シティフォン
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シティフォンはNTTドコモのPDC方式の第二世代携帯電話サービス。シティフォンの名称は関東・東海地区のみで、関西ではシティオと呼ばれる。サービス内容は同じ物である。
2004年9月末で新規加入申し込みを終了、現在、mova800MHzおよびFOMAにユーザーが移行中であり、サービス終了時期を探っている。
使用している1.5GHz帯の周波数再編の関係から、2008年9月末までにサービスが終了される予定である。
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[編集] シティフォン開始の背景
1994年4月に、800MHz帯を使うmovaの帯域逼迫のため1.5GHz帯を使うサービスとしてシティフォンを開始した。
しかし、加入数は終始伸び悩んだ。理由としては、Eメールやiモード等が出来ない(1.5GHz帯をパケット通信に対応させなかった)、新機種が出ない等があり、関東圏では大きな問題にならなかったが、関西・東海ではエリアが狭いことも背景にあった。
一方で、後年のツーカーSの人気や電電公社以来の幅広い世代にわたるドコモのブランド浸透を考えると、1999年頃の早い段階で上記の欠点が生かせる高齢者等の携帯弱者の需要を満たす施策を行わなかったことを惜しむ意見や通話に特化等の簡便シンプルな機種販売やサービスをせずに新規加入打ち切りをしたのは早計だったとする意見がある。
[編集] 料金プラン
- プランA 3,400円(税込3,570円):無料通信分 無し
- プランC 2,700円(税込2,835円):無料通信分 無し
- プランD 2,500円(税込2,625円):無料通信分 無し
- 長得プラン 3,400円(税込3,570円):無料通信分 無し
- おはなしプラスS 2,900円(税込3,045円):無料通信分 1,300円
- (参考)movaプランA 4,500円(税込4,725円):無料通信分 600円(税込630円)
- (参考)movaプランB 3,500円(税込3,675円):無料通信分 500円(税込525円)
movaより料金は安めに設定されている。
[編集] 過去イメージキャラクター
- 加藤あい 首都圏のみ
[編集] 主なラインナップ
[編集] N157
関西地区では、現在でも現行である。
[編集] P157
1999年4月発売。基本的スペックはP207と同等。シティフォン末期の端末の一つである。
[編集] P158
2000年3月発売。重量が57gと現在でも最軽量モデルである。基本的スペックはP208と同等。最後までドコモ(関東)のホームページに掲載されていた。(2006年2月ごろ削除)
[編集] N158
2000年7月発売。基本的スペックはN208と同等。シティフォン末期の端末の一つである。
[編集] 沿革
- 1994年(平成6)4月 - デジタル方式(1.5GHz)サービスを開始。(関東・東海・関西の一部地域のみ。関東・東海では「シティフォン」。関西では「シティオ」)
- 1999年4月 - P157発売
- 1999年4月 - NM157発売
- 2000年3月 - P158発売
- 2000年7月 - N158発売
- 2004年9月末で新規加入申し込みを終了。
- 現在のコメントでは、デュアルバンド化しているmovaの1.5GHzについては当面続けるとしている。