ティーポイント
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ティーポイントとは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)が展開し、同社子会社のTカード・アンド・マーケティングスが運営するポイントサービス。
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[編集] 概要
TSUTAYAの会員証(Tカード)で、TSUTAYAの商品のポイント及びその提携先でポイントが貯まり、各提携先でも交換できる。通称「TSUTAYAカード」とその「Tポイント」。ティーポイントは各提携先によってポイント率、交換率が違うが、ほとんどの提携先が1ポイント1円、100円につき1ポイントである。有効期限は会員証の有効期限(会員証は有効期限が切れてから1ヶ月以内であれば更新することは可能だが、貯まっていたティーポイントは0に戻る)までか、ポイントの変動があった日(ポイントがたまったり、ポイントを使ったりした場合)から1年間となっている。
TSUTAYAは発行店や発行時期によって会員証のデザインが異なる事も多く、それらチェーンのTSUTAYA会員の中には「デザインが違うため自分の会員証は対象外だ」と誤解する者も多いようである。なお、Tカード共通サービス非加盟店など、一部店舗のTカードにはティーポイントが付与できない。ティー(T)とは、TSUTAYAの頭文字。
[編集] ポイントカード入手方法
なお、発行元によってカード番号の最初の4桁が異なる。()内にその4桁を記す。
- TSUTAYA店頭(0000)
- ポイントサービスではあるが、ほとんどのTSUTAYA店舗ではレンタル会員での入会受付となるので、たとえレンタルをしなくとも本人確認および商品保障への加入が必要となる。TSUTAYAフランチャイズ加盟の店舗に来店し、本人確認書類(公的機関が発行したもので、顔写真及び氏名・住所等がわかるもの)を持参し、指定された申込用紙に記入の上、入会金と1年分の商品保障料を支払う(入会金・商品保障料は店舗によって異なるが、200~500円程度である)。
- また、後述のTSUTAYAアプラスWカードで入会する場合、これらの料金を支払わなくてもよい店舗もある。なお、Wカード以外の会員証の場合、TSUTAYA店舗で継続の手続きをしないとポイントが失効し、カードの使用ができなくなる。なお、ほとんどの提携先では有効期限を過ぎたカードを通しても有効期限切れ等の表示がされず、ポイントが付与されたものとみなされるので注意が必要である。
- TSUTAYA店舗側の事情か、まれに更新時に新しい有効期限のシール貼付をされないことがあり、その場合提携先において有効期限切れの注意を受けることがある。
[編集] カードの発行を行っている提携先
一部の提携先ではポイントカードとしてTカードの発行を行っているところがある。この場合、申込用紙の記入だけで本人確認書類を必要とせず、カード発行料・年会費等も無料である。また、TSUTAYA加盟店舗へこのカードと本人確認書類を持参の上、申込用紙を記入し入会金と1年分の商品保障料を支払うことによってそのカードでレンタルサービスを受けることもできるようになる。
なお、レンタルサービス利用の有無にかかわらず、有効期限の前後1ヶ月以内に継続の手続きをしない場合はポイントが失効する。この場合、レンタル機能を付与されていないカードの継続はカードの発行を行っている提携先のほかにTSUTAYA店頭でもできる(レンタル機能を付与した場合はTSUTAYA店頭でしか継続ができない)。
- カメラのキタムラ(9012)
- 2006年10月から、従来のキタムラポイントカードからティーポイントが貯まるTカードへのポイントサービスの移行を開始しており、従来のキタムラポイントカードは2007年9月をもってサービスを終了する予定である。
- 新星堂(0000)
- 2006年10月から各店舗ごとに順次移行を行っている。当初は2007年3月末までに移行を完了する予定だったが、諸般の事情により大半の店舗で移行が遅れており、全店舗での移行完了は2007年4月以降にずれ込むことが確実になってきた。新星堂は現在カルチュア・コンビニエンス・クラブのフランチャイズであるため、カード番号はTSUTAYAと同様に0000で始まる。ただ、どういうわけか新星堂でのティーポイントサービスはティーポイントのホームページでは正式に案内されていない。なお、ティーカードのほかにスタンプカードも同時に発行しているが、こちらは新星堂のみで使用できる。
- ヴァージン・メガストアはCCCの子会社であるため、ティーポイントを導入している。なお、こちらもティーポイントのホームページには正式な案内はない。
- ブックオフ(未定)
- 2007年秋に導入する予定。今あるブックオフカードはブックオフティーカード移行することによって、同時に現ブックオフカードは終了予定である(既にTSUTAYA会員証を持っている場合はそのまま移行する。ブックオフティーカードは発行できない)。ブックオフ会員証に保有しているポイントは導入開始前の2007年春~夏頃から移行準備する予定。これにより、サービス券による割引はティーポイントによる割引に変更される。
- 2007年11月をめどに、ファミリーマートが「ティーポイントプログラム」へ参加し、ファミリーマート子会社のファミマクレジットが発行する「ファミマカード」を「Tカード」が一体になった「ファミマTカード(仮称)」への切替を開始する予定。
[編集] 提携先
特に断りがない限り、付与されるポイントは100円につき1ポイントである。
- TSUTAYA(レンタル利用時100円で2ポイント・商品購入時100円で1ポイント)
- TSUTAYA Wカード(TSUTAYA店舗、アプラス加盟店・JCB加盟店を問わず、カード利用200円毎に1ポイント貯まり、TSUTAYA onlineでの買い物をwカードですると+1%のボーナス・オンラインポイント付与、それに加えレンタルはさらに10%オフ)
- ティーモール(インターネットショッピングサイト)
- 新日本石油(ENEOS NEW ヴィーゴ(ハイオクガソリン)のみ100円で2ポイント、その他は100円ごとに1ポイント)
- ワーナー・マイカル・シネマズ
- カメラのキタムラ
- ニッポンレンタカー
- ピザハット
- カラオケゆー坊
- 東急ホテルズ
- モンテローザグループ(白木屋・魚民・笑笑)
- 青山グループ(洋服の青山・ザ・スーツカンパニー・キャラジャ)
- ユニバーサルホーム(1件の契約につき15000ポイント)
- ガスト
- アルペングループ(アルペン・GOLF5・スポーツデポ)
- 阪急阪神第一ホテルグループ
- アート引越センター
- 上海エクスプレス
- メガネスーパー
- ミニミニ
- ワールドグループ(ハッシュアッシュ、シューラルー)
[編集] ティーポイントに変換ができる提携先のポイント
- TSUTAYA onlineオンラインポイント※
- 楽天スーパーポイント※
- ANAのマイル※
- DCハッピープレゼントポイント
- 三菱東京UFJポイント(旧東京三菱銀行のポイントのみ対象)
- UCにこにこプレゼントポイント
- JCB Oki Dokiポイント
- りそなクラブポイント
- 三井住友ワールドポイント
※印のついた提携先はそれぞれ提携先のポイントとティーポイントとの相互変換が可能である。
[編集] 過去に提携をしていた提携先
- じゃらんnet(2006年10月で終了)
- 55ステーション(2006年12月で終了)
- ローソン(2007年3月31日をもってポイント利用(貯める・使う)を終了。100円毎に1ポイントのほかに、1回の会計毎に来店ポイントとして1ポイントが付与されていた。Loppiで300・500円単位でお買いものクーポンが発行でき、発見店舗での買い物時に利用できた。
[編集] Tポイントが利用できる提携先
- TSUTAYA店頭
- 100ポイント以上保有していれば、レンタル利用時や商品購入時に100ポイント以上1ポイント(1円)単位で利用できる。また、300・500・1000円単位で割引クーポン券の発行もできるが、使用期限はクーポン券発行日から3ヶ月となっているので注意が必要である。
- また、ポイントに応じたノベルティグッズと交換できる(ノベルティグッズは各店舗によって取り扱いが異なる)。
- TSUTAYA online
- 買い物時に300ポイントから100ポイント単位で使用できる。
- ワーナー・マイカル・シネマズ
- チケット購入時に300・500・1000円単位で使用できる。
- カメラのキタムラ
- 買い物時に1円単位で使用できる。
- ガスト
- 精算時に100ポイント以上保有していれば100円以上1円単位で使用できる。
以上、順次拡大中
[編集] TSUTAYAアプラス Wカード
通称Wカード。TSUTAYA会員証にクレジットカードを付加したもの。現在はアプラスと提携してJCBブランドのカードを発行しているが、かつてはジャックスやジーシーとの提携カードも発行されていた。カードの年会費等は永年無料である。
この会員証の場合、カードの有効期限そのものが会員証の有効期限となり、期限が近づくと新しい期限の更新カードが郵送されてくる。従来であれば1年ごとに更新手続きを行わなければならない会員証が自動的に更新される会員証となっており、その際の商品保障料などの費用もかからない。また、レンタル料金をこのカードで支払うことにより、そのときの取引金額から10%割引で請求される。さらに、TSUTAYA店舗内外での利用にかかわらず、このカードでの支払いに対するポイントがティーポイント(還元率は上記)となり、TSUTAYA等で使用できる。
これらの特典を備えたカードに2006年12月末時点で約408万人が入会しており、2006年だけでも約100万人もの新規会員を獲得している(CCC発表による)。ちなみに、これはアプラスの会員数の半数以上を占めている(アプラスのクレジットカード有効会員数は2006年9月時点で約656万人である。12月末時点の有効会員数は不明であるがWカードの会員数の伸びから考えて少なくとも9月時点よりも30万人以上は増えていると思われる。)