ザウート

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ザウートは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器（モビルスーツ・略称はMS）。（型式番号：TFA-2）

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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目次 1 ザウート 1.1 機体解説 1.2 劇中での活躍 1.3 作業用ザウート 2 ガズウート 2.1 機体解説 2.2 劇中での活躍 3 関連項目

[編集] ザウート

ザウート
型式番号	TFA-2
建造	ザフト軍
生産形態	量産機
全高（タンク形態）	17.86m（13.57m）
重量	83.59t
武装	2連キャノン砲×2 2連副砲 重突撃機銃 スモークディスチャージャー×4
主な搭乗者	マーチン・ダコスタ アール ロウ・ギュール

[編集] 機体解説

ジンより前世代の作業用MSをベースに開発した砲撃戦用可変MS。砲撃時の安定性を高めるためタンク形態への変形が可能で、両肩の2連キャノンや両腕の2連副砲によって長距離砲撃が可能。また、携帯武装として重突撃機銃等を装備する。

しかし実際はMSと言うよりは、戦車、それも第二次世界大戦後に廃れた超重戦車に近い。開戦の時点で既に旧式化しており、機動性においてはバクゥに比べて大幅に劣る。加えてその巨体もあって、地球軍の熟練した戦車兵が駆るリニアガン・タンク部隊からすれば的同然であった。

[編集] 劇中での活躍

TV本編では、バルトフェルド隊に補充された時にはアンドリュー・バルトフェルドに愚痴られた上に艦上で砲台代わりに運用されるに止まり、挙句の果てにレセップスへの攻撃の巻き添え程度の最期を遂げるという悲惨な運命を辿った。更にアラスカ攻防戦では、地球軍の戦車兵にまで貶された上に戦車砲でクローラーを貫かれひっくり返された挙句、その後颯爽と駆け抜けながら戦車部隊を薙ぎ払って行ったバクゥの引き立て役に終始する等、悲惨なまでのやられ役っぷりが目立つMSであった。

しかし、第三次ビクトリア攻防戦では、地球連合が開発したストライクダガーに対し、火力面での有効性を発揮した事で自走砲的な火力支援機として見直され、火力増強型のガズウートが開発された。

ちなみに形態そのものや変形方法は、映画『機動戦士ガンダムF91』に登場したガンタンクR-44に酷似している。

[編集] 作業用ザウート

機動戦士ガンダムSEED ASTRAYににてギガ・フロート建設に参加していたザウートの改修機。
肩部のキャノン砲に替わり大型クレーンを装着し、通常型MSでは運搬不能な大型物資を牽引する。 元々ザウートは大型の牽引車として開発されていたのを戦闘用に改修したMSで、この機体こそが原型機である可能性もある。

[編集] ガズウート

ガズウートは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するザフトの量産型MS。（型式番号：TFA-4DE） 型式番号のDEは「Directional Emission」（指向性射撃）の意。

ガズウート
型式番号	TFA-4DE
建造	ザフト軍
生産形態	量産機
全高（タンク形態）	18.00m （不明）
重量	81.71t
武装	フルカ2連装ビーム砲×2 MMI-M19 14mm2連装近接防御機関砲×2 MMI-M70 トリウィム3連装軽砲×2 ファルコーネSSM 地対地・対艦ミサイル×4

[編集] 機体解説

前大戦後その有効性が再注目されたザウートの火力強化型。背面のキャノンがビーム砲に換装され、大型ミサイルが両腕に装備されている。また両腕マニピュレーターは排除され、新たに3連装軽砲を前腕に内蔵している。

運用方法は基本的に移動砲台、またはレセップス級或いはコンプトン級の艦上に於ける固定砲台。峻険な山地等の悪路でも多少運用されるようである。宇宙ではゴンドワナ級の砲台として利用されている。

[編集] 劇中での活躍

ザウートから大幅に強化され、その火力だけならばガンダムも侮れない物があるはずなのだが、ザウートと変わらずやられっ放しの姿が哀愁を誘うMSである。

[編集] 関連項目

• ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧