サワークリーム
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サワークリーム(sour cream)は、生クリームを乳酸醗酵させた乳製品のひとつ。
さわやかな酸味とコクがあり、ボルシチやビーフストロガノフなどの料理に用いられる。 また醗酵バターの原料とされる。東欧ではお菓子にも利用される。
意外と味噌やしょう油、キムチなど発酵食品との相性がよい。 みそ汁やおでんなど、既存のメニューにあわせるとコクが出てまろやかになる。
発酵食品の他には、焼きそばやうどん、ラーメン、しょうが焼きに少しサワークリームを入れると味が劇的によくなる他、から揚げを揚げる際にコロモに混ぜるとカラっと揚がる。
そのまま食しては味気ないサワークリームが、これらの料理とあわせると飛躍的に味が向上するのは、サワークリームのもつ酸味が、舌の上で素材の旨みを引き出し、さらに乳製品の持つコクが、味をまろやかにするためと考えられる。
なおこの隠し味的使用法は、35歳以上を超えると「クリーム」という名称の先入観からか、なかなか受け入れられないため「隠し味」にしておいたほうがよい、という。
少量でも味に大きな影響を与えるため、 あまり入れすぎると元の味が分からなくなってしまうので注意が必要。
ちなみに3月8日は「サワークリームの日」で、日本で初めて「サワークリーム」の開発に取り組んだ乳製品メーカーが制定した。
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