ウルトラマンマックスの登場怪獣
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ウルトラマンマックスの登場怪獣(ウルトラマンマックスのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンマックス』に登場した架空の怪獣、宇宙人、ロボット、その他の生物の一覧である。 なお、並び順は登場話数順。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 溶岩怪獣 グランゴン
第1話「ウルトラマンマックス誕生!」、第30話「勇気を胸に」に登場。
- 体長:55メートル
- 体重:6万2千トン
自然災害のため蘇った怪獣。登場後すぐにDASHの冷凍弾により氷漬けにされて粉砕されるが、火山の爆発により流れ出した溶岩に触れると途端に再生した。その後ラゴラスと戦ったが最後には一致団結してウルトラマンマックスと対戦、マクシウムカノンでラゴラス共々倒された。
第30話では、ラゴラスに食われた別個体の死骸が龍厳岳で発見された。
- デザイン:酉澤安施
- 初期の名称は「古代怪獣グラリオン」。
[編集] 冷凍怪獣 ラゴラス
第1話「ウルトラマンマックス誕生!」に登場。
- 体長:53メートル
- 体重:5万7千トン
自然災害で登場した怪獣。口からは何でも凍らせる-240度の冷凍光線を吐く。先に出現していたグランゴンと戦った。ウルトラマンマックスと戦うがグランゴン共々倒された。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 進化怪獣 ラゴラスエヴォ
第30話「勇気を胸に」に登場。
- 体長:54メートル
- 体重:6万トン
かつてウルトラマンマックスに倒されたラゴラスの別個体が、龍厳岳に潜んでいたグランゴンの別個体を捕食し、強力に進化した怪獣。冷熱双方の特性を併せ持ち、胸部にはグランゴンの特徴であるマグマコアを備え、口からはラゴラス本来の冷凍光線を吐く。最強の武器は、口と胸部より発生させたエネルギーを一点にぶつけて発射する強力な光波。この光波はギャラクシーカノンをも上回る威力を誇り、相手を瞬時に蒸発させることが可能。戦闘能力に加え、知能も進化しており、人間を憎み、蔑んでいる。最後はラゴラスエヴォの攻撃法にヒントを得て開発された DASH の新兵器A.G.メイザーによってマグマコアを破壊され、爆発四散した。
- デザイン:酉澤安施
- 着ぐるみはラゴラスを改造したもの。
[編集] 放電竜 エレキング
第2話「怪獣を飼う女」、第27話「奪われたマックススパーク」に登場。
詳しくはエレキング参照。
[編集] 古代怪鳥 レギーラ
第3話「勇士の証明」に登場。
- 体長:52メートル
- 体重:1万4千トン
メキシコの古代遺跡から現れた怪獣。飛行速度マッハ2.5。外皮の特性上レーダーに探知されない。口の中に青く光る目があり、そこから発射されるビームが主要武器。また羽ばたく際の衝撃波で地上の物を吹き飛ばし破壊するのも特徴。腹部には巨大な爪のような一対のフックがある。ウルトラマンマックスをこのフックで捕獲するも叩き折られるが、捕縛効果のあるビームでさらに攻撃。しかしマクシウムソードによって緊縛を解いたマックスの一閃に敗れる。エリーの解説によれば中米で神としてあがめられていたとのことから、ケツァルコアトルをモチーフとしていると考えられる。
- デザイン:丸山浩
[編集] 高速宇宙人 スラン星人
第4話「無限の侵略者」に登場。
- 体長:2~51メートル
- 体重:69キログラム~2万8千トン
宇宙船を陸上スタジアムに偽装し地球に潜伏していた。地球人の環境破壊に警鐘を鳴らすが、高尚なことを言ってる割には人質をとったりと行動は姑息そのものという典型的な悪役。高速移動により残像を生み出し、それに惑わされた相手を破壊光線・手から出す反重力光線を使って攻撃する戦法を得意とする。マクシウムソードで残像を切り刻まれ、最後はマクシウムカノンで倒された。
- 声:川津泰彦
- デザイン:丸山浩
[編集] 装甲怪獣 レッドキング
第5話「出現、怪獣島!」、第6話「爆撃、5秒前!」、第36話「イジゲンセカイ」に登場。
詳しくはレッドキング参照。
[編集] 両棲怪獣 サラマドン
第5話「出現、怪獣島!」に登場。
- 体長:54メートル(倒立時)
- 体重:3万3千トン
サンショウウオによく似た怪獣。本来は心優しい怪獣だが、ピグモンに危害を加えようとした人間は容赦なく攻撃した。尻尾を逆立てて発射するトゲと、体の側面から分泌する毒が武器。基本的に四足歩行だが倒立して二足歩行にもなる。レッドキングと闘い、投げ飛ばされたところを爆弾岩の一斉射撃を受けて殺される。
- 着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』に登場したテールダスの改造と思われる。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 飛膜怪獣 パラグラー
第5話「出現、怪獣島!」、第6話「爆撃、5秒前!」に登場。
- 体長:58メートル
- 体重:2万8千トン
ムササビのような皮膜状の翼(飛膜)を持った怪獣。この飛膜は収納するかのように消すことが可能。飛行能力を持つが目立った武器や攻撃方法は体当たりくらいしか無かった。サラマドンと同じくピグモンを守るために闘うが、レッドキングの爆弾岩に殺された。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 電脳珍獣 ピグモン
第5話「出現、怪獣島!」、第6話「爆撃、5秒前!」、第36話「イジゲンセカイ」に登場。
詳しくはピグモン参照。
[編集] 宇宙工作員 ケサム
第7話「星の破壊者」に登場。
- 体長:1.8~49メートル
- 体重:67キログラム~1万4千トン
環境破壊を繰り返す人類に対して怒りを感じ、地球を爆破しようと試みた異星人。時空移動装置を内蔵した特殊なスーツを着用している為、爆弾をセットした後速やかに逃げ出すことが出来る。しかし地球に出現した際にトラブルで負傷、調査に来たミズキに助けられる。その後巨大化してウルトラマンマックスと戦うものの、ミズキの情に絆されて爆弾を停止させ、最期は彼女に看取られて息絶えた。
[編集] 甲虫型宇宙怪獣 バグダラス
第8話「DASH壊滅!?」に登場。
- 体長:25センチメートル~50メートル
- 体重:970グラム~3万5千トン
隕石の中から現れた怪獣で、大顎の間にある口から放つ特殊なビームで生命のエネルギーを吸い取り成長。エネルギーを吸われた人間は高熱・体力低下の症状が現われ命の危険にかかわる。透明化し赤外線で獲物を探知する能力を持つ。見た目は巨大化した二足歩行をする蚊のような甲虫。最大化した後は羽根を羽ばたかせることで熱波を放射する。体内に無数の卵を飼っていたが、それが孵化する前にウルトラマンマックスに倒された。
- デザイン:板野一郎
- 初期の名称は「甲虫型宇宙怪獣ヴィクティム」。
[編集] 伝説怪龍 ナツノメリュウ
第9話「龍の恋人」に登場。
- 体長:71メートル
- 体重:6万3千トン
奈津川村に伝わる龍で、「英雄が鎮め、光の中へ返した」という予言めいた伝説をもっている。開発を進める人間に怒り、祠を壊されたことで復活して暴れまわった。焔の翼を持ち空を飛び、口から炎のブレスを吐き、長い首で敵を締め上げる。最後はナツノメリュウを慕う少女の霊によって大人しくなり、光の中へ消えていった。村に伝わる「竜を鎮める英雄」とはウルトラマンマックスのことだった。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 空間転移怪獣 メタシサス
第10話「少年DASH」に登場。
- 体長:57メートル
- 体重:4万9千トン
空間を飛び越え、自在の場所にテレポートできる怪獣。携帯電話の極超短波を嫌い、その中継アンテナを破壊した。四対の目がある頭部と手足の無いウミウシのような身体を持ち、大きく割れる口の中にある長い舌が武器。また口の脇にある穴からはガスを噴出する。出現する際に起こる電磁波の乱れをマサユキ少年に見抜かれ、ウルトラマンマックスと DASH の連携によりマクシウムソードで倒される。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 磁力怪獣 アントラー
第11話「バラージの預言」に登場。
詳しくはアントラー参照。
[編集] 超音速怪獣 ヘイレン
第12話「超音速の追撃」に登場。
- 体長:52メートル
- 体重:3万8千トン
マッハ10という、ウルトラマンマックス以上の超高速で飛行する怪獣。地上でも同様に高速移動可能。武器は口から吐く高熱火球。特定の波長を敵襲だと感じ、その音源を攻撃する習性を持っている。ヘビメタバンド「バッドスキャナーズ」のギターの音がたまたまその波長と一緒だったため、彼らがコンサートを行う野外ステージ上空に出現して暴れた。最期はバッドスキャナーズの演奏に気を取られ、動きを止めた所を倒された。
- デザイン:丸山浩、デザイン原案:金子二郎
- バンドが軸となるエピソードに登場することから、ネーミングの由来はヴァン・ヘイレンより。
[編集] 宇宙恐竜 ゼットン
第13話「ゼットンの娘」に登場。
詳しくはゼットン参照。
[編集] 変身怪人 ゼットン星人
第13話「ゼットンの娘」、第14話「恋するキングジョー」に登場。
詳しくはゼットン星人参照。
[編集] 侵略ロボット キングジョー
第14話「恋するキングジョー」に登場。
詳しくはキングジョー参照。
[編集] 完全生命体 イフ
第15話「第3番惑星の奇跡」に登場。
- 体長:4メートル(第一型)、27メートル(第二型)、31メートル(第三型)、52メートル(第四型)、54メートル(最終型)
- 体重:3万2千トン(第一型)、3万5千トン(第二型)、4万3千トン(第三型)、4万6千トン(第四型)、4万9千トン(最終型)
ある日突然宇宙から降ってきた怪生命体。最初はマシュマロのような白いドーム型の形態で全く動かなかったが、攻撃を加えられるたびにその攻撃を習得して進化し、怪獣の姿になり、ついにはウルトラマンマックスのマクシウムカノンまでコピーしてマックスを退却させる。ありとあらゆる攻撃が通じず、地球を滅亡寸前にまで追い込んだが、最後は盲目の少女・アッコが奏でるピッコロの音楽をコピーして楽器をまとった女神像の形態となり、美しい音色を奏でながらマックスによって宇宙に誘導された。ファンの間ではゼットンを超えた最強怪獣と言われており、設定上、倒すのは不可能である。
- デザインは第15話の脚本を執筆したNAKA雅MURA。初期の名称は「ゼロ」。
[編集] 宇宙化猫 タマ・ミケ・クロ
第16話「わたしはだあれ?」に登場。
- 体長:45メートル(三体共通)
- 体重:2万3千トン(三体共通)
宇宙から飛来した猫型(?)生物。耳のある固体がクロ、脚のある固体がタマ、主だった特徴のない固体がミケで、全員振ると鈴の音がする尻尾が付いている。体から有機生命体の記憶を妨害するエネルギーを放出し、その影響で人間社会や DASH、果てはウルトラマンマックスまでをも大混乱に陥れる。武器は口から吐く光線、最後は唯一有機生命体でないエリーの祈りに発奮したマックスによって、3体まとめて撃破される。
- デザインは第16話の脚本を執筆したNAKA雅MURA。初期の名称は「宇宙化猫カフカ」。
[編集] 氷の美女 ニーナ
第17話「氷の美女」に登場。
南極の氷山から発掘された氷漬けの美女。人間そっくりの姿をしているが正体はエイリアン。コバ隊員の遺伝子データから地球の総てを引き出し、「人類は失敗作だった」と判断しエラーガを用いて世界を破壊しようとした。コバを相手に「あなたには撃てない」と軽口を叩くが、結局撃たれて消滅した。
- 演:上良早紀
[編集] 宇宙古代怪獣 エラーガ
第17話「氷の美女」に登場。
- 体長:54メートル
- 体重:5万8千トン
ニーナが操る宇宙怪獣。南極の海に出現し、UDF オーストラリア支部の迎撃を物ともせず、オーストラリア経由で東京に現れた。武器は頭部の角から出す強力な光線。ニーナがいる限りは両肩の角にエネルギーを蓄える事が出来るため、あらゆる攻撃が通用せず、何度倒されても立ち上がりそのたびにどんどんパワーアップしていく恐ろしい怪獣。ニーナが死んだことにより弱体化し、ウルトラマンマックスに倒される。
- デザイン:酉澤安施
[編集] 幻影宇宙人 シャマー星人
第18話「アカルイセカイ」、第36話「イジゲンセカイ」に登場。
- 体長:15センチメートル~49メートル
- 体重:220グラム~不明
- 第18話のシャマー星人
- 自前の超巨大反射板で太陽の光を反射させて日本に照射、終わることのない「昼間」を作り上げた。武器は両手から発射する破壊光線と放屁による爆発攻撃。こちらの攻撃は一切効かず、殴りかかろうとしてもすっぽ抜けてしまう(星人自身の意思で物をつかむことは可能)。人間に化けた工作員をベースタイタンに送り込み DASH をかく乱、同時に巨大化させた破壊工作員を町のど真ん中に出現させて日本に全面降伏を迫った。性格は慇懃無礼にして饒舌、かつ無駄にテンションが高く人の精神を逆撫でる。ウルトラマンマックスをも一時敗走させたが、カイトにトリックを見破られて敗北した。工作員(ベースタイタンに現れた方)は逃走し…。
- 第36話のシャマー星人
- 今度は、異次元バリアの理論を持つエキスパート・四谷博士を名乗って堂々とベース・タイタンに乗り込んできた。UDF の異次元バリアを開発すると見せかけ、実際はベース・タイタンのパワーを利用し、サブジェクト・ファントムよりレッドキングを召喚するという作戦を展開。名刺を渡す営業気質や、ヘンな笑い方は健在。特殊なエネルギーを使ってウルトラマンマックスを異次元に送ろうとするが、エリーと同化したピグモンの妨害により失敗。ショーンが開発した新兵器ブラック・ディメンションによって日光を遮られ縮小化。ビルの屋上から落ち、野良猫のエサに…?
- 演:渡来敏之
- デザイン:酉澤安施
[編集] 空間移動宇宙人 ターラ星人
第19話「扉より来たる者」に登場。
- 体長:1.8メートル
- 体重:82キログラム
原始時代の日本に、食糧調達のために転送ゲートを用いてやって来た宇宙人。地球人の野蛮さを知って、交流から一転征服に乗り出すが、当時地球に来ていたM78星雲人により妨害される。M78星雲人 = ウルトラマンマックスの地球再来訪を知り復讐を図るが、最後はコバに倒される。武器は光線銃にもなる長剣。よっぽど用心深いのかそれとも趣味なのか、ミズキを磔にする際タンクトップ一枚にしてしまっている。
- 演:アレクサンダー大塚
- デザイン:丸山浩
[編集] 戦神 ギルファス
第19話「扉より来たる者」に登場。
- 体長:54メートル
- 体重:4万5千トン
ターラ星人が操る巨大モンスター。石像の様な姿をしているが、ロボットなのか、ロボットのような生物なのかは不明。胸から炎の塊を弾丸のように発射し敵を倒す。マクシウムカノンでも貫通不可能なほど頑丈な盾と、マクシウムソード同様飛ばすことが出来、剣にもなる角飾りを装備している。最後はギャラクシーカノンによって撃破された。
- デザイン:丸山浩
[編集] 亜空間怪獣 クラウドス
第20話「怪獣漂流」に登場。
- 体長:59メートル
- 体重:760キログラム~6万7千トン
寝ている間は風に飛ばされるほど軽いが、目が覚めるととたんに重くなるというはた迷惑な怪獣。造形のモチーフはおそらくアンキロサウルスであり、こぶ状の突起がある尻尾や装甲のような体表にその特徴が見られる。背中に巨大な一対の角があるが特に目立った武器ではない。太陽黒点の活発化により日本上空にプラズマトンネルが開いたことにより、寝たまま亜空間より飛来し、町中をパニックに陥れた。目の上にある穴の開いている突起が鼻であり、耳と間違われて耳栓をされた。基本的に四足歩行だが二足歩行も一応可能。最後はウルトラマンマックスと DASH の活躍によって無事亜空間に戻された。主だった武器はない。名前はトミオカ長官が命名。
[編集] 古代怪獣 ゴモラ
第21話「地底からの挑戦」に登場。
詳しくはゴモラ (ウルトラ怪獣)を参照。
[編集] 夢幻神獣 魔デウス
第22話「胡蝶の夢」に登場。
- 体長:24メートル(第4形態 = 卵型形態体時の数値)
- 体重:3万5千トン(第4形態 = 卵型形態時の数値)
巨大なボールの形状をした、抽象的なオブジェのような姿をした怪獣。相手の攻撃に合わせて粘土のようにその姿を変える。その名は「都合の良すぎる終わり方」を揶揄した演劇用語、『デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)』から来ている。特撮番組『ウルトラマンマックス』の脚本家・蓮沼(石橋蓮司)の夢に出てきた怪しげな女性が作り上げた粘土の怪獣が、「怪獣を勝たせてあげたい」と言う女性の怨念めいたパワーで実体化したもの。体当たりと相手の攻撃をそっくりそのままうち返す特殊能力を駆使してマックスを苦しめ、最後は二つに割れて触手のようなものでマックスを体内に取り込んで倒しかけたが、マックスのエネルギーを抑えることができずに爆散した。現れると周囲に「ハァ……ハァ……」と呼吸音のような不気味な音が響き渡る。
- デザイン:酉澤安施
- オープニング末尾の登場怪獣表示は通常とフィーマットが異なり、真っ暗なバックに白抜き文字で“魔デウス 登場”と記されたのみで、「夢幻神獣」という異名は登場しなかった。
[編集] 飛魚怪獣 フライグラー
第23話「甦れ青春」に登場。
- 体長:51メートル
- 体重:2万5千トン
- 水中速力:60ノット
トビウオが突然変異を起こし、怪獣化したもの。元がトビウオであるだけに水中を高速で移動し、さらに翼で空まで飛んでしまう強敵(翼はマクシウムソードで切り取られた)。武器は水中または空気中の水分をえらから取り込み、口から発射する高圧の水流。しかし、その発射時に開くえらそのものが弱点であり、そこをトミオカ長官座乗のダッシュバード3号に攻撃され、弱ったところをマクシウムカノンで倒された。
- デザイン:丸山浩
- 着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』のリドリアスを改造したもの。
- その名称からフライの衣のような意匠が「お遊び」として取り入れられている。
[編集] 対話宇宙人 メトロン星人
第24話「狙われない町」に登場。
詳しくはメトロン星人を参照。
[編集] 友好異星人 ネリル星人キーフ
第25話「遥かなる友人」に登場。
- 体長:1.9~49メートル
- 体重:75キログラム~3万2千トン
駈少年の元に突然降り立ってきた宇宙人。故郷の惑星ネリルの寿命が付きかけていたため、移住できる星を探索中、惑星ネリルが消滅してしまい、宇宙をさまよっていた。非常に友好的かつ活発な性質を持つ。緑の発光体となって移動し、人間に擬態することができる。駈少年との交流を通じて、地球の環境に感動するが、地球では「異星人は侵略者である」と認識されている事を知り、「侵略者ではない友好的な宇宙人もいる」という前例を作り地球人からの信頼を得るため、あえて過酷な生態調査を受ける。ハーグに移送される直前、襲来したゴドレイ星人の攻撃からウルトラマンマックスを庇い、消滅した。
[編集] 巨大異星人 ゴドレイ星人
第25話「遥かなる友人」に登場。
- 体長:50メートル
- 体重:5万トン
侵略宇宙人であるが、詳しい目的は不明。突如現れ、街を破壊した。一言も言葉は発しなかった。胸部から放たれる紫色の光線と、攻守一体となり再生能力を持つ爪状の両手が武器。両手でマクシウムカノンを跳ね返しウルトラマンマックスを苦しめるが、キーフが殺されたのを見たマックスのギャラクシーカノンを受け大爆発した。
[編集] 神話の幻獣 ユニジン
第26話「クリスマスのエリー」に登場。
- 体長:47メートル
- 体重:3万6千トン
未来から過去への楕円軌道を周回しているという、美しき神話の幻の獣。12年に一度、12月24日のほんの数秒だけ「今」を通過し、その姿を確認できる。『通過する地点の東西南北にトネリコの枝を立てておくと、ユニジンはその空間から出られなくなる。その間に水晶に閉じ込めることが出来る』という言い伝えが残っている。その言い伝えに従い、ユニジンを追う古理博士が捕獲に成功した際、ヨシナガ教授の推測どおり、周囲にあるものが時空の狭間に落ちて消滅していくという現象が起こったが、ユニジンが解放されると元に戻った。
- デザイン:さとうけいいち
[編集] 変身怪人 ピット星人
第27話「奪われたマックススパーク」に登場。
詳しくはピット星人を参照。
[編集] リリカ
第28話「邪悪襲来」に登場。
かつてルガノーガーによって母星を滅ぼされた異星人の生き残り。地球で関東ボランティアネットワークの一員として生活していた。治癒能力を持っている。故郷に似た美しい星・地球とそこに住む優しい人々を護る事を願い、カイトに自身の正体を明かしてルガノーガーとの戦いを託す。
- 演:斉藤麻衣
[編集] 凶獣 ルガノーガー
第28話「邪悪襲来」に登場。
- 体長:57メートル
- 体重:6万6千トン
宇宙人リリカの故郷・銀河系の彼方にある緑溢れる惑星を破壊した恐るべき凶獣。その誕生経緯などは一切不明。リリカの故郷を破壊した後、まるで彼女の後を追うように地球に襲来した。全身が武器の塊。胸部は反射板の構造で、あらゆる攻撃に耐性を持ち、肩より強力な電撃を発する。頭部と両腕にある口からは破壊光線を発射して瞬く間に周囲を炎に包む。さらに尻尾を相手に突き立ててエネルギーを吸収してしまう。その圧倒的な戦闘力でウルトラマンマックスを苦しめたが、最後はギャラクシーカノンによって倒された。
- デザインは、怪獣デザインコンテストで最優秀賞を受賞した鈴木敦の作品「ルガノール」を元にしている。
[編集] 牛鬼怪獣 ゲロンガ
第29話「怪獣は何故現れるのか」に登場。
- 体長:5メートル(40年前)~47メートル(現在)
- 体重:2トン(40年前)~5万8千トン(現在)
40年前、後に『ウルトラQ』に改題される円谷プロ制作『UNBALANCE』の撮影中、ロケ先の山中に現れた。その当時は小型の怪獣で、目立った凶暴性こそなかったが、火炎を吐いて威嚇した。そして現代、より巨大になったゲロンガは渋谷界隈に出現。ウルトラマンマックスと対峙した際は、強力な尻尾と巨体に似合わない敏捷性で翻弄した。牙が急所で、40年前に一本折られている。マックスとの戦いで残った牙を折られて戦意を喪失。最後はマックスによって奥多摩山中に運ばれ、再び眠りについた。
[編集] 挑発星人 モエタランガ
第31話「燃えつきろ! 地球!!」に登場。
- 体長:1.8~50メートル
- 体長:77キログラム~4万2千トン
燃え盛る炎のような外観を有する宇宙人。高い知性を持っており、人間の言葉を話す。また、テレパシーでウルトラマンマックスを挑発した。目から熱球を発射して対象物を炎上させ、相手の攻撃を次元移動によって瞬時にかわすことが出来る。身体から放散する特殊な光波チャネルを通じて、人間たちの行動を司る神経電流をモエタランガウイルスに感染させる。このウィルスに感染した人間は闘争心を呼び起こされ、その能力を増幅させるが、短時間の内に生体エネルギーを消耗し、「燃え尽きて」活動不能となる。モエタランガウイルスは、生体の全ての行動を司る神経電流を摂取しており、その電流はエネルギーとなって、メタ次元ニューロンを通じモエタランガに送られる。モエタランガはこのウィルスを全世界にばらまき、エネルギーを吸収しようとしたが、ウィルスによって逆にやる気を呼び起こされたトミオカ長官とマックスの反撃を受け、爆死した。
- 声:遠藤守哉
- デザイン:酉澤安施
- 着ぐるみは『ウルトラマンネクサス』のグランテラを改造したもの。
- その名称や特徴など、『帰ってきたウルトラマン』第48話に登場した怪獣ヤメタランスを逆オマージュにしている。
[編集] 宇宙工作員 ケルス
第32話「エリー破壊指令」に登場。
- 身長:1.9~49メートル
- 体重:68キログラム~1万4千トン
第7話に登場したケサムと同族の宇宙工作員。ケサムと比べて、より冷徹で好戦的であり、目的の為ならば手段を選ばない卑劣漢。情に絆されて任務に失敗したケサムを軽蔑している。相手を挑発するなど自信に満ちた行動が多い。世界各地の UDF 基地を同時破壊する作戦を立案し、その達成のためにエリーの頭脳にハックして、ミサイル誘導装置に仕立て上げた。多数の宇宙工作員を率いている。緊急時にはケサムと同様に巨大化し、戦闘モードに変身。格闘能力も高い。戦闘モードはケサムと同じ形状だが、目の色が青いことが差異。緻密な作戦で UDF を苦しめるが、最後はマックスのマクシウムカノンを受けて爆死。ミサイル衛星もギャラクシーカノンによって破壊された。
- 演:小田井涼平
- 着ぐるみはケサムを改造したもの。
[編集] 宇宙工作員
第32話「エリー破壊指令」に登場。
ケルスの部下の宇宙工作員。ビームライフルを武器とし、常に複数で行動する。感情らしいものは無く、ケルスの命令のままに行動する。生命体なのかロボットなのかは不明だが、巨大化時のケルス、ケサムと同じ顔である。
- 演:キャスタッフ
- 関連書籍などでは「戦闘員」と表記しているものもある。
[編集] 子供の超科学星人 タイニーバルタン
第33話「ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ! 地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。
詳しくはバルタン星人参照。
[編集] 超科学星人 ダークバルタン
第33話「ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ! 地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。
詳しくはバルタン星人参照。
[編集] 星雲小獣 アダムとイブ
第35話「M32星雲のアダムとイブ」に登場。
- 身長:24センチメートル
- 体重:1.3キログラム
地球から230万光年離れた故郷M32星雲の滅亡に伴いホップホップと共に地球へ飛来した雌雄の怪獣。カモノハシのようなクチバシにオウムガイのような形状の硬い装甲を持つ。滅びた故郷の未来を託された最後の希望とでもいうべき怪獣だったが、地球に落下した際に子供に保護され、ホップホップと離ればなれになってしまう。元いた星が非常に高温な惑星だった為、地球の通常温度では生きる事が出来ない。アダム達が生きる星としては金星が最も適している事が判明し、ホップホップと合流した後は、共に金星へと旅立っていった。なおアダムとイブという名前は、彼らが金星の新たな命の始まりになると考えたミズキ隊員が名付けたものである。
- デザイン:丸山浩
[編集] 星雲守護獣 ホップホップ
第35話「M32星雲のアダムとイブ」に登場。
- 身長:26センチメートル~51メートル
- 体重:1.5キログラム~5万3千トン
M32星雲の滅亡に伴いアダムとイブと共に地球へ飛来してきた、M32星雲の守護神ともいうべき怪獣。カモノハシのようなクチバシを持ち、全身がマクシウムソードをも跳ね返す程の硬い装甲で覆われている。地球に落下した当初は眠りについており、DASH に保護された。だが、目覚めると同時に巨大化、行方不明のアダムとイブを探す。決して凶暴な怪獣ではないのだが、アダムとイブを探す事に夢中になって暴れた為、ウルトラマンマックスが止めに入る。甲羅状の器官から熱球を発射する能力と、身軽さを武器として戦う。ユーモラスな外見に似合わぬ強敵で、マックスもつい本気を出しそうになった。マックスに負けて冷静さを取り戻したところでアダム・イブと合流。彼らと共に金星へと旅立った。
- デザイン:丸山浩
[編集] 星獣 ケプルス
第37話「星座泥棒」に登場。
- 身長:58メートル
- 体重:ゼロ(実体がないため)
星空の創造主・サトン星人の末裔を名乗る男・成宮の召還によって地上に現れた怪獣。地上の悪しき光を嫌い、町を破壊する。ビームなどの兵器が一切通用しないが、強い光に弱い。頭部の巨大な角からビームを発射してマックスを苦しめたが、マクシウムカノンで爆砕される。だがすぐに復活し、マックスと戦おうとするが、成宮の呼びかけに応えるように大人しくなり、彼と共に宇宙に帰っていった。
- デザイン:丸山浩
- 着ぐるみは『ウルトラマンネクサス』のフログロスを改造したもの。
[編集] 地底文明 デロス
第38話「地上壊滅の序曲」、第39話「つかみとれ! 未来」に登場。
モホロビチッチ不連続面の大空洞に住む知的生命体。地上の人類がオゾン層を破壊して宇宙放射線が地下にも降り注ぐようになったために滅びかけている。滅亡を防ぐために「バーサークシステム」を発動し、機械獣と尖塔によって大気を元に戻そうとした。
- 出演:シェリー・スウェニー
- 声:山本百合子
[編集] 機械人形 オートマトン
第38話「地上壊滅の序曲」、第39話「つかみとれ! 未来」に登場。
- 身長:90センチメートル
- 体重:35キログラム
デロスに作られた機械の人形。地下8000メートルで採れる「元素118」で作られている。町中に現れ、環境破壊をする人類に警告を発した。左右に泣き顔、笑い顔がある。
- 声:平野正人
- デザイン:さとうけいいち
[編集] 機械獣 サテライトバーサーク
第38話「地上壊滅の序曲」、第39話「つかみとれ! 未来」に登場。
- 身長:2.3メートル
- 体重:147キログラム
デロスに作られた機械獣。自らの感情は無く、地底都市の警備にあたっている。その腕力はカイトを軽々持ち上げるほど強力。
- デザイン:さとうけいいち
[編集] 機械獣 スカウトバーサーク
第38話「地上壊滅の序曲」に登場。
- 身長:56メートル
- 体重:6万3千トン
マックスの戦闘能力を分析するために、地底文明「デロス」の防衛システム「バーサークシステム」が地上に送り込んだ機械獣。しゃくれたアゴが特徴的。全身が隠し武器のような怪獣であり、ボディが非常に頑丈で、DASH の攻撃を受けてもビクともしない。最終的にギャラクシーカノンで倒されたがその役割は十分に果たした。
- デザイン:さとうけいいち
[編集] 機械獣 ギガバーサーク
第39話「つかみとれ! 未来」に登場。
- 身長:990メートル
- 体重:9900万トン
マックスを100%の確率で倒すため「バーサークシステム」が産み出した機械獣。これまでのウルトラシリーズの登場怪獣で最大・最重を誇る(身長・体重が無限大や不明の怪獣は除く)。怪獣というよりは可動式の要塞のような容姿をしている。体中に無数の機械腕がある。眼のような部分から光線を出す。一時はマックスを自分の体に磔にするが、DASHによって太陽エネルギーを充填したマックスギャラクシーを装着されてマックスは復活し超巨大化、マックスギャラクシーの光剣とマクシウムソード分身シュートによってダメージを与えられ、さらにギャラクシーソードを受け破壊された。「バーサークシステム」の心臓部が搭載されていたらしく、ギガバーサークが破壊されるとシステムの生みの親・デロスでさえ止められなかったシステムが停止した。
- デザイン:さとうけいいち