エレキング
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エレキング
- 特撮テレビシリーズ「ウルトラシリーズ」に度々登場した架空の怪獣。本項で後述。
- 雑誌「週刊モーニング」に連載された大橋ツヨシの漫画作品。エレキング (漫画)を参照
- (ele-king) 有限会社エレ・メンツよりかつて出版されていたテクノ専門誌。1995年-2000年に全34号を刊行。ele-kingを参照
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ウルトラセブンに登場したエレキング
特撮テレビ番組『ウルトラセブン』第3話「湖のひみつ」(1967年10月15日放送)に登場。
- 別名:宇宙怪獣
- 身長:0.3~85メートル(尾を含めた全長。頭頂高53メートル)
- 体重:50グラム~2万5千トン
黄色地に黒模様の体色、回転する三日月形の角と長大な尾が特徴。体表から電気ショックを放つ。その他、口から三日月状の電気光線を発射する。木曽谷の湖にてピット星人に育てられ、ピット星人の危機に巨大化。カプセル怪獣ミクラスと戦い、一時はミクラスに投げ飛ばされたりと劣勢だったが、尻尾を巻き付けての電気ショックで勝利した。その後、ウルトラセブンとの戦いで、電気ショックを浴びせたが、致命的なダメージを与えることができず、アイスラッガーで尻尾と胴体、首を切断され、爆発四散した。
体色は元々は「白地に黒」の模様の設定であったが、撮影中にセットの湖の水に入れられていた着色剤でぬいぐるみが黄色く染まってしまったため、もっぱらこちらの体色で認識されており、後述のリメイク怪獣も長らく「黄色地に黒」となっていた。しかし、ビデオなどの普及によって過去の映像が普通に見られるようになった80年代後半頃から見直されるようになり、スーパーファミコンのゲームCM用には「白地に黒」という当初の設定を元にした着ぐるみが新造された。以後、意図的な場合を除いて「黄色地に黒」という色彩は用いられていない。
※ かつて出版された数々の書籍などには、「身長:0.3m~85m、体重:50g~25,000t」と記述されたものがあるが、最大身長は厳密には尾を含めた全長を表す。『ウルトラマンマックス』第2話放送後のミニコーナー「マックスボックス」で示されたデータでは、身長53m(最大)、体重25,000t(最大)とされていたが、これは第2次怪獣ブーム時に、大伴昌司により設定されたものである。
[編集] ウルトラファイトに登場したエレキング
「セブンは見たエレキングの最後」以降度々登場。新撮エピソードに登場する他の怪獣達と同様、好戦的で喧嘩好き。昼寝を邪魔されると非常に機嫌が悪くなり、謝罪の意を示し無抵抗を続けるウルトラセブンを叩きのめした。ある時はイカルス星人(劇中の呼称はイカルス)と交際しており、イカルスの気を引こうとプレゼントの花束を持って日参するマメさも見せるが、「花束は食べられない」との理由から好意は台無しになり乱闘の末さんざん叩きのめされ、後日魚をプレゼントに送りようやく許してもらった。また戦いの際に手にしたライフル銃が暴発して死んだりもした。新撮編ではその前期と後期において、頸部の長さの違いなどからアトラクション用のぬいぐるみが2体使用されている事が判る。
[編集] ウルトラマンタロウに登場したエレキング
特撮テレビ番組『ウルトラマンタロウ』第28話「怪獣エレキング満月に吼える!」に登場。再生エレキングと呼ばれる。
- 別名:月光怪獣
- 身長:53メートル
- 体重:1万5千トン
ウルトラセブンに倒されたエレキングが月光怪獣として月光の力により復活した。そのため、月の出ていない時間帯には活動することができない。尾の長さが初代に比べてかなり短くなっている。身長・体重も初代と比較して小型・軽量となっている。また、初代は電気による攻撃だったが、炎を吐くなど攻撃方法も変化している。改造エレキングと表記されていることもある。この点について児童雑誌には「以前の主であるピット星人の命令電波を頭部の角で受信しないよう改造を施した」なる設定があった。同じく児童雑誌ではこの時期の再生(改造)怪獣達は「怪獣軍団」という組織に所属しているとされ、このエレキングは軍団が建造期間の長さから投入を断念したキングジョーの代替として送り込んだという設定がある。敗戦後の怪獣軍団のコメントは「キングジョーを選べば良かった」と後悔の念を隠さないものであった。また、「ウルトラマン物語」ではメフィラス星人によって改造されて復活し、送り込まれたことになっている。
[編集] 『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』に登場したエレキング
特撮テレビ番組『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』に登場。
- 身長:20センチメートル~53メートル
- 体重:500グラム~2万5千トン
初代と同じく、ピット星人に操られている。地球の大気を改造するためピット星人が連れてきた。普段はピット円盤内の水槽の培養液中で小型化して生活している。今回は地球の大気改造を目的に連れてこられたため、三日月状の電気光線は使用せず、両手の噴射口から大量の二酸化炭素を噴出する。また、初代と同様に尾から高圧電流を流すことも可能。二酸化炭素の量を著しく増大させることで、地球全体の温度を急上昇させて環境を悪化させようとした。今回はセブンのアイスラッガーで自慢の尾を切断され、その後エメリウム光線で止めをさされた。
[編集] ウルトラマンマックスに登場したエレキング
特撮テレビ番組『ウルトラマンマックス』第2話「怪獣を飼う女」、第27話「奪われたマックススパーク」に登場。体色は白で、また両手には2本ずつ爪が生えている。
- 別名:放電竜
- 身長:56メートル(最大)
- 体重:4万2千トン(最大)
- 第2話のエレキング
- OL に飼われているように見せかけ、陰では逆に OL を操っていた。街の電気を吸い取り、さらには DASH 本部の電気まで吸い取った。ウルトラマンマックスを尻尾の攻撃で苦しめるが、最後は角を切られ、マクシウムカノンで倒される。
- 第27話のエレキング
- 電気ではなく人間の脳波を吸収して成長する怪獣になっていた。ピット星人によって相当数の幼体が地球に持ち込まれており、そのうち2体が巨大化して街を破壊した。だが1体はミズキ操縦のダッシュバード3号に倒され、もう1体はマックスによって宇宙に投げ飛ばされたところで分離したマクシウムソードによって裁断され、爆発した。また幼体も全滅した(大半はカイトが脳波を逆流させて倒したが、冒頭で1体が死んだ状態で見つかり、事態が発覚した)。初代と比較して、身長・体重ともかなり増加している。
[編集] ウルトラマンメビウスに登場したエレキング
名称はマケット怪獣 リムエレキング。特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第8話「戦慄の捕食者」から登場。
- 体長:40センチメートル
- 体重:4キロ
偶然生まれたマケット怪獣。形状はエレキングのそれに近いが、大きさと頭身は人間の赤ん坊ほどしかない。マケット怪獣「ミクラス」に電撃能力を追加して強化する為に過去のアーカイブからデータを引き出したが、運用実験の際、高エネルギー分子ミストを生成する粒子加速器の故障と、ミクラスの記録にかつてエレキングと戦ったトラウマが残っておりエレキングのデータを拒絶した為に実体化。活動可能時間は通常のマケット怪獣同様に1分間だが、分子ミストの再チャージに要する時間が1秒以下のため次々とフェニックスネストに出現して、電撃でジョージの髪を逆立たせたりしていた。
その後、トリヤマ補佐官の「官公庁にはマスコットキャラが必要」という主張に基き GUYS のマスコットキャラとして採用されることになった。「リム」とはリミテッド(Limited=有限の・わずかの、という意味。おそらく構成する分子ミストの量の事)の略でコノミが命名。しばしばGUYS作戦室に出没して隊員達と戯れている。ミクラスと同じくコノミに懐いているが、他の隊員にもちゃんと懐いているようである。
第27話では、本物のエレキングがマケット怪獣の候補としてテスト用カプセルが用意されたが、結局使用されることは無かった。
第49話でエンペラ星人によって粒子加速器が破壊されたため、再チャージが出来ず消滅してしまった。 しかし、第50話で粒子加速器が復旧したのか、再び姿を現した。
[編集] レッドマンに登場したエレキング
特撮テレビ番組『レッドマン』で度々登場。
32話でノコギリン、33話でキングマイマイ、68話でザゴラス、74話でテレスドンと組み、レッドマンと戦うがいずれも敗れた。60話では単独で立ち向かうが敗れた。
[編集] チビラくんに登場したエレキング
特撮テレビ番組『チビラくん』第74話に、チビラくんの住むカイジュウ町の住人としてバルタン星人、イカルス星人、ウーとともに登場した。
[編集] ウルトラマン Fighting Evolution REBIRTHに登場したエレキング
メフィラス星人の部下となったバルタン星人によって改造・強化されており、ゲーム中では「改造エレキング」と呼称されている。
手足のないナメクジのような長い胴体が特徴で、発電能力が強化されただけでなく肉体そのものを電気に変える能力を新たに獲得している。その特異なシルエット故に打撃は不得意だが、組技に特化した性能となっているのが特徴。また皮膚が透けており、体内の発電器具らしきものがうっすらと確認できる。