したことを受け、妻モリー、長男ビル、次男チャーリーと共に不死鳥の騎士団に加わった。5巻では騎士団の任務中にヴォルデモートが取り憑いた蛇に襲われ瀕死の重症を負うが、その光景をハリーが夢で目撃したおかげで命を取り留め、無事全快している。
[編集] 映画
マーク・ウィリアムズが演じている。