FOMA
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FOMA(フォーマ)はNTTドコモのIMT-2000(W-CDMA)サービス。Freedom Of Mobile multimedia Accessの略。第三世代携帯電話である。
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[編集] FOMA開始の背景
1999年から2000年頃のNTTドコモは、NTTブランドである安心感やiモードの成功などで、ユーザーが多く、通信帯域が逼迫していた。特に、都市部のターミナル駅周辺では、状況によっては(金曜の夜、俗に言う「花金」など)通話用のチャンネルが満杯となってつながりにくいこともあり、チャンネルあたりの占有周波数を半分にするハーフレート化を行ったり、他社の営業譲渡を受け周波数帯を拡大したり、自動的に1.5GHz帯も利用するデュアル端末(211i/504i以降)を発売したりしていたが、限界が来るのははっきりしていた。
これらのこともあり、ドコモが率先して第三世代携帯電話の規格制定に当たり、2001年5月1日よりモニター試験の形でサービス開始し、10月1日に世界で初めて正式サービスを開始した。 しかし、サービス入りを急いだことで、当初発売された端末は連続待ち受け時間が55時間と極端に短く、大きさも通常のmovaよりかなり大きい物だった。また、使用している周波数帯も2GHzと、800MHz帯を使用していたmovaに比べて高く、W-CDMA方式自体が未熟であったために、「つながらない・圏外になる・切れる」などの不満が爆発した時期もあった。コンテンツ関連では、movaのiモードメニューと互換性が無く、多くのコンテンツが未対応であった。これらの要素から一般市場に受け入れられなかった。
さらに3GPP(W-CDMAに関する国際標準団体)での仕様決定前に設備や端末を導入してしまったため、3GPP内で最初に制定された規格のRelease99と互換性がなかった。また、ソフトバンクモバイル(SoftBank 3G)をはじめとして、その後にW-CDMA(UMTS)を採用したキャリアは、更に新しいRelease4(別称:Release2000)を使用していたため、PDC方式に続き、世界で孤立してしまった。これを改善し、海外製のW-CDMA端末のローミングを受け入れるためには、最低限Release99準拠へのアップデートを行わなければいけない問題があったが、2004年度に行われた大規模なFOMA基地局の改修工事によって急速にそれらが行われ、晴れて2005年6月にGSMやW-CDMAの国際的な相互接続認証団体のGlobal Certification Forum(GCF)の認定業者となることができた。なお、Release99という規格自体は、その後のRelease4などのバージョンとも互換性が取れるものとなっており、これによりローミングの受け入れ体制に関する問題は解決された。
また、当初はmovaとは異なる型番ルールを採用していたため、movaユーザーから「異質なもの」として敬遠される傾向もあった。2004年の900iシリーズからはmovaと類似した型番ルールになり、movaからFOMAへの移行も進み始めた。
現在ではエリアや通話品質、端末の問題も解消されている。2006年6月18日には契約数比率が50%を、2007年3月末時点では3分の2を超え、名実共にNTTドコモの主力サービスとなっている。
[編集] 沿革
- 2001年5月 - 試験サービス開始。
- 2001年10月 - 正式サービス開始。N2001、P2101V、P2401発売開始。
- 2001年11月 - N2002発売開始。
- 2002年3月 - D2101V発売開始。
- 2002年4月 - F2611発売開始。
- 2002年6月 - P2002発売開始。
- 2002年7月 - SH2101V発売開始。
- 2002年9月 - T2101V発売開始。
- 2003年1月 - F2051、N2051発売開始。
- 2003年3月 - P2102V発売開始。
- 2003年6月 - N2701発売開始。50万ユーザーを突破。
- 2003年7月 - F2102V、N2102V発売開始。
- 2003年9月 - F2402発売開始。
- 2003年10月 - 100万ユーザーを突破。
- 2003年11月 - P2402発売開始。ドコモ中央で人口カバー率99%達成。
- 2004年1月 - 200万ユーザーを突破。
- 2004年2月 - F900i、N900i、P900i発売開始。
- 2004年3月 - SH900i発売開始。300万ユーザーを突破。全国で人口カバー率99%達成。
- 2004年5月 - パケットパック値下げ。400万ユーザーを突破。
- 2004年6月 - 定額コース「パケ・ホーダイ」開始。D900i、F900iT、N900iS、P900iV発売開始。
- 2004年7月 - 500万ユーザーを突破。
- 2004年8月 - F900iC発売開始。
- 2004年9月 - FOMAらくらくホン(F880iES)発売開始。600万ユーザーを突破。
- 2004年10月 - 700万ユーザーを突破。
- 2004年11月 - 企業向けにN900iL発売開始。
- 2004年12月 - F901iC、N900iG、SH901iC発売開始。800万ユーザーを突破。
- 2005年1月 - 900万ユーザーを突破。N901iC発売開始。
- 2005年2月 - D901i、P901i、F700i、SH700i発売開始。1000万ユーザーを突破
- 2005年3月 - N700i、P700i発売開始。
- 2005年6月 - 「FOMAプラスエリア」対応、D901iS、F901iS、N901iS、P901iS、SH901iS発売開始。
- 2005年7月 - F700iS、SH700iS、M1000発売開始。
- 2005年8月 - DOLCE(SH851i)、FOMAらくらくホンII(F881iES)発売開始。1500万ユーザーを突破。
- 2005年9月 - D701i、N701i発売開始。
- 2005年10月 - SA700iS、P701iD発売開始。
- 2005年11月 - FOMAおよびmovaサービス共通の新基本料金プラン導入。D902i、F902i、N902i、prosolid II(P851i)発売開始。
- 2005年12月 - P902i、SH902i、Music Porter II(D701iWM)、らくらくホンシンプル(D880SS)発売開始。2000万ユーザーを突破。
- 2006年2月 - F702iD、N702iD、P702i、SH702iD発売開始。
- 2006年3月 - 「パケ・ホーダイ」が全ての新料金プランで使える様になる。N701iECO、D702i、キッズケータイ(SA800i)、NM850iG、P901iTV、SO902i発売開始。
- 2006年4月 - SIMPURE N(N600i)、SIMPURE L(L600i)、MUSIC PORTER X(D851iWM)発売開始。
- 2006年5月 - SO702i、SH902iS発売開始。2500万ユーザーを突破。
- 2006年6月 - D902iS、F902iS、N902iS、P902iS、SO902iWP+発売開始。ユーザー数がmovaを上回る。
- 2006年7月 - DOLCE SL(SH902iSL)、SA702i、SH702iS発売開始。
- 2006年8月 - HSDPAサービス「FOMAハイスピード」開始、N902iX HIGH-SPEED発売開始。
- 2006年9月 - FOMAらくらくホンIII(F882iES)、D702iF、M2501 HIGH-SPEED発売開始。FOMAデータプラン価格改定&LL導入。
- 2006年10月 - SH903i発売開始。
- 2006年11月 - P903i、D903i、F903i 、N903i、SIMPURE L1、SO903i発売開始。3000万ユーザーを突破。
- 2006年12月 - SIMPURE N1、M702iS、M702iG発売開始。
- 2007年1月 - N703iD発売開始。
- 2007年2月 - P703i、F703i、D703i、P703iμ、SH703i、D800iDS、N902iL、D903iTV、F903iX HIGH-SPEED、N703iμ、SO703i、P903iTV、SH903iTV発売開始。
- 2007年3月 - 定額コース「パケ・ホーダイフル」開始、F903iBSC発売開始。沖縄県南大東村・北大東村をカバーし、全国人口カバー率100%を達成。FOMAサービスが3500万契約突破。FOMAサービス契約数が、携帯電話・自動車電話サービス契約数全体の3分の2を超える。
- 2007年4月 - 定額コース「Biz・ホーダイ」開始、M702iS DOLCE&GABBANA、FOMA らくらくホン ベーシック(F883i)、P903iX HIGH-SPEED発売開始予定。
[編集] サービスの特徴
[編集] 契約体系
従来の電話機単位の契約からFOMAカード(UIMカード)単位の契約になるため、1つの契約で複数の電話機を使い分けることもできる。また、第二世代携帯電話の「mova」(PDC)より通信帯域を有効に活用出来ることから、パケットあたりの通信料金が安く設定されている。さらに2004年5月にパケットパックの値下げが行われ、6月にはパケット定額制サービス「パケ・ホーダイ」が開始された。当初はパケットパックとパケ・ホーダイは重複して加入する事が出来たが、2005年4月にパケ・ホーダイ加入者のPCなどでの通信料が値下げされたことで(0.2円>0.02円)、重複加入している人は、パケ・ホーダイのみの契約になった。それと同時にパケットパック90が開始になった。また、2005年11月から、1つのFOMAカードに基本番号に加えて最大2つまでの番号を追加して付与できるマルチナンバーサービスが始まった。
なお、提携している他国事業者のローミングインも可能となっており、他国から来た旅行者が、ローミングして使うことが出来る。また逆に、対応端末のユーザーが他国に旅行した際に、ローミングアウトして提携他国事業者のエリアでFOMAを使える(一部使えないサービスあり)。
[編集] エリア
movaと互換性のない、全く新しい方式を使用しており、従来のmovaの基地局が使えないことと、2GHz帯と800MHz帯との電波伝搬特性の違いによりサービスエリアは狭いと言われていたが、全国的にエリアに定評のあるmovaと同等以上のエリアまで拡大されつつあり、これまでmovaが繋がらなかった所でも、エリア改善の要望などによりFOMAなら繋がる場合も存在する。これは、FOMAへのユーザ移行を進めようとする意図から、地方や都市郊外の住宅地などを重点的に基地局を設置した結果だといえる。また、開始当初は電波同様に苦情の多かった切れやすいなどの通話の品質の悪さも現在は改善されている。
ただし、屋内への電波浸透度(建物内での通信安定度)においては800MHz帯を使用するmovaやauのCDMA 1Xに比べ、劣っている。また、人口の少ない郊外や地方部を十分カバーし切れていない点、東海道新幹線のトンネル内での整備が不十分である点は、他社携帯電話に対して営業上不利になっている。
同じ周波数帯、通信方式を使用するソフトバンクモバイルのPDC→3G乗り換えユーザーよりも繋がらない印象を持たれる原因は、movaとの格差にあると思われる。
次項の「デュアルネットワークサービス」利用することでmovaに切り替えて使用することが可能だが、端末を常に2台持ち歩かなければならず煩雑で、デュアルネットワーク使用料(月額315円)がかかる。
2004年から2005年にかけて発売された901iシリーズから、movaで使用している電波の伝達性で有利な800MHz帯の一部を利用し、2GHz帯と800MHz帯の両方をFOMAで使用する計画であった。しかし、ソフトバンクによって、既存の業者のみに800MHz帯を割り当てるのは不当との意見が出され、その時は実現には至らなかった。しかしその後、ボーダフォンの日本法人を買収したソフトバンクに800MHzを割り当てない事が確定し、2005年6月に発表された901iSシリーズから、ほとんどの機種が従来の2GHz帯に加え、800MHz帯に対応したデュアルバンド端末になった。800MHz帯を利用するエリアは「FOMAプラスエリア」と呼ばれ、郊外や山間部などでサービスエリアが大幅に拡大した。
さらに、首都圏を始めとする東名阪の地域では、2GHz帯の不足を補うために、902iSシリーズから1.7GHz帯の導入を開始。加入者の急増に対応するためであり、エリアが拡大するわけではないため、NTTドコモではこのエリアに関しては公にしていない。
現在は、山間部を中心にさらなるサービスエリアの拡大が行われ、トラフィックが増大している住宅街などにも光張り出し方式の基地局を置く、基地局ごとに電波をチューニングするなどして、2006年秋にmovaのエリアをFOMAのエリアが越えること(movaの方がつながりやすい場所も多数存在する。)、すべてのJR駅(4565駅)、高校・高専(5495校)、大学・短大(1603校)、サービスエリア・パーキングエリア・道の駅(1657ヶ所)をカバーすることを達成した。当面の目標は基地局数を屋外基地局を約10,800局、屋内基地局を約3,000局増設し、FOMAの総基地局数を2006年度末に2005年度末の約1.5倍の総基地局数44,000局にすることおよび、『いちばん「つながる」ケータイ』をスローガンにネットワーク品質において顧客満足度No.1を獲得することとしている。
2007年3月29日には、ドコモ九州が沖縄県北大東村・南大東村をカバーし、第三世代携帯電話では業界初の全国人口カバー率100%を達成した。
[編集] デュアルネットワーク
「FOMA」のサービス区域の狭さを補うため、「FOMA」で契約した1つの電話番号で、「mova」も利用できる「デュアルネットワークサービス」がある。これによって「FOMA」サービス区域外では「mova」に切替えることで通話・通信が可能になり、どちらの機種からも留守番電話や受信メールをチェック出来る。ただし、このサービスの留意点として、別途月額300円(税込315円)が掛かり、「番号の入っていないmova」もしくは「N2701」を準備する必要がある。「mova→FOMA」の契約変更の場合、これまで使っていたmovaをそのままデュアルネットワークの副端末として利用できる。
なおFOMAのサービスエリアが狭かった初期は、デュアルネットワークサービスが無いので、行動範囲でつながるかどうか試す為にショップ契約の電波測定用のFOMAが貸し出された。今でも端末の貸し出しを行っている代理店・販売店がある。
このサービスの加入は任意で、FOMA側をカード端末、mova側を音声端末にして、パソコンによる通信にFOMAを使い、メインではmovaを使うモバイラーに重宝されている。
movaのサービスエリアをほぼ網羅した今日でもデュアルネットワークサービスの契約者は個人・法人計約285万(2006年6月現在)にのぼっている。
[編集] FOMAハイスピード
2006年8月31日にサービスを開始した第3.5世代規格のHSDPA方式の通信サービス。通常のFOMAの最高受信通信速度は最大384Kbpsであり、ライバルであるauのCDMA 1X WINの最大2.4Mbpsよりも遅かった。その対抗策として導入された。最高受信通信速度3.6Mbps(最高送信通信速度は384kbps)という受信スピードで、他の携帯電話通信方式と比べ、高速な通信を実現している。そのため、ミュージックチャネルやiモーション、ビデオクリップなどのリッチコンテンツも高速通信で快適に利用できる。しかし、対応機種が少なく対応機種が他の機種に比べ価格が高い、対応エリアがまだ狭い(対応エリア外では、既存のFOMAと同じ通信速度となる。)などの短所もある。
[編集] FOMAハイスピードエリア
2006年8月31日にサービスを開始した第3.5世代規格のHSDPA方式の通信「FOMAハイスピード」に対応したエリアがFOMAハイスピードエリアである。HSDPA方式がFOMAの通信規格であるW-CDMA方式と完全上位互換性を持つ為、既存のFOMAエリアを利用し拡大する。また、HSDPA規格の端末は、FOMAハイスピードエリア外では、既存のFOMAとして利用できる。
サービス開始当初は東京23区内から始まり、2006年10月末には全国道府県庁所在地級都市、2006年度末に人口カバー率約70%、2007年度末に人口カバー率約90%…と順々とエリア拡大をする予定である。
[編集] FOMAのネットワーク
FOMAのネットワークならびに端末は、国際標準団体3GPPのRelease99に準拠しているものとなっているが、細かな部分で(仕様で決められていない部分での)機能向上あるいは3GPP 仕様の先行導入を行っている。具体的には以下の通りである。
- 発着信完了率の向上(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側)
- 周波数サーチの最適化(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側)
- 位置情報登録回数の低減(機能向上、901iS以降に搭載)(端末側)
- 緊急通報の優先接続(3GPP R4仕様、901iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側)
- 音声通話/テレビ電話の途中切り替え(3GPP R5仕様、901iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側)
- 回線交換・パケット通信の分離制御(3GPP R6仕様、902iS以降に搭載)(端末側・ネットワーク側)
特に、「回線交換・パケット通信の分離制御」により、災害時などネットワークが輻輳した際に、通話に制限をかけてもパケット通信は可能とすることで、メールやiモードの災害用伝言板にて安否確認を行う事ができるようになった(movaはもともと回線交換網とパケット通信網が分離されているため同様の制限は可能である)。
また、海外製のW-CDMA端末の一部では、FOMAのネットワーク上での動作が不安定であることが報告されている。[要出典]
[編集] FOMAの今後
904iシリーズ以降90xiSシリーズ(例、904iS・905iSなど)を発売しないで「90xiシリーズ」のみの発売とする。903iS・904iを2007年春に、905iを2007年冬に発売する予定で、905iは全機種がワンセグ・FOMAハイスピード・国際ローミング強化(GSM??)に対応するとしている(参考)。
また、2007年度中には上りの通信スピードを高速化したHSUPA対応端末を投入し、2010年度を目処に現行のW-CDMA方式やHSDPA方式などとの完全上位互換性のあるSuper 3G方式対応で下り最大100Mbps程度の超高速データ通信商用サービスをFOMAのネットワーク上で開始予定。
[編集] 料金
従来のコースはmova最安の料金コースに当たるタイプBの3,500円(税抜)に対して、FOMAの最安の料金コースに当たるのはFOMAプラン39の3,900円(税抜)と割高感があった。しかし、時間当たりの通話料金はFOMAの方が安く必ずしも割高とは言い切れなかった。 現在はmova・FOMA共通の新料金プランが開始され、『(新)いちねん割引』や通話単価などが総合的に見直されている。 パケ・ホーダイは旧料金プランではFOMAプラン67以上のものでないと適用できないが、新料金プランは全プランとパケ・ホーダイの組み合わせが可能である。なお、引き続きmovaへのパケット割引サービスの適用は無い。
[編集] 新料金プラン
[編集] 音声
movaと同一のプランかつ時間帯・曜日毎の通話料を一律とし分かりやすさを重視した料金プラン。2005年11月1日より開始された。
- タイプSS 3,600円(税込3,780円):無料通信分 1,000円(税込1,050円)
- タイプS 4,600円(税込4,830円):無料通信分 2,000円(税込2,100円)
- タイプM 6,600円(税込6,930円):無料通信分 4,000円(税込4,200円)
- タイプL 9,600円(税込10,080円):無料通信分 6,000円(税込6,300円 )
- タイプLL 14,600円(税込15,330円):無料通信分 11,000円(税込11,550円 )
- タイプリミット 4,200円(税込4,410円)+上限分(800円(840円)/2,800円(2,940円)/4,800円(5,040円)/7,800円(8,190円)/12,800円(13,440円)から選択):無料通信分 2,200円(税込2,310円)、通話・通信料以外の課金と無料通話分を超えた通話・通信料の合計が上限分を超えると自動的に発信停止。
- タイプビジネス 9,800円(税込10,290円):無料通信分 5,500円(税込5,775円)、平日昼間の通話料を割安にしたプラン
- ファミリーワイド 3,000円(税込3,150円):無料通信分なし、中学生以下(中学卒業後4月よりタイプSSへ自動移行)および60歳以上対象、いちねん割引が割引率25%で自動適用
- ファミリーワイドリミット 3,200円(税込3,360円):無料通信分なし、課金額が1,000円(税込1,050円)を超えると自動的に発信停止。中学生以下(中学卒業後4月よりタイプリミット・上限額800円に自動移行)および60歳以上対象、いちねん割引が割引率25%で自動適用。2006年3月に開始。
※2005年11月以降にFOMA・movaに新規加入した場合、従来の料金プランは選択出来ず新料金プランのみから選択することになる。また従来の料金プランとは異なり、「ボリュームディスカウント」 「ドンドンコール」「度数表示サービス」「グループ内番号サービス」は適用対象外となり、「ゆうゆうコール」の無料通話プレゼントも対象外となる。
※無料通信分はパケット通信料としても利用が可能。また余った無料通信分は2ヶ月先まで繰り越し利用ができる。また、2005年2月より2ヶ月先まで使い切れなかった分は、ファミリー割引を契約している家族で共有できるようになった。
[編集] データ
- データプランLL パケットプラス 13,900円(税込14,595円):無料通信分 2,500,000パケット、超過分0.012円/パケット 2006年9月開始
- データプランL パケットプラス 7,400円(税込7,770円):無料通信分 1,200,000パケット、超過分0.015円/パケット
- データプランM パケットプラス 5,200円(税込5,460円):無料通信分 450,000パケット、超過分0.02円/パケット
- データプランS パケットプラス 2,900円(税込3,045円):無料通信分 100,000パケット、超過分0.05円/パケット(200万パケット目以降は0.02円/パケット)
- データプランSS 1,800円(税込1,890円):無料通信分 無し、0.1円/パケット(60万パケット目以降は0.05円/パケット、200万パケット目以降は0.02円/パケット)
上記のいずれも、テレビ電話を30円/30秒で利用できる。
[編集] 旧料金プラン
[編集] 2005年10月末までのプラン
2005年10月まで以下の料金プランだった。それ以降は現加入者のみ継続。
- FOMAプラン39 3,900円(税込4,095円):無料通信分 750円(税込787円)
- FOMAプラン49 4,900円(税込5,145円):無料通信分 2,050円(税込2,152円)
- FOMAプラン67 6,700円(税込7,035円):無料通信分 4,050円(税込4,252円)
- FOMAプラン100 10,000円(税込10,500円):無料通信分 7,350円 (税込7,717円)
- FOMAプラン150 15,000円(税込15,750円):無料通信分 11,650円 (税込12,232円)
- ビジネスプラン 9,800円(税込10,290円):無料通信分 5,200円(税込5,460円)、平日昼間の通話料を割安にしたプラン
- リミットプラス 4,300円(税込4,515円):無料通信分 2,200円(税込2,310円)、movaのリミットプラスとほぼ同じコース
[編集] 2005年5月末までのプラン
- FOMAデータプラン22 2,200円(税込2,310円)※データ通信のみで音声通話はできない。テレビ電話は可能。(2005年5月末で申し込み終了、それ以降は現加入者のみ継続)
[編集] パケット料金
2005年4月1日現在。1パケットは128バイト。1ヶ月の総パケット数が一定量を超えた場合、超過分に対し下記のそれぞれのパケット通信料が適応される。
- (参考)mova:
- 10万パケットまで 0.3円(税込0.315円)/パケット
- 10万パケット超 0.2円(税込0.21円)/パケット
- パケットパック無し:
- 15万パケットまで 0.2円(税込0.21円)/パケット
- 15万超~60万パケットまで 0.1円(税込0.15円)/パケット
- 60万超~200万パケットまで 0.05円(税込0.0525円)/パケット
- 200万パケット超 0.02円(0.021円)/パケット
- パケットパック10(定額料1,000円(税込1,050円)無料通信分 1,000円):
- 60万パケットまで 0.1円(税込0.105円)/パケット
- 60万パケット超~200万パケットまで 0.05円(税込0.0525円)/パケット
- 200万パケット超 0.02円(税込0.021円)
- パケットパック30(定額料3,000円(税込3,150円)無料通信分 3,000円):
- 200万パケットまで 0.05円(税込0.0525円)/パケット
- 200万パケット超 0.02円(税込0.021円)/パケット
- パケットパック60(定額料6,000円(税込6,300円)無料通信分 6,000円):
- パケット数にかかわらず0.02円(税込0.021円)/パケット
- パケットパック90(定額料9,000円(税込9,450円)無料通信分 9,000円):
- パケット数にかかわらず0.015円(税込0.01575円)/パケット
- パケ・ホーダイ(定額料3,900円(税込4,095円))
- iモードの通信に関しては定額、ただし、iモードフルブラウザを使用した通信やパソコン・PDAなどを接続したパケット通信を行った場合は0.02円(税込0.021円)/パケットの料金が別途請求される。
- パケ・ホーダイフル(定額料5,700円(税込5,985円))
- iモードの通信および、iモードフルブラウザに関する通信が定額。PDAやコンピュータなどを接続したパケット通信を行った場合は0.02円(税込0.021円)/パケットの料金が別途請求される。
- Biz・ホーダイ(定額料5,700円(税込5,985円))
- iモード非対応のスマートフォンにおける国内でのパケット通信料が定額。PDAやコンピュータなどを接続したパケット通信およびiモード対応端末にFOMAカードを差し替えてiモード通信を行った場合は0.02円(税込0.021円)/パケットの料金が別途請求される。
※パケットパックの余った無料通信分は2ヶ月先まで繰り越し利用ができる。さらに余った分は家族で分け合うことができる。
※パケ・ホーダイは新料金プランの全ておよび67以上の旧料金プランを契約している場合のみ契約することができる。(新料金プランの内M以上とタイプビジネスは新料金プラン移行当初から適用、Sまでとタイプリミット・ファミリーワイド・ファミリーワイドリミットについては2006年3月から適用)
※デュアルネットワークでmovaを使用する場合、パケホーダイ及びパケットパックの有無に関わらず、movaのパケット料金(0.3円/パケット)である。ただし、パケットパック及びパックプランの無料通信料を使うことはできる。
※パケットパック60およびパケットパック90は、主にPC等を接続するユーザーを想定したプランである。
[編集] その他のサービス
以下では基本料金およびパケット通信以外の付加サービスおよびその料金を挙げる。
- オプションパック割引(留守番電話サービス・転送でんわサービス・キャッチホン・メロディコール ベーシックコース) - 月額400円(税込420円)。
- 留守番電話サービス - 月額300円(税込315円)。
- キャッチホン - 月額200円(税込210円)。
- マルチナンバー - 電話番号を最大2件まで追加できる。1件に付き月額500円(税込525円)。
- デュアルネットワーク - FOMAサービスエリア外のmovaサービスエリアで代替としてmovaを使用。月額300円(税込315円)。
- ショートメッセージサービス(SMS) - 一通あたり5円(税込5.25円)。
- メロディコール - ベーシックコース月額100円(税込105円)、エンジョイコース月額200円(税込210円)。ただし、楽曲によっては異なる。
- プッシュトーク - 対象機種:902i以降
- 通常は1回の発言につき5円(税込5.25円)。
- カケ・ホーダイ - プッシュトークにおける発言が月額1,000円(税込1,050円)で定額となる。
- プッシュトークプラス - 参加可能人数が20人までに拡大など。定額料金が2,000円(税込2,100円)、代表者のみグループ管理費として月額10,000円(税込10,500円)が必要。
- iチャネル - 対象機種:701i/902i以降。ニュースや天気予報などの情報が表示される。月額150円(税込157.5円、ベーシックチャネルの更新に対するパケット料金含む)。
- 着もじ - 対象機種:902iS以降/N902iX。発信時にメッセージ(10文字まで)を付ける事ができる。1回につき5円(税込5.25円)。
- ミュージックチャネル - 対象機種:90xiX系機種。音楽番組配信サービス。月額300円(税込315円)、パケ・ホーダイの契約が必要。
[編集] 通信端末
[編集] 音声端末
[編集] 2xxxシリーズ
[編集] 2101Vシリーズ
最初に出たFOMAの端末である。2000番台の型番はIMT-2000による。またiモード機能の搭載が当然となっていたことから、型番に「i」を付けずロゴもない。初期ものゆえか、全体的に電池の持ちが悪く、また筐体も大きかった。この頃の機種によりFOMAの「デカイ、繋がらない」のイメージが定着してしまった。テレビ電話機能付き。iアプリは503相当のものに対応している。P2101V以外はiモーションに対応している。イメージキャラクターは宇多田ヒカル。
- P2101V (2001年10月発売)
- FOMAの試験サービスにも使われた端末である。ドコモ初のカメラ付き携帯電話である。折りたたみ式で、重量は150g。その後松下は3G携帯電話端末の開発をNECと協業することになったので、PDC方式端末のPシリーズに近い操作体系を持つ唯一のFOMA端末となった。
- D2101V (2002年3月発売)
- 現在、FOMA唯一のフリップ式。160g。
- SH2101V (2002年7月発売)
- FOMA初のPDA一体型端末である。M1000発売まで長らく、FOMA唯一のPDA一体型だった。本体280g、ハンドセット43g。ザウルスOSが使われている。仕様が災いしてか、当時の実売値段は10万円を越える高額機になっていた。
- T2101V (2002年9月発売)
[編集] 2001/2002シリーズ
2101と同じく、最初に出たFOMAのグループである。カメラは無く、テレビ電話未対応である他は、2101シリーズと仕様は変わらない。N2001以外はiモーションに対応している。
- N2001 (2001年10月発売)
- FOMAの試験サービスにも使われた端末である。折りたたみ式。105g。メインディスプレイに、FOMAで唯一有機ELを採用している。ディスプレイの特殊さが災いしてか短命に終わっている。
- N2002 (2001年11月発売)
- 折りたたみ式。107g。N2001のメインディスプレイをTFT液晶に変更し、そのためディスプレイ部の厚みがN2001より増している。また、iモーションに対応した。
- P2002 (2002年5月発売)
- 折りたたみ式。107g。NECとパナソニックとの協業によって出た初の端末である。N2002のOEMモデルである。細部のデザイン・本体カラーに若干の違いがある。
[編集] F2611
ダイヤルアップルーター内蔵モデル。企業向け製品で、一般に市販はされない。下り384k、上り384kまでの通信に対応する。
[編集] 2051シリーズ
いわゆる「新FOMA」の第1弾(FOMAの端末としては第二世代)である。以前の機種より電池の持ちが良くなり、筐体も小さくなった。カメラは付いているがiショット用でテレビ電話に対応しない。51という型番は、カメラ付きという事からmovaの251iシリーズに由来。外部メモリーには対応していない。iアプリは504相当のものに対応している。
- F2051 (2003年1月発売)
- 折りたたみ式。114g。富士通製FOMA初の音声端末である。
- N2051 (2003年1月発売)
- 折りたたみ式。122g。ニューロポインターを初搭載。これ以降のNのFOMAは本機の操作系を踏襲することになる。
[編集] 2102Vシリーズ
「新FOMA」の第2弾(FOMAの端末としては第二世代)である。2051の特徴を引き継ぎ、電池の持ちが良くなり、筐体も小さくなった。これらの機種が出た頃より、FOMAのパケット代が安いというメリットが認められはじめ、FOMAユーザが増え始めた。Nは外部メモリーには対応していない。iアプリは504相当のものに対応している。
- P2102V (2003年3月発売)
- F2102V (2003年7月発売)
- 折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD30万画素。
- N2102V (2003年7月発売)
- 折りたたみ式。109g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS 30万画素。
[編集] N2701
2003年6月発売。折りたたみ式。130g。2006年9月時点では、唯一のmovaとFOMAの複合端末。これ一台で「デュアルネットワークサービス」契約が可能。カメラ性能はCMOS 30万画素。W-CDMA端末のN2051にPDC端末N504iSを貼り付けたような機種。設定により、FOMA圏外時にmova網に自動切り替えする事も出来る。販売から3年以上経った今でも、後継デュアル機が発売されていないので、根強いユーザーもいる。
[編集] 90xシリーズ(9シリーズ)
[編集] 900iシリーズ
FOMAの端末としては第三世代に当たる。50xシリーズの機能を採用して、ドコモのフラッグシップ携帯として登場した。movaシリーズと共通の型番ルールを採用し、9という数字には50xの上位という意味も込め、一般向けに広くアピールした。全機種にQVGA液晶とメガピクセルカメラを搭載した。iアプリは505の規格をさらに拡張し、500KB(ダウンロード100KB、スクラッチパッド400KB)の仕様になった。開発の初期段階では、2103Vとされていた。2005年5月のプレスリリースで900i及び900ixを1098万台発売したと発表した。FOMA普及にかなり貢献したシリーズだが「着うたをメール着信音に設定できない」「全体的に動作の機敏さに欠ける」などの問題が残されていた。イメージキャラクターは坂口憲二と長谷川京子(同コンビで901iSシリーズまで起用)。CMソングには交響曲第9番 (ベートーヴェン)の小西康陽やケン・イシイ・石野卓球らによるアレンジバージョンを起用。
[編集] 900i系企画端末
900i第2弾。基本性能は大きく変わらないが、新機能が多く盛り込まれている。2004年6月1日に、F900iT・P900iV・N900iSの3機種を発表。F900iTはタッチパネル・Bluetoothを搭載し、P900iVは強化されたムービー撮影・再生機能を搭載。デコメール改善などの細かなバージョンアップにとどまるNEC製は単に900i"S"になっている。6月16日には、おサイフケータイの発表会で、F900iCがFOMA初のFeliCa対応機種として発表。7月13日には国内初の無線LAN対応となるN900iL、12月16日にはFOMA初の国際ローミング(W-CDMAおよびGSM・GPRS)対応となるN900iGを発表した。
[編集] 901iシリーズ
900i、900ixの後継端末。共通機能はもちろんのこと、それぞれの個性のある端末となっている。
- 共通機能
なお、型番にiCが付く端末はiモードFeliCaにも対応している。FeliCaチップの供給数に余裕が無いため全機種対応にならなかった。予定されていた800MHz帯とのデュアルバンド機能は見送られ、901iSから搭載される。
[編集] 901iSシリーズ
2005年5月17日にドコモよりプレスリリースされた。元々、2005年1月に公表されたロードマップに2005年度中の投入が公表されていた。iモードFeliCaに全機種対応。よって、これまでFeliCa端末を示していた「iC」ではなく「iS」を名乗る事になった。このシリーズから800MHz帯「FOMAプラスエリア」のデュアルバンド対応となり、山間部などでエリアが拡大した。また、901iS以降の機種同士であれば音声通話中にテレビ電話への切り替えが出来るようになる。 D、F、Pは自動時刻補正に対応。また、PDFファイルの閲覧やダウンロードができるAdobe Reader LEを搭載する。(SHは、Excel、Word、Powerpointの閲覧が可能なPicsel Viewerも備える。) このシリーズ以降、FOMA発売以来使われてきた初代ロゴが無くなる。
[編集] 901i系企画端末
901i系企画端末として、ワンセグ携帯のP901iTVが発売されている。
- P901iTV (2006年3月3日発売)
[編集] 902iシリーズ
2005年10月19日にSH902i、N902i、D902i、P902i、F902i、SO902iがドコモよりプレスリリースされた。新機能として、定額制プランも用意しトランシーバーのような通話が可能な「プッシュトーク」、「iモードFelica」の新機能である「トルカ」サービスに対応。701iに搭載されたiチャネルにも対応している。iアプリは容量は変わりないが、HTMLの仕様がバージョンアップしている。902iでは、従来までFOMAの課題となっていたキーレスポンスのもたつきの解消に力が入れられており、今まで特に遅いとされていたP,NといったLinuxOS採用端末のレスポンスもかなり快適になっている。イメージキャラクターは一新され、KAT-TUNの亀梨和也と赤西仁を起用。
[編集] 902iSシリーズ
2006年5月11日にD902iS、F902iS、N902iS、P902iS、SH902iSがドコモよりプレスリリースされた。
- 新機能
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- 1.7GHz帯の対応
- DCMXアプリのプリセット
- 着もじ
- おまかせロック
- 外部メモリへのコンテンツ移行
- デコメール署名
- 電話帳預かりサービス
- パケット通信中のテレビ電話対応
また、P902iSはドコモ初の着うたフルに対応、N902iS、P902iSが3Gローミングに対応し、F902iSは、Windows Media Audio形式の音楽ファイル再生に対応。またデジタル著作権管理技術(DRM)に対応している事などより、Napster Japan等の有料音楽配信サイトの利用も出来る(2007年3月30日まで、Napsterを2週間無料で使えるキャンペーンを行っている)。イメージキャラクターはKAT-TUN。
[編集] 902i系企画端末
2006年5月11日に企画端末として、902iSシリーズと同時にSO902iWP+、N902iX HIGH-SPEED、DOLCE SLがプレスリリースされた。新機能としてDCMXアプリのプリセット等がある。また、N902iX HIGH-SPEEDとSH902iSLでは着もじ、おまかせロック、外部メモリへのコンテンツ移行、デコメール署名に対応。SH902iSLでは電話帳預かりサービス、パケット通信中のテレビ電話対応に対応。N902iX HIGH-SPEEDでは着うたフル、ミュージックチャネルに対応。902iSシリーズとは違い1.7GHz帯、バイオ認証、3Gローミングには対応しない。また、2006年10月12日に903iシリーズと同時にN902iLがプレスリリースされた。N900iLの後継機である。
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[編集] 903iシリーズ
2006年10月12日にD903i、F903i、N903i、P903i、SH903i、SO903iがドコモよりプレスリリースされた。新機能として全機種にGPS搭載した。このため、ケータイお探しサービスに対応している他、警察(110番)・消防(119番)等に通報した際の位置特定もできる。イマドコサーチにも適している。またメガiアプリに対応。容量が1MBに拡張されダウンロード、スクラッチパッドの区切りが無くなった。また、外部メモリーカードにソフトを保存できる事で、さらに容量があるソフトの作成も出来る。その他、着うたフル、IC通信、3Gローミングに対応している。SH903i、D903i、F903i、N903iはきせかえツールに対応している。
また、903iシリーズのうち、D903i、SH903i、F903iの三機種は、Windows Media Audio形式の音楽ファイル再生に対応。またデジタル著作権管理技術(DRM)に対応している事などより、Napster Japan等の有料音楽配信サイトの利用も出来る(2007年12月31日まで、Napsterを2週間無料で使えるキャンペーンを行っている)。SO903iは、ATRAC3形式及び、MP3形式の音楽ファイル再生にも対応している。N903i、P903i、SH903iはSD-Audio対応で、長時間再生が可能となった。SH903iのみWindows Media AudioとSD-Audioの二つの形式に対応している。
イメージキャラクターは902iシリーズ・902iSシリーズに引き続きKAT-TUN(赤西も一部出演)。一方カメラのイメージセンサは、D903iがCCD(スーパーCCDハニカムではない)、P903iがνMaicoviconを搭載し、ほかはすべてCMOSに変更された。
[編集] 903i系企画端末
2006年10月12日に企画端末として、903iシリーズと同時にSH903iTV、D903iTV、P903iTV、P903iX HIGH-SPEED、F903iX HIGH-SPEEDがプレスリリースされた。P901iTVに次いでワンセグ対応端末が3機種、N902iX HIGH-SPEEDに次いでHSDPA対応端末が2機種が予定されている。ノーマルの903iと異なり、3Gローミング、GPSには非対応なので注意が必要。また、2007年1月16日にSO903iTVが703iシリーズと同時に発表された。2007年3月14日にビジネス向けのF903iBSCが発表された。
[編集] 70xシリーズ(7シリーズ)
[編集] 700iシリーズ
movaの25xiシリーズに相当する普及ラインの端末。2005年2月2日にF700i、SH700i、N700i、P700iがドコモよりプレスリリースされた。90xiよりも端末値段を1万円前後下げて、より一層のFOMA普及を図る。全ての端末に、QVGA液晶、デコメールやFlash対応など、出来る限り901iのプラットフォームを活用しているが、iアプリの性能は506i相当の230KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド200KB)に、メガピクセル級のカメラを搭載とあえて抑えている。800MHz帯デュアルバンド対応は901i同様、ソフトバンクとの係争により見送られている。
[編集] 700iSシリーズ
2005年7月12日にF700iS、SH700iSがドコモよりプレスリリースされた。700iシリーズのセカンドモデル。800MHz帯とのデュアルバンド「FOMAプラスエリア」に対応する以外は700iシリーズとの機能の違いはない。8月3日にSA700iSがプレスリリースされた。
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[編集] 701iシリーズ
2005年8月3日にD701i、N701i、P701iDがドコモよりプレスリリース。700iの後継モデル。このシリーズからニュースなどを自動配信する「iチャネル」に対応する。音声通話中にテレビ電話への切り替えが可能。また、901iSシリーズ同様に800MHz帯のデュアルバンド対応「FOMAプラスエリア」対応。それ以外の機能はほぼ700iSと同じ。
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[編集] 702iシリーズ
2006年1月17日にF702iD、SH702iD、N702iD、P702i、D702iがドコモよりプレスリリース。701iの後継モデル。70xシリーズより廉価なモデルが出ることになったことより、個性派モデルになっている。機種によっては90xの機能を取り込んだモデルもある。2005年11月・12月にJATEを通過した。5月11日にSA702i、SO702iがドコモよりプレスリリースされた。
[編集] 702iSシリーズ
2006年7月4日にD702iF、P702iD、N702iS、SH702iS、M702iS、M702iGがドコモよりプレスリリース。702iの後継モデルで、引き続き個性派モデル路線を引きついている。機種によって70xベースと90xベースに分かれる。1.7GHz帯には対応しない。2005年11月・12月にJATEを通過した。
[編集] 703iシリーズ
2007年1月16日にD703i、F703i、N703iD、P703i、SH703i、SO703iがドコモよりプレスリリース。702iSの後継モデルで、引き続き個性派モデル路線を引きついている。iアプリは、最低でも500kアプリに対応。D703i、F703i、P703i、SH703i、SO703iではメガアプリに対応している。全機種着うたフルに対応している。GPSには非対応。ドコモ中国管内では「902iSを超えた703i」のキャッチコピーで販売されている。
[編集] 703i系企画端末
2007年1月16日に企画端末として、703iシリーズと同時にN703iμ、P703iμがプレスリリースされた。両モデル共に折りたたみ式第三世代携帯電話端末として世界最薄(2007年2月現在)となる厚さ11.4mmの端末である。1.7GHz帯には対応しない。
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[編集] 8xxシリーズ
movaでいう600番台で、特殊モデルに割り当てている。なお、800番台はもともとはドッチーモ(PDCとPHSの複合機)に割り当てられていたもので、すでに使われている81x、82xを避ける格好になる。
- D800iDS (2007年2月9日発売)
- キッズケータイ(SA800i) (2006年3月4日発売)
- NM850iG (2006年3月17日)
- DOLCE(SH851i) (2005年8月発売)
- 折りたたみ式。129g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD123万画素。液晶には2.4インチのVeilViewモバイルASV液晶を搭載。iアプリ、キャラ電には非対応。movaで発売されていたコンセプトケータイがFOMAにこのモデルから登場する。FOMAらくらくホンのコンセプトを受け継ぎながら、高級志向、大人向けの携帯とされている。読み方は「ドルチェ」
- prosolid II(P851i) (2005年11月25日発売)
- MUSIC PORTER X(D851iWM) (2006年4月8日発売)
- FOMAらくらくホン(F880iES) (2004年9月発売)
- FOMAらくらくホンII(F881iES) (2005年8月発売)
- FOMAらくらくホンシンプル(D880SS) (2005年12月16日発売)
- FOMAらくらくホンIII(F882iES) (2006年9月1日発売)
- FOMA らくらくホン ベーシック(F883i) (2007年4月13日発売予定)
[編集] SIMPURE
詳しくはSIMPURE参照の事。
- SIMPURE L(L600i) (2006年4月14日発売)
- SIMPURE N(N600i) (2006年4月25日発売)
- SIMPURE L1(L601i) (2006年11月17日発売)
- SIMPURE N1(N601i) (2006年12月8日発売)
[編集] ビジネスコンシューマー向け
以下の端末はiモードには対応せず、パケ・ホーダイが利用できない。2007年4月以降、Biz・ホーダイの対象となる予定。
- M1000 (2005年7月発売)
- PDAタイプのスマートフォン。画面は2.9インチ(発売当時FOMAでは最大の大きさ)、重量は168g。外部メモリーはmicroSDカードまたはTransFlash。カメラ性能はCMOS131万画素。モトローラの海外向け端末A1000をベースに同社と共同開発。GSM/GPRSにも対応し、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth、フルブラウザ(Opera7.5)機能を備えた端末。タッチスクリーンを使用している為操作は主にタッチペンで行う。ダイヤルボタンは無いが、画面上にダイヤルスクリーン(ソフトテンキー)が出てくる。また、Excel、Word、PowerpointなどのMicrosoft Office系のファイルやPDF形式のファイルを閲覧することが可能。メールはiモードメールは使用は出来ないが、プロバイダメールを使用することが出来る。NTTドコモのサービスmoperaUやmoperaのプロバイダメールや、Yahooメールなどを使用し、送受信することが可能。複数のメールアカウントを登録することができ、ビジネス、プライベートと分けて使うことが出来る。
- htc Z (2006年7月発売)
- QWERTY配列キーボードを搭載したスマートフォン。Windows Mobile5.0搭載。W-CDMAに加えGSM/GPRS通信に対応し、国際ローミングが可能。
- BlackBerry 8707h (2006年9月発売)
- QWERTY配列キーボードを搭載したスマートフォン。日本語表示はできるが、日本語入力には非対応。W-CDMAに加えGSM/GPRS通信に対応、国際ローミングが可能。法人向けの販売で、個人ユーザーには販売されない。
[編集] データ通信端末
- P2401 (2001年発売)
- PCカードサイズの端末。パケット通信が下り最大384k、上り最大64kで、データ通信(回線交換方式)が上り下り共に最大64kに対応する。
- F2402 (2002年発売)
- PCカードサイズの端末。パケット通信が上り下り共に最大384kで、データ通信(回線交換方式)が上り下り共に最大64kに対応する。パソコンに挿してテレビ電話・音声通話ができる。
- P2402 (2002年発売)
- CFカードサイズの端末。パケット通信が下り最大384k、上り最大64kで、データ通信(回線交換方式)が上り下り共に最大64kに対応する。パソコンに挿してテレビ電話ができる。
- P2403 (2006年3月22日発売)
- CFカードサイズの端末。パケット通信が下り最大384k、上り最大64kで、データ通信(回線交換方式)が上り下り共に最大64kに対応する。データ通信端末初のFOMAプラスエリア対応端末。
- M2501 HIGH-SPEED (2006年発売)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- NTTドコモ|FOMA
- ようこそFOMA SQUAREへ!
- ITmedia +D モバイル-番号ポータビリティまでにムーバ以上のエリアを構築する
- 日本経済新聞-ドコモの次期高速携帯、速度260倍・投資は10分の1
- NTTドコモ九州|報道発表資料|FOMAサービスエリアの全国人口カバー率が100%に~南大東村・北大東村でFOMAエリア拡大~
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