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Mova - Wikipedia

Mova

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[分割]
項目分割の提案:Movaは文章の一部を機種単体記事に順次分割しております。分割に関する議論はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 携帯電話#端末の記述についてを参照してください。
この項目の本来の表記は「mova」です。MediaWikiの技術的制限から先頭の小文字が大文字になっています。
mova端末・N502it NEC製 2000年
mova端末・N502it NEC製 2000年

mova(ムーバ)は、日本携帯電話会社NTTドコモ及び地域ドコモ8社(以下NTTドコモという)の800MHz帯を利用した携帯電話無線機または同社による同無線機向けサービスの総称。

NTT[1]は、平成元年(1989年7月DDIセルラーグループが採用したTACS方式(JTACS)による携帯電話サービスで提供[2]されたモトローラ社製小型機MicroTAC(容積約300cc)に対抗するため、日本の主要通信機器メーカー4社[3]と共同で容積200ccを目指した無線機を開発、平成3年(1991年4月から提供[2]し、既存商品の「携帯電話」(TZ-80x型)[4]と区別する「超小型携帯電話・ムーバ(mova)」と呼称する商品群とした。「mova」の名称は英語のmovable(動かせる、移動する)の最初の4文字movaから採ったもので、携帯のしやすさ、移動のしやすさを表現したものである。

平成5年(1993年3月デジタル方式サービス開始により、同サービス対応の携帯電話無線機を「デジタル・ムーバ」として従来のアナログ無線機と区別したが、平成11年(1999年)3月にアナログ方式サービスが終了し、平成13年(2001年10月にはデジタル方式の新サービス「FOMA(フォーマ)」に対応する無線機も発売されたことから、同年11月発売の211シリーズ以降は再び「ムーバ」に戻された。

「ムーバ」とは、登場以来長くNTTドコモが販売した携帯電話無線機(例外機種あり)の商標であったが、同社契約約款を平成16年(2004年)4月にFOMAサービスを除く「携帯自動車電話契約」を「movaサービス契約」と名称を改正したことから、同社のFOMAサービスを除く携帯自動車電話サービスの総称を意味するところとなった。

NTTドコモは平成16年度(2004年度)後半頃より、本来のカタカナ「ムーバ」はあまり用いず、ロゴなどでしか目にすることのなかった英字「mova」を契約約款での使用に準じて常用するようになっている。

目次

[編集] mova端末

アナログ式時代は、「ムーバ x」(x=メーカ記号)であった。後継機種は「ムーバ x2」とされた。

デジタル(PDC)式が開始されると、これに対応した端末は「デジタル・ムーバ xyyy」(x=メーカ記号、y=型番数字)となり、最初のものは各メーカごとに101から開始された。

やがて、通信速度9600bps対応のものとして「デジタル・ムーバ x201 HYPER」に移行し、203、206、207、208と続くことになった。

iモード対応のものは501iから始まり、1.5GHz(シティフォン・シティオ)のものは151から始まっている。200番台のシリーズは209iからiモード対応となり、ドコモの800MHz端末は全部iモード対応に切り替わった。

高級仕上げや防水、高齢者向けなどの特殊仕様として、600番台がある。

なお、当初はP(松下通信工業)、N(日本電気)、D(三菱電機)、F(富士通)、R(日本無線)、M(モトローラ)製のものにだけ「ムーバ」の商品名が付けられており、ソニーシャープなど他社製の端末は2001年まで「ムーバ」を名乗れず、「DoCoMo by Sony SO502i」のような型番となっていた。

HYPERは9.6kbpsでデータ通信ができるものにつけられていたのだが、全ての端末でその機能が実装され、1999年に廃止された第1世代と区別する「デジタル」という言葉も必要がなくなったため、211i(2001年10月)以降、「ムーバ xyyyi」となった。

[編集] メーカー名

以下は、「ムーバ」の名が冠された実績のある他社メーカーを挙げる。

「ムーバ」の名は冠されなかったが、過去にドコモ向け800MHzPDC端末を製造したメーカーとしては

がある。

[編集] サービスの今後

この節には、現在進行中のことを扱っている文章が含まれています。

2007年2月現在のユーザーは約1828万人。慢性的に通信帯域が逼迫しているために、最終的にはFOMAに移行する方針になっており、パケット料金の値下げは政策的に行われていない。

FOMAへの移行が順調に進み始めたため、2003年9月以降、mova契約数の減少が始まっている。2006年6月18日付で、FOMA契約数がmovaを上回った(参照)。

今後はFOMAでは出来ない島嶼部での通信や、端末の小型化および個性化等が行われると思われる。2004年11月の報道で、507iシリーズを発売しない方針および2012年までにmovaの廃止の方針が示された(公式発表はなされていないが、同年に800MHz帯の使用期限が来るため否応なしに廃止せざるを得ない)。その後、FOMA基地局の整備の遅れから、movaの新機種を再投入する計画が上がり、N506iSII、P506iCIIが発売された。開発・生産はパナソニック モバイルコミュニケーションズとNECが担当する。

なお、2006年5月26日に2007年度までに端末販売を終了するとの一部報道がなされたが、現時点ではそれを否定している(参照)。

[編集] 帯域確保のための工夫

ユーザーの増加のため、以下のように様々な方法の帯域確保が行われた。結果として、今ではFOMAへの移行の方針に至っている。

ハーフレート化
ドコモでは他キャリアよりも早くハーフレート化を行っている。ハーフレート化で帯域が半分になるために単純に2倍のユーザーに対応できることになる。しかし、その事で音が悪くなったという声も少なくなかった。
他社買収による帯域確保
テレターミナル(双方向通信に対応したポケベルに似たもの)業者の「日本シティメディア」を1998年に経営移譲を受けている。そのシティメディアが免許を受けていた5MHzをmova用に帯域転換している。ただし関東圏のみ。
アナログ波の早期終了(1999年3月限り)
アナログ波運用中より、デジタル波用に転用を開始し、アナログ波終了後は、デジタル波用に転用されている。
1.5GHz帯デュアルバンド化
211i・504i以降に発売された端末は一部(213iシリーズ・25xシリーズ・F505iGPS)を除き800MHz・1.5GHzデュアルバンド端末である。シティフォンシティオサービスを行っているNTTドコモ・NTTドコモ東海・NTTドコモ関西のエリアで、800MHz帯が混雑している場合、1.5GHz帯が利用可能であれば優先的に使われるようになっている。1.5GHz帯ではパケット通信網が構築されていないため、音声通話のみである。

[編集] 料金プラン(税込)

[編集] 旧プラン

※2005年10月末で受付終了 (以下はドコモ(中央)契約の場合。他の地域会社の契約の場合は、基本料・無料通信分が異なるプランもある)

  • おはなしプラスM 4,100円(税込4,305円):無料通信分 1,300円(税込1,365円)
  • おはなしプラスL 5,900円(税込6,195円):無料通信分 3,400円(税込3,570円)
  • おはなしプラスBIG 9,100円(税込9,555円):無料通信分 6,600円(税込6,930円)
  • プランA 4,500円(税込4,725円):無料通信分 600円(税込630円)
  • プランB 3,500円(税込3,675円):無料通信分 500円(税込525円)
  • 長得プラン 4,500円(税込4,725円):無料通信分 600円(税込630円) 課金が分単位で「1分まで」「1分~2分」「2分以降」の3段階の単位があり、段階的に分単位の単価が安くなっている。
  • ビジネスプラン 9,800円(税込10,290円):無料通信分 5,200円(税込5,460円)、平日昼間の通話料を割安にしたプラン
  • リミットプラス 4,300円(税込4,515円)+上限分(800円(840円)/2,800円(2,940円)/4,800円(5,040円)/7,800円(8,190円)/12,800円(13,440円)から選択):無料通信分 2,200円(税込2,310円)、通話・通信料以外の課金と無料通話分を超えた利用分の合計が上限分を超えると自動的に発信停止。

[編集] 2005年11月からの新プラン

(全国一律)

  • タイプSS 3,600円(税込3,780円):無料通信分 1,000円(税込1,050円)
  • タイプS 4,600円(税込4,830円):無料通信分 2,000円(税込2,100円)
  • タイプM 6,600円(税込6,930円):無料通信分 4,000円(税込4,200円)
  • タイプL 9,600円(税込10,080円):無料通信分 6,000円(税込6,300円 )
  • タイプLL 14,600円(税込15,330円):無料通信分 11,000円(税込11,550円 )
  • タイプリミット 4,200円(税込4,410円)+上限分(800円(840円)/2,800円(2,940円)/4,800円(5,040円)/7,800円(8,190円)/12,800円(13,440円)から選択):無料通信分 2,200円(税込2,310円)、通話・通信料以外の課金と無料通話分を超えた通話・通信料の合計が上限分を超えると自動的に発信停止。
  • タイプビジネス 9,800円(税込10,290円):無料通信分 5,500円(税込5,775円)、平日昼間の通話料を割安にしたプラン
  • ファミリーワイド 3,000円(税込3,150円):無料通信分なし、中学生以下(中学卒業後4月よりタイプSSへ自動移行)および60歳以上対象、いちねん割引が割引率25%で自動適用
  • ファミリーワイドリミット 3,200円(税込3,360円):無料通信分なし、課金額が1,000円(税込1,050円)を超えると自動的に発信停止。中学生以下(中学卒業後4月よりタイプリミット・上限額800円に自動移行)および60歳以上対象、いちねん割引が割引率25%で自動適用。2006年3月に開始。

※2005年11月以降にFOMA・movaに新規加入した場合、従来の料金プランは選択出来ず新料金プランのみから選択することになる。また従来の料金プランとは異なり、「ボリュームディスカウント」 「ドンドンコール」「度数表示サービス」「グループ内番号サービス」は適用対象外となり、「ゆうゆうコール」の無料通話プレゼントも対象外となる。

※無料通信分はパケット通信料としても利用が可能。また余った無料通信分は2ヶ月先まで繰り越し利用が出来る。また、2005年2月より2ヶ月先まで使い切れなかった分は、ファミリー割引を契約している家族で共有出来るようになる。

[編集] かつて存在したプラン

ドニーチョ
名前の由来は「土・日・夜」で、その名のとおり土日(と祝日、1月2・3日)及び夜間のみの利用。1990年代中ごろまでは基本料金・通話料金共に現在と比較するとかなり高額だった。そこで、平日日中(8時~19時)に発着信ともできない代わりに基本料金を下げたのがこのプランであった。基本料金の引き下げで役目を終え、1999年12月31日に新規受付を終了している。ドニーチョ契約ではiモードが契約できないのと、ネットワークサービスの利用に制約があるため、現在でも注意書きが残されている。

[編集] パケット料金

(2004年6月1日現在)

  • 通常:0.3円/パケット (1パケットは128バイト)
  • パケット使用量10万パケットを越える場合:0.2円/パケット

[編集] 主なラインナップ

ここでは、iモード対応である501i以降に登場した端末を挙げる。

[編集] 50xシリーズ

movaのフラッグシップ。以前まではドコモのフラッグシップだったが、最近はFOMAにフラッグシップの座を譲っている。そのおかげで、505と506で実売で1万円程度安くなっている。503i以降はiアプリ、504is以降はカメラ対応である。

[編集] 501i

1999年2月より発売開始。日本初のブラウザ付き「iモード」対応端末である。その当時、液晶は全てモノクロだった。N、P、F、Dが発売された。 サントリー缶コーヒーのBOSSの懸賞用にボス電(NTTDoCoMo i-mode P501i)がある。

[編集] 502i

1999年12月より発売開始。第2世代に当たる。N、P、F、D、SO、NMが発売された。F502iは初のカラー液晶端末である。次にカラー液晶としてD502i、F502it、N502it、SO502iWMが発売された。N機種が爆発的ヒットしたのはN502i・N502itの登場によるものである。

[編集] 502it

mova端末・N502it NEC製 2000年・左側開き、右側閉じ
mova端末・N502it NEC製 2000年・左側開き、右側閉じ

型番の末尾にtがつく機種は、iナビリンク(対応するカーナビと接続すれば、カーナビの画面にiナビリンクサイトとよばれるサイトから現在位置に関係した情報や、現在iモードで接続しているサイトを表示できる機能)を搭載している。F502it(2000年6月発売)、N502it(2000年9月発売)の2機種がある。なお、N502itの登場前、NECは九州・沖縄サミットの関係者向けにカラー液晶を搭載した折りたたみ型の機種を製作し、貸し出した。

[編集] 502iWM

2000年12月、SO502iWMが発売された。SO502iWMはメモリースティックでの音楽再生機能が付属し、携帯カメラ等に採用されたメディア読み込み機能付きの携帯電話であった。型番末尾のWMは「With Music」の略で、音楽再生機能を搭載した機種に付けられる。SO502iWMのほかはMusic PORTER(D253iWM),Music Porter Ⅱ(D701iWM),MUSIC PORTER X(D851iWM)等がある(mova#253ix)。

[編集] 503i

2001年1月より発売開始。日本初の携帯アプリ「iアプリ」対応端末である。全ての端末の液晶がカラー化された。2xxシリーズがiモード化したために50xシリーズはアプリ対応機の意味になった。P、F、N、SO、Dが発売された。

F503i
2001年1月発売。ストレート式。77g。
P503i
2001年1月発売。ストレート式。74g。
N503i
2001年3月発売。折りたたみ式。98g。
SO503i
2001年3月発売。折りたたみ式。115g。ジョグダイヤル採用モデル。
D503i
2001年3月発売。フリップ式。81g。文字変換にATOKを利用。

[編集] 503iS

2001年5月より発売開始。503の2ndシリーズである。先のNの成功で全ての端末が折りたたみになった。P、F、N、SO、Dが発売された。

P503iS
2001年5月発売。この機種より折りたたみ式になった。98g。背面液晶を搭載。
F503iS
2001年8月発売。この機種より折りたたみ式になった。97g。背面液晶を搭載。
N503iS
2001年8月発売。折りたたみ式。105g。背面液晶を搭載。
D503iS
2001年9月発売。この機種より折りたたみ式になった。105g。
SO503iS
2001年9月発売。折りたたみ式。115g。

[編集] 504i

2002年5月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。iアプリ待ち受け画面など503iよりiアプリが拡張された。P、F、N、SO、Dが発売された。通信速度が28.8kbpsに対応。赤外線通信も導入された。

D504i
2002年5月発売。折りたたみ式。110g。背面液晶を搭載。
F504i
2002年5月発売。折りたたみ式。105g。
N504i
2002年5月発売。折りたたみ式。105g。T9入力に対応した。
SO504i
2002年6月発売。折りたたみ式。120g。この端末を元にiモードFeliCa試験端末のSO504iCが開発された。
P504i
2002年6月発売。折りたたみ式。99g。prosolid発売まで折りたたみ最薄の厚み16.8mmだった。今後のPシリーズに受け継がれることとなるワンプッシュオープンボタンを採用。

[編集] 504iS

2002年11月より発売開始。251iに次いでカメラ付き携帯電話になった。P、F、Nが発売された。 505i以降、パケ死が騒がれ始めたため、あえて504iを購入するユーザーも多く、N504iSがmova史上最も売れたとされている。

P504iS
2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。P504iにカメラを追加した。厚みは18.8mmと薄い。カメラ性能はCCD11万画素。
N504iS
2002年11月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーは非対応。N504iにカメラを追加した。カメラ性能はCMOS32万画素。
F504iS
2002年12月発売。折りたたみ式。105g。F504iにカメラを追加した。カメラ性能はCCD11万画素。

[編集] 504iC

2003年10月より試験サービス開始。iモードFeliCa実験用に作られた端末である。登場時期が既に505iに移行していた2003年10月だったが、端末の安定性などを考慮して504ベースになったと思われる。SOとNが作られ、SOが504iベースなのでカメラ無し、Nが504iSベースのためカメラ付きである。各5000台ずつ作られ、一般向けに市販はされず、iモードFeliCaサービスの提供業者などで各種試験に使われた。

SO504iC
2003年10月より配布。折りたたみ式。SO504iをベースに開発。
N504iC
2003年10月より配布。折りたたみ式。N504iSをベースに開発。

[編集] 505i

So505i(閉じ)
So505i(閉じ)
So505i(開き)
So505i(開き)

2003年5月より発売開始iアプリ領域がさらに拡張された、iアプリDXに対応。液晶がQVGA化された。「携帯付きカメラ」と言う様なカメラ機能を強化した機種も出てきた。PとN以外はメガピクセルカメラ搭載。以後、通信面に関しては機能強化はされていない。P、F、N、SO、SH、Dが発売された。

D505i
2003年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。スピンアイ機能で、カメラ部が回転する。デジカメ機能が重視されている。カメラ性能はハニカムCCD63万画素で記録画素は123万画素。
SO505i
2003年6月発売。詳しくはSO505iを参照の事。
SH505i
2003年6月発売。折りたたみ式。125g。外部メモリーはminiSD対応。シャープはこの機種で初めて50xシリーズに参入した。カメラ性能はCCD100万画素。
N505i
2003年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS32万画素。
F505i
2003年7月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーはminiSD対応。携帯初の指紋認識機能を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。
P505i
2003年8月発売。詳しくはP505iを参照の事。

[編集] 505iS

2003年10月より発売開始。全ての機種がメガピクセルカメラ搭載になった。P、N、SO、SH、Dが発売された。

D505iS
2003年10月発売。折りたたみ式。113g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505i譲りのスピンアイ機能が特徴である。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。
P505iS
2003年11月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。P2102Vに次ぎ、2軸回転機構を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。オートフォーカス対応。
N505iS
2003年12月発売。折りたたみ式。117g。外部メモリーはminiSD対応。N伝統の形状でメガピクセル対応した。カメラ性能はCCD130万画素。
SO505iS
2003年12月発売。回転式。133g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iを元に軽量・薄型化された。また、音楽プレーヤー機能も搭載している。カメラ性能はCCD130万画素。
SH505iS
2003年12月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。デジカメスタイルでの撮影が出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。

[編集] F505iGPS

2003年12月より発売開始。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。F661iに次いでGPS機能が搭載された。ドコモではGPS携帯は主流に成りきれていない。カメラ性能はCCD123万画素。

[編集] 506i、506iC

2004年5月より発売開始。506iについてはF、N、D、SO(premini-II)が、506iCについてはP、SO、SHが発売された。506iCは「iモードFeliCa」対応端末である。2004年11月の報道で507iシリーズを開発しない方針が示されている。

D506i
2004年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505iSを洗練・薄型化させている。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。
F506i
2004年5月発売。折りたたみ式。116g。外部メモリーはminiSD対応。F505iのカメラ機能を強化した様な端末である。カメラ性能はCCD204万画素。
N506i
2004年6月発売。折りたたみ式。126g。外部メモリーはminiSD対応。カタログデータ上はN505iSと変わらないが、N伝統の形状を捨てリバーススタイル(2軸回転機構)になった。カメラ性能はCCD130万画素。
P506iC、P506iCII
2004年7月発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。P505iSをiモードFeliCa対応にした端末。サブディスプレイは廃止されている。カメラ性能はCCD200万画素、ストロボ搭載。2006年4月8日にカラーバリエーション追加で、P506iCIIが発売された。
SH506iC
2004年7月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。SH505iSをiモードFeliCa対応にし、ビューアースタイル(2軸回転機構)に出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。
SO506iC
2004年7月発売。スライド回転式。140g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iSをiモードFeliCa対応にした端末。スライド回転の開閉をアシストする機能もついた。カメラ性能はCCD130万画素。
premini-II(SO506i)
2005年2月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO506iCよりiモードFeliCaを外し、軽量化した端末(すなわちSO505iSを軽量化した端末)。カメラ性能はCCD130万画素。

[編集] 506iS

2005年2月より発売開始。N、SOのみが発表されている。

N506iS
2005年2月発売。折りたたみ式。130g。外部メモリーはminiSD対応。NEC製パソコンにも搭載された技術でもある、液晶画面より音を鳴らすSoundVu(サウンドビュー)を搭載。(端末の広告では、Flat Panel Speaker(フラットパネルスピーカ)といわれる。)それ以外はN506iと殆ど同じである。カメラ性能はCCD130万画素。
premini-IIS(SO506iS)
2005年5月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。premini-II(SO506i)のマイナーチェンジ端末。premini、premini-Sの関係と同じくPOPな外観になっている。カメラ性能はCCD130万画素。
N506iSII
2006年3月10日発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。フラットパネルスピーカは撤去されている。

[編集] 20x・21xシリーズ

200番代のシリーズは、iモード登場以前はmovaのメインストリームであったが、最初のiモード対応機501シリーズの登場後の209iより、iモード普及機として2xxシリーズが位置付けられることになった。movaの普及ラインとされたが、最近では個性派(薄型、超小型)携帯も出てきている。iアプリ非対応、カメラ無しである。

[編集] 209i

2000年6月~12月に発売。P、F、N、D、KO、ERが発売された。このシリーズからドコモ800MHzPDC端末は、すべてiモード対応となる。500番台のシリーズに対し、このシリーズはiモードの入門・普及機として位置付けられた。全機種にメールキーがある。F, D, KOは256色カラー液晶、P, Nはモノクロ4階調液晶、ERはモノクロ液晶を搭載している。502iとの違いは、単にiモードボタンの有無だけである(ただし、P502iにはiモードボタンはない)。

[編集] 209iS

2000年8月に発売されたP209iSのみ。P209iSは一般向けmovaの折りたたみ型として初めてカラー液晶と背面液晶(モノクロ)を搭載した小型携帯電話で、ヒットした。また、サントリーの缶コーヒーBOSSの懸賞賞品としてBOSS仕様のP209iS(通称:ボス電2)が出た。背面液晶は今後の携帯に広まっていく。

[編集] 210i

2001年4月より発売開始。P、F、N、SO、D、KOが発売された。

[編集] 211i

2001年11月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。P、F、N、SO、D、Rが発売された。このうちD、Rはプリペイド式携帯電話のぷりコール対応機種である。

[編集] 211iS

2003年4月より発売開始。211iにワン切り対策をした端末である。212iよりも後で登場した。PとNが発売された。

[編集] 212i

2002年11月より発売開始。SO212i、F212iがそれに相当する。

SO212i
着せ替え携帯
F212i
詳しくはF212iを参照の事。薄型ストレートである。

[編集] 213i

2004年7月より発売開始。premini(SO213i)、prosolid(P213i)がそれに相当する。個性派携帯モデルである。

premini(SO213i)
ストレート式。カメラつき携帯全盛の2004年7月に発売された。機能は、通話関連の一般的な機能、メール、iモード、簡易ツール(スケジュール、メモ、電卓)に絞り込み、カメラは付いていない。超軽量(約69g)・超小型のボディでニュースにもなった。「スロープキー」を採用しているため小型にもかかわらずボタンが押しやすい。
prosolid(P213i)
詳しくはprosolidを参照の事。

[編集] 213iS

2004年11月より発売開始。preminiのマイナーチェンジモデルpremini-S(SO213iS)が相当する。

premini-S(SO213iS)
  • preminiのマイナーチェンジバージョン。

[編集] RADIDEN(213iWR)

2005年10月発売開始。preminiをベースにAM/FM/TV(音声のみ)チューナーを搭載した。WRはWith Radioの略。AMラジオの搭載は業界初となった。

[編集] 25xシリーズ

ボーダフォン(現 ソフトバンクモバイル、251i当時はJ-PHONE)の影響を受けて、20x・21xシリーズにカメラを追加した。20x・21xシリーズに代わるmovaの普及機である。50xシリーズに先駆けてカメラを搭載した。50xシリーズとの差別化から、意図的に画素数は30万画素に抑えられている。しかし50xシリーズの廉価販売により、存在意義が薄らいでいる。

[編集] 251i

2002年6月より発売開始。N、D、SHが発売された。D251iはドコモ初の外部メモリースロット対応機である。シャープが最初にカメラ機能付きとしてSH251iを先行発売した。

SH251i
2002年6月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
D251i
2002年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD11万画素。
F251i
2002年7月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD11万画素。
N251i
2002年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。

[編集] 251iS

2003年1月より発売開始。P、N、D、SHが発売された。

SH251iS
2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
D251iS
2003年1月発売。折りたたみ式。120g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD17万画素。
P251iS
2003年1月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N251iS
2003年4月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。

[編集] 252i

2003年9月より発売開始。通信速度が28.8Kbpsに対応。P、N、D、SHが発売された。

D252i
2003年9月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD17万画素。
SH252i
2003年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N252i
2003年10月発売。折りたたみ式。97g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。このシリーズで唯一赤外線通信に対応。
P252i
2003年10月発売。折りたたみ式。114g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。

[編集] 252iS

2004年4月に発売になった。Pのみの発売になった。出た時に小さい端末と話題になった。

P252iS
2004年4月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。

[編集] 253i

2004年9月に発表になった。P、D、Nが発売された。

D253i
2004年9月発売。スライド式。96g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N253i
2004年10月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。
P253i
2004年11月発売。折りたたみ式。92g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS31万画素。アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも登場した。

[編集] 253ix

2004年12月より発売。個性派携帯モデルであるMusic PORTER(D253iWM、FMラジオ内蔵、音楽再生機能を充実)、ボディに合成皮革を使用した女性向けデザイン携帯Lechiffon(ルシフォン、P253iS)が発売される。

Music PORTER(D253iWM)
2004年12月発売。折りたたみ式。100g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD32万画素。液晶画面は横長で、MDプレーヤーのような外観である。64MBのメモリースティック、イヤホン、リモコンを同梱している。
Lechiffon(P253iS)
2005年2月発売。詳しくはLechiffonを参照の事。

[編集] 6xxシリーズ

iモード登場前から元々、600番代はmovaの特殊モデルである。個性的な機能を搭載。

今では6xxにはFOMAの国際ローミング対応兼廉価モデル(SIMPURE)が位置づけられている。

D601ps,P601ps,P651ps
ぷりコール専用端末。
F601ev
SH601em
F661i
GPS機能が搭載された。iアプリなし、カメラなし。

[編集] らくらくホン

高年齢層向けに、シンプルさ、使いやすさに特化した機種。詳しくはらくらくホン参照。

らくらくホン(P601es)
1999年10月発売。フリップ式。iモード・iアプリなし、カメラなし。
らくらくホンII(F671i)
2001年9月発売。フリップ式。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。
らくらくホンIIs(F671iS)
2002年9月発売。F671iSより折りたたみ型になった。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。
らくらくホンIII(F672i)
2003年9月発売。折りたたみ型。F672iは万歩計機能が搭載されている。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。

[編集] GEOFREE

対衝撃、防水性能に特化した機種。詳しくはGEOFREE参照。

R691i GEOFREE
2001年2月発売。iアプリ、カメラは無い。詳しくはR691i参照。
R692i GEOFREE II
2002年8月発売。R691iをカラー化したもの。iアプリ、カメラは無い。日本無線が最後に発表した端末でもある。詳しくはR692i参照。

[編集] 8xxシリーズ(ドッチーモ)

800番台のシリーズは「ドッチーモ」の商品名が付けられた、PDC方式携帯電話とPHSとの複合端末である。このため、ドッチーモプランなどの携帯+PHSの契約を行うと、1台の端末に携帯の090と、PHSの070の二つの電話番号を持つことになる。 後に、8xxという型番はFOMAの企画端末につけられている。

SH811
1999年4月発売。
P811
1999年4月発売。
N811
1999年4月発売。
SH821i
2000年6月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式。iアプリなし、カメラなし。
N821i
2000年7月発売。「スーパードッチーモ」。デュアル端末である事以外はN502iによく似ている。折りたたみ式。iアプリなし、カメラなし。
P821i
2000年9月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式。iアプリなし、カメラなし。
N831
2000年2月発売。PDCがぷりコール対応、それ以外はN811と同じ。

[編集] 沿革

  • 1991年4月 - 最初の「ムーバ」(P,N,F,D)販売
  • 1993年 - ムーバR、デジタル・ムーバP,N,F販売
  • 1994年 - ムーバ(P2,N2,F2,D2,R2)、デジタル・ムーバD販売
  • 1995年 - デジタル・ムーバ(P,N,F,D,M)101HYPER販売
  • 1996年 - デジタル・ムーバ(P,N,F,D)201HYPER販売
  • 1997年 - デジタル・ムーバ(P,N,F,D)203HYPER販売
  • 1997年 - KO201,SO201,SA201,SH201,KY201,NM201発売
  • 1997年2月 - 携帯・自動車電話サービス1000万契約突破
  • 1998年 - デジタル・ムーバ(P,N,F,D,M)206HYPER販売
  • 1998年 - KO206,TS206,SO206,SH206販売
  • 1998年 - デジタル・ムーバ(P,N,F,D,R)207HYPER販売
  • 1998年8月 - 携帯・自動車電話サービス2000万契約突破
  • 1998年~1999年 - R207,DE207,SA207,KO207,NM207,ER207発売
  • 1999年2月 - F501i,F601ev N207S発売 iモードサービス開始
  • 1999年3月 - N501i,D501i発売
  • 1999年4月 - P601ev,P157,N811,P811,SH811発売 iモードサービス10万契約突破
  • 1999年5月 - P501i発売
  • 1999年6月 - NM157発売 携帯・自動車電話サービス2500万契約突破
  • 1999年8月 - iモードサービス100万契約突破
  • 1999年10月 - P601es発売
  • 1999年11月 - D208,F208,N208,P208,R208,N208S発売 ハイパートーク開始
  • 1999年12月 - F502i,SO601ps発売 ドニーチョ新規受付終了
  • 2000年1月 - D502i,KO208発売
  • 2000年2月 - N502i発売 iモードサービス500万契約突破
  • 2000年3月 - P502i,P158,D601ps発売
  • 2000年4月 - NM502i発売 携帯・自動車電話サービス3000万契約突破
  • 2000年6月 - F502it,SO502i,F209i,N209i,P209i,SH821i発売
  • 2000年7月 - N158,D209i,N821i発売
  • 2000年8月 - P209iS発売 iモードサービス1000万契約突破
  • 2000年9月 - N502it,P821i発売
  • 2000年10月 - R209i発売
  • 2000年12月 - SO502iWM,KO209i,ER209i発売
  • 2001年1月 - P503i,F503i,P651ps発売
  • 2001年2月 - R691iGEOFREE発売 携帯・自動車電話サービス3500万契約突破
  • 2001年3月 - N503i,SO503i,D503i発売 iモードサービス2000万契約突破
  • 2001年4月 - N210i,D210i,F210i発売
  • 2001年5月 - P505is,P210i発売 FOMA試験サービス開始
  • 2001年7月 - iモードサービス2500万契約突破(FOMA含む)
  • 2001年8月 - F503iS,N503iS,SO210i発売
  • 2001年9月 - F671i,D503iS,SO503iS発売
  • 2001年10月 - FOMA本格サービス開始
  • 2001年11月 - F211i,D211i発売
  • 2001年12月 - N211i発売 iモードサービス3000万契約突破(FOMA含む)
  • 2002年1月 - P211i発売 携帯・自動車電話サービス4000万契約突破(FOMA含む)
  • 2002年2月 - SO211i発売
  • 2002年5月 - D504i,F504i,N504i,SO504i発売
  • 2002年6月 - P504i,SH251i発売 iショットサービス開始
  • 2002年7月 - D251i,F251i発売
  • 2002年8月 - R692i発売
  • 2002年9月 - F671iS発売
  • 2002年10月 - N251i発売
  • 2002年11月 - P504iS,N504iS,SO212i,F212i,SH251iS発売
  • 2002年12月 - F504iS発売
  • 2003年1月 - D251iS,P251iS発売
  • 2003年4月 - N251iS,F661i発売
  • 2003年5月 - D505i発売
  • 2003年6月 - SO505i,SH505i発売
  • 2003年7月 - N505i,F505i発売
  • 2003年8月 - P505i発売 movaサービス約4440万契約のピークに達し、9月以降減少が始まる
  • 2003年9月 - F672i,D252i発売
  • 2003年10月 - D505iS,N505iS,SH252i,N252i,P252i発売、N504iC、SO504iC試験開始
  • 2003年11月 - P505iS発売
  • 2003年12月 - SH505iS,SO505iS,F505GPS発売
  • 2004年4月 - P252iS発売
  • 2004年5月 - D506i,F506i発売
  • 2004年6月 - N506i発売
  • 2004年7月 - P506iC,SH506iC,SO506iC,premini発売
  • 2004年10月 - D253i,N253i発売
  • 2004年11月 - P253i、premini-S発売
  • 2004年12月 - MUSIC PORTER、prosolid発売
  • 2005年2月 - Lechiffon、N506iS、premini-II発売
  • 2005年5月 - premini-IIS発売
  • 2005年10月 - RADIDEN発売
  • 2005年11月 - FOMAおよびmovaサービス共通で全国一律の新基本料金プラン導入 携帯・自動車電話サービス5000万契約突破(FOMA含む)
  • 2006年3月 - N506iSII発売
  • 2006年4月 - P506iCII発売
  • 2006年6月 - FOMA契約数がmova契約数を上回る

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 「NTTドコモ」というブランドネームは平成4年(1992年4月から。
  2. ^ a b 当初はレンタル。販売は平成6年(1994年)4月の売り切り制解禁から。
  3. ^ 松下通信工業日本電気三菱電機及び富士通の4社。
  4. ^ 当時、自動車電話及びショルダーホンと区別するためTZ-80x型無線機を単に「携帯電話」という商品名で提供していた。

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