ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]
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ジャンル | コンピュータRPG |
対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | モノリスソフト |
発売元 | バンダイナムコゲームス (ナムコレーベル) |
人数 | 1人 |
メディア | DVD |
発売日 | 2006年7月6日 |
価格 | 7,329円(税込) |
対象年齢 | CERO:15歳以上対象 |
売上本数 | 18万本 |
ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]は、モノリスソフトが制作し、バンダイナムコゲームスが2006年7月6日に発売したプレイステーション2用ロールプレイングゲームである。ゼノサーガシリーズの第3作目にして完結編となる。CEROレーティング15歳以上対象。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
全3部作であるゼノサーガにおける最後の作品。前2作において散りばめられた謎や伏線の数々が紐解かれていき、最終的にシオンが自立して旅立つまでの過程を描いている。
本作では、場や組織間の思惑、構想、対立よりも人物の個々の物語の決着を見せることを主軸においた作品である。エピソードIIの話の結末からエピソードIIIは始まるわけではなく、エピソードIIとエピソードIIIの橋渡しである作品であるa missing year~U.M.N.に封印されし真実の断片~が存在し、エピソードIII内でも軽くではあるが語られる。
[編集] ストーリー
エピソードIIの1年後でありa missing year~U.M.N.に封印されし真実の断片~の2、3ヶ月後から始まる。
シオン・ウヅキはa missing year~U.M.N.に封印されし真実の断片~での出来事によりヴェクターを疑い始める。そして、スキエンティアと共にU.M.N.に関する情報を手に入れるためヴェクターが監理するS-Divisionに潜入する。
そのころ、ヴェクターでは、KOS-MOS計画に代わるT-elosがプロジェクトゾハルで開発されKOS-MOSの破棄が決定される。
Jr.達は宇宙に浮かんでいる謎の浮遊大陸レンヌ・ル・シャトーの調査に向かっていた、その際オルムスと戦闘になる。しかし、戦闘の途中で浮遊大陸が突然光出しエルザが光の中に取り残されてしまった。
そして、エルザを助け出すにはKOS-MOSが必要と言う事が分かりかつての仲間達と共にKOS-MOSを取り戻し、エルザを助け出すため浮遊大陸へと向かう。
[編集] キャラクター
ゼノサーガの登場人物一覧を参照
[編集] 売り上げ
本作では前作『エピソードII』においてファンの間で不評だったキャラクターデザイン等多くの部分で変更・改善がなされているものの、売上は『エピソードI』約44万本、『エピソードII』約26万本、本作約18万本という、前作『エピソードII』でのファン離れを拭うことの出来ない、疎き目に遭ってしまった。
[編集] 製作スタッフ
- ディレクター : 新井考
- 脚本 : 米坂典彦
- 音楽 : 梶浦由記
- プロデューサー : 萩原智洋、岡本進一郎
- エグゼクティブプロデューサー : 杉浦博英、横山茂、石川祝男
[編集] 体験版データベース情報流出問題
ゼノサーガ エピソードIIIにはデータベースと呼ばれるストーリーやキャラクター、用語集などを閲覧できるシステムがあり、体験版でも物語序盤のデータは見られるようになっているのだが、体験版ROM内に物語終盤までのデータまでも収録されていたのである。
体験版ROMを解析した人間がそのデータを公開したため、今までシリーズで大切に謎にしていた伏線などを台無しにしてしまうようなプロモーション映像などの過度な情報公開に普段から嘆いていたファン達が、この問題でさらに追い討ちを掛けられることとなった。
製作スタッフの個人サイトで体験版の情報流出問題については「想定内」「体験版については色々あった」等と発言されていたことなどから、どうやらデータが含まれていると分かっていながら体験版を発送したようだ。
また、ネットに流出した画像には体験版に収録されていない、製品版のデータが混じっているとの発言もあった。