タイガースマスク
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タイガースマスクは、日本のマスクマンのプロレスラー。身長174cm/79kg。大阪府高槻市出身。タイガースマスクはリングネームで、その正体、および本名は現在非公開である。(しかし、爆RINGでデビュー前に正体である当時・大阪プロレスの練習生がタイガースマスクに変身するまでのドキュメントが公開されている。)
タイガーマスクのパロディと阪神タイガースをドッキングさせたギミックが特徴であり、所属団体である大阪プロレスの団体色を色濃く表しているレスラーであると言える。キャッチフレーズは"大阪の猛虎" 。
阪神球団からは”公認”では無いが”黙認”されている。額のマークは阪神タイガースを意味するTHではなく、TMとなっている。背番号は往年のミスタータイガースである掛布雅之の番号31。入場曲は六甲おろし。 ちなみにタイガース本人は野球にさほど興味がない。
[編集] 経歴
大学時代にアマチュアレスリングを5年間経験し、2000年9月に大阪プロレスに入門。
2001年5月19日なんばマザーホール大会、vsスペル・デメキン戦でデビュー。ここから連敗を重ね、実に121連敗することになる。
2002年5月26日、タイガースマスク&高井憲吾vsシュウ&ビリーケン・キッド戦でシュウを横入り式エビ固めでフォールを奪い初勝利。
2003年、星野仙一監督率いる阪神タイガースが好調。引きずられるようにタイガースマスク自身も良いファイトを繰り返す。阪神タイガースの特集番組等に関連し関西ローカルながらテレビやイベントに多々出演する。12月ビリーケン・キッドとタッグを組み、大阪タッグチャンピオンのベルトに挑戦。王者である獣神サンダーライガー&村浜武洋組をタイガース・スープレックスホールドで倒した。しばらく後についたタッグチーム名は「ザ☆虎ビリー」
2004年5月、肋骨を骨折し欠場、6月には復帰するものの調子はあがらず不振が続く。12月には5度目の防衛に失敗しタッグ王者から陥落、自身の不振を理由にタイガースが「ザ☆虎ビリー」の解散を申し出る。 2007年2月大阪ハリケーンにてビリーケンキッドを破り、大阪プロレス選手権のベルトを、獲る。
[編集] 得意技
タイガーマスク系の投げ技と、野球をモチーフにしたムーブが多かったが、近年はそれに捕らわれないオリジナル技も多く開発している。技の名前は野球にちなんだ物にしている。身が軽く引き出しが多い器用な部分がある反面、パワー不足で打たれ弱く故障も多い。好不調の激しいレスラーと言える。
- ドロップキック
- 使い手は数多いがタイガースマスクのドロップキックは高く飛び滞空時間は長く、空中でのバネの利いた美しい姿勢や、後方への回転等どれをとっても一級品で屈指の使い手と言える。
- タイガース・スープレックス
- タイガースープレックスそのまま。
- 160km/hチョップ
- タイガースマスク野球ムーブその1。コーナーの相手に対しオーバースローで放つ袈裟切りチョップ3連発。右上から左下へと2発放ち、3発目はワインドアップから大きく振りかぶって打ち込む。
- ランニングホームラン
- 野球ムーブその2。リングをグラウンドに見立てリングを1周して放つ低空ドロップキック。見事決めた後は「セーフ!」の動作と声が入る。160km/hチョップから連続で行うことが多い。ちなみに、まれに返されたり避けられたりする事がありその場合は「アウト!」である。
- 六甲おろし
- コーナーポストから飛びついてのダイヤモンド・カッター。コーナーポストの上に登り「空中殺法!」のかけ声を入れてから飛ぶ。ランニングホームランの後に続けて出すことが多いが滅多に成功しない。
- 0725
- レイ・ミステリオが使う619と同型。日本では鈴木鼓太郎がファンネルの名で使っている。決まった瞬間「カキーン」との声援が入るところが特徴。0725とはデルフィンの出身地・和泉市周辺区域の市外局番。ちなみにタイガース自身の出身地である高槻市周辺区域の市外局番は0726であるが、なぜそうならなかったかは不明。元の619はミステリオの出身地サンディエゴの市外局番である。
- 桧山スペシャル
- 羽根折り脇固め。入り方によって3種類有り、それぞれ1号~3号と名前が付くという説もあるが、5号があったという話しもあり詳細は不明。
- ザトペックホールド
- 相手の片腕を背後にハンマーロックに固めてからの胴締めフロントネックロック。
- デルフィンスペシャル1号
- ジャーマンスープレックスの後クラッチを離さず後転し、もう一発ジャーマン。さらに後転してジャパニーズレッグロールクラッチのような体勢でフォールする技。ここ1番という時にだけ出す必殺技。