ゼリービーンズ
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ゼリービーンズ (Jelly Beans) は、ソラマメ型をした菓子の一種。
砂糖・水飴・デンプンあるいは寒天を使ってゼリーを作り、コーンスターチを厚く敷いた箱の中で豆型にして、ある程度乾燥させる。できあがったものを回転鍋に入れ、粉砂糖でコーティングした後、蜜蝋で表面を固め、つやを出す。
愛らしい形ときれいな色が特徴で、色によって様々な風味があり、果物や薄荷味の他にも、様々な風味の物が開発されている。日本ではそれほど有名ではないものの、欧米では非常にポピュラーな菓子である。
アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンはこの菓子が大好きだった事でも良く知られている。1967年のカリフォルニア州知事に就任の際に、禁煙のために食べ始めたのが最初とされているが、1981年の大統領就任の際には、3.5トンのゼリービーンズが就任式典で消費されたという。なおこの際、菓子メーカーが星条旗にちなんだ色を出すため、新たにブルーベリー味のビーンズを製作したとされる。
[編集] スラングとしてのゼリービーンズ
1910年代から1920年代の初期の米国では、女性をひきつけるために服装には気をつかっているものの、他には何の取り得のない若い男性のことを、俗に「ゼリービーン」と呼んだ。類義語としては、それ以前によくつかわれていた「ダンディ」(dandy)「ファップ」(fop)、またこの少しあとにつかわれた「ドラッグストア・カウボーイ」(drugstore cowboy)がある。また、「ゼリービーン」は、いわゆるポン引きを示す言葉としても使われた。
この意味で「ゼリービーン」を使用した作品としては、1940年代のフィル・ハリスの人気曲『ゼリービーン』、あるいはスコット・フィッツジェラルドの短編『ゼリービーン』などがある。