ロン・ウィーズリー
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ロン・ウィーズリー(Ron Weasley、本名:Ronald Bilius Weasley)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 登場巻
[編集] 人物
[編集] 属性・年齢等
ホグワーツ魔法魔術学校の生徒。グリフィンドール寮所属。誕生日は3月1日。
[編集] 外見
燃えるような赤毛で背が高い(5巻で双子の兄の背丈を越えた)。そばかすだらけ。(赤毛とそばかすは家族全員に共通なので、両親からの遺伝だろう)
[編集] 出身・家族等
ウィーズリー家の六男。いわゆる純血の魔法使いだが、マグルやマグル出身の魔法使い・魔女に対して寛容(ウィーズリー家代々の性質らしい)。そのため純血主義者からは「血を裏切る者」と呼ばれる。
家族からは、たまにからかわれて、ロニーちゃん(Ronnie)やロニー坊やと呼ばれることがある。妹のジニーに対しては、唯一年下の兄妹であるためか、(特に恋愛について)過保護な面も見られる。
- アーサー・ウィーズリー(父)
- モリー・ウィーズリー (母)
- ビル・ウィーズリー(長兄)
- チャーリー・ウィーズリー(次兄)
- パーシー・ウィーズリー(三兄)
- フレッド・ウィーズリー(兄)
- ジョージ・ウィーズリー(兄)
- ジニー・ウィーズリー(妹)
[編集] 性格・才能
屈託のない性格で非常に友人思い。他人の意見は尊重し、忠告以上の口出しをすることはない。楽しいことは皆で分かち合い、人並みにいたずら好きで、勉強よりスポーツに夢中と言った、どこにでもいそうな比較的平凡な男の子だが、年齢の割りに幼い面も少なくない。
兄が5人もいることから、家族からはあまり期待されていない(と本人は思っている)。そのためか期待やプレッシャーにひどく弱い。また、兄たちが皆優秀であることに引け目を感じており、密かに劣等感を抱く一方で、自分を過小評価している。 家族の中では年齢が低いため、特に母モリーや双子の兄フレッドとジョージから、時に幼く扱われることが不満である。 家庭が子沢山で貧乏なため、お下がりや中古品をあてがわれることも多く、やはり不満や劣等感を抱いている。 親友であるハリーが有名人であることにも密かに嫉妬しているが、自分自身が注目され高く評価されると、それを自慢し誇張する傾向がある。
本人は自身が優秀でないと語り、物語描写上も一見傑出したところのないように見えるが、実はチェスの達人。第1巻では、人間が駒になってやはり人間大の駒を相手に戦う「魔法使いのチェス」で指揮を執り、自らがクイーンの攻撃を受ける代わりにハリーを勝利に導いた。親友の一人で学年一の天才ハーマイオニー・グレンジャーも、チェスでは彼に勝てない。 また第5巻では、グリフィンドール寮クィディッチチームのキーパーに選抜されている。キーパーとしての成績は、精神状態によって大きなむらがあり、不調のときにはかかしよりも悪いが、絶好調の時には滅多に弟を褒めない双子の兄たちですら感心するほど。
恋愛に関しては意外と嫉妬深い一面を持っている。4巻でハーマイオニーのダンスの相手がビクトール・クラムと知ると、それまでクラムの熱狂的なファンだったにも関わらず、クラムの悪口を言ったりクラム人形を壊したりしている。だが、ダームストラング生がブルガリアに帰国する際に、クラムに向かってサインをお願いしたところから、本気で憎んでいたわけではない模様。ただ、それ以降も、クラムの話題が出るたびに不機嫌になっていた。
[編集] 主な対人関係
- ハリー・ポッター-親友
- ハーマイオニー・グレンジャー-親友・好意
- アーサー・ウィーズリー-父親
- モリー・ウィーズリー-母親
- ジニー・ウィーズリー-妹
- ラベンダー・ブラウン-元恋人
- マダム・ロスメルタ-好意
- フラー・デラクール-好意
6巻でハーマイオニーに惹かれていることがはっきりしたが(ただ、前述のようにクラムに嫉妬していたことを考えると、4巻の頃には既に惹かれていただろうと推測される)、ジニーに「ハーマイオニーとクラムはキスした」と言われただけでハーマイオニーに冷たく当たり、彼女にあてつける為だけにラベンダー・ブラウンと人目を気にせずいちゃついていたが、結局長続きしなかった。
[編集] 趣味
[編集] 来歴
2年生の時、「秘密の部屋」事件を解決に導いた功績を称えられ、ハリーと「ホグワーツ特別功労賞」を受賞する。
3年まではネズミのスキャバーズ、4年からはフクロウのピッグウィジョンをペットとして飼っている。
5年生ではハーマイオニーと共に監督生になる。また、クィディッチのグリフィンドール寮チームのキーパーになる。
6巻のラストで、ハリーが来年はホグワーツに戻らないと決意したのを見て「僕達もいっしょだよ」と言い、ハリー、ハーマイオニーと共に去ることを決意する。
[編集] 映画
ルパート・グリントが演じている。