タマムシ
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?タマムシ | |||||||||||||||||||||
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Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817) |
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Buprestidae Leach, 1815 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
タマムシ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Jewel beetle | |||||||||||||||||||||
属 | |||||||||||||||||||||
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タマムシ(玉虫、吉丁虫)とは、コウチュウ目タマムシ科に属する昆虫の総称である。
タマムシ科には日本にも多くの種類があるが、日本人が一般的に思い浮かべるのは、標準和名タマムシ(ヤマトタマムシ、学名 Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817))だろう。細長い米型の甲虫で、全体に緑色の金属光沢があり、背中に虹の様な赤と緑の縦じまが入る、とても美しい昆虫として好まれる。一説には、天敵である鳥の目を、日光を反射させることで目をくらませるためとも言われている。エノキやケヤキなどの広葉樹の上を昼に飛び、幼虫は枯れ木の材に潜り込み、それを餌として生活する。槇などの高所の新しい切り口に集まる。衰弱したナツメの幹の節目に産卵する。この種類の鞘翅は、死んでも色が変わらないので、法隆寺宝物、法隆寺玉虫厨子の装飾として使われている。
[編集] 下位分類
日本で200種、世界で15000種余りが知られる。
- ケシツブタマムシ属 Mastogenius
- フナガタタマムシ属 Acmaeodera
- モンキタマムシ属 Ptosimaa
- ツブタマムシ属 Paratrachys
- ルリタマムシ属 Chrysochroa
- ツマベニタマムシ属 Tamamusia
- ムネスジタマムシ属 Chrysodema
- ウバタマムシ属 Chalcophora
- マダラタマムシ属 Nipponobuprestis
- クロホシタマムシ属 Ovalisia
- キンヘリタマムシ属 Poecilonota
- コモンタマムシ属 Descarpentriesina
- フタオタマムシ属 Dicerca
- クロタマムシ属 Buprestis
- アオタマムシ属 Eurythyrea
- ヒメヒラタタマムシ属 Anthaxia
- ツヤヒメマルタマムシ属 Kurosawaia
- ヒメマルタマムシ属 Philanthaxia
- ムツボシタマムシ属 Chrysobothris
- ナカボソタマムシ属 Coraebus
- チビナカボソタマムシ属 Nalanda
- クリタマムシ属 Toxoscelus
- ムナビロタマムシ属 Sambus
- ナガタマムシ属 Agrilus
- ホソツツタマムシ属 Paracylindromorphus
- ケシタマムシ属 Aphanisticus
- エグリタマムシ属 Endelus
- チビタマムシ属 Trachys
- ヒラタチビタマムシ属 Habroloma