エアジハード
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2000年9月23日撮影 |
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性別 | 牡 |
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毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1995年4月9日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | サクラユタカオー |
母 | アイシーゴーグル |
生産 | 社台ファーム |
生国 | 日本(千歳市) |
馬主 | (株)ラッキーフィールド 吉田照哉 |
調教師 | 伊藤正徳(美浦) |
競走成績 | 12戦7勝 |
獲得賞金 | 3億6000万4000円 |
エアジハード(英語表記Air Jihad、香港表記空中聖戰、1995年4月9日 - )は、日本の競走馬で、現在は種牡馬である。主な勝鞍は1999年安田記念、マイルチャンピオンシップ、1998年富士ステークス。
※馬齢は同馬の現役時代に合わせて旧表記とする。
[編集] 戦績
1997年12月の3歳新馬戦でデビューし、初勝利を挙げる。3歳初戦の500万下条件戦のカトレア賞に勝利した後、スプリングステークスに出走するが、スタート前にゲート内で暴れて出遅れ4着に終わり、皐月賞の優先出走権を獲得できなかった。また、ゲート内で暴れたことから発走調教再審査が行われ、なかなかこの審査に受からなかったために皐月賞だけではなく、ニュージーランドトロフィー4歳ステークスにも出走できなくなってしまった。矛先を変えて挑戦したNHKマイルカップも8着に敗れ、休養に入る。
復帰後、900万下条件戦、準オープン競走の奥多摩ステークスを連勝した勢いでGIII富士ステークスに出走。古馬を一蹴し重賞初制覇を果たす。レース後、調教師から「ポスト・タイキシャトル」発言が出る。
明けて5歳、谷川岳ステークスで復帰し僅差の2着の後、京王杯スプリングカップに出走するもグラスワンダーの末脚に屈し2着。しかし続く安田記念では、直線で前走敗れた断然人気のグラスワンダーを叩き合いの末、ハナ差で下しGIのタイトルを手にする。
秋は天皇賞(秋)から始動し3着と好走、続くマイルチャンピオンシップは1番人気に応え優勝。前年のタイキシャトルに続く春秋マイルGI連覇の偉業を成し遂げた。その後香港カップ参戦のため香港に遠征するが、屈腱炎を発症しレースを回避、そのまま引退となった。 ちなみに、香港では「空中聖戦」と表記される。
1999年の活躍が評価され、同年のJRA賞で最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出された。
2000年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。2003年にブリーダーズスタリオンステーションに移動、2005年からはレックススタッドで繋養されている。
[編集] 競走成績
1997年(1戦1勝)
1998年(6戦4勝)
- 富士ステークス
1999年(5戦2勝) - JRA賞最優秀父内国産馬、最優秀短距離馬
- 安田記念、マイルチャンピオンシップ
- 2着 - 京王杯スプリングカップ
- 3着 - 天皇賞(秋)
[編集] 血統表
エアジハードの血統 (プリンスリーギフト系/Nasrullah4×5×5=12.5%) | |||
父
サクラユタカオー 1982 栗毛 北海道静内町 |
*テスコボーイ Tesco Boy 1963 黒鹿毛 イギリス |
Princely Gift | Nasrullah |
Blue Gem | |||
Suncourt | Hyperion | ||
Inquisition | |||
アンジェリカ 1970 黒鹿毛 北海道静内町 |
*ネヴァーベント Never Beat |
Never Say Die | |
Bride Elect | |||
スターハイネス | *ユアハイネス Your Highness | ||
スターロツチ | |||
母
アイシーゴーグル 1987 栗毛 北海道千歳市 |
*ロイヤルスキー Royal Ski 1974 栗毛 アメリカ |
Raja Baba | Bold Ruler |
Missy Baba | |||
Coz o'Nijinsky | Involvement | ||
Gleam | |||
シャダイアイバー 1979 鹿毛 北海道早来町 |
*ノーザンテースト Northern Taste |
Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
*サワーオレンジ Sour Orange |
Delta Judge | ||
Lady Attica F-No.8-g |
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