テルプシコラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テルプシコラ(テルプシコーラ、Τερψιχόρα, Terpsichora, 「踊りの楽しみ」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱。ラテン語ではテルプシコレ(テルプシコレー、Terpsichore)という。すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネモシュネの娘。
9柱のムーサたちのうち、「合唱」「舞踊」を司る。表される際の持ち物は、竪琴だが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。
河神アケオロスとの間にセイレーンたちを設けたとする説があるが、通常はメルポメネとされる。またリノスやレソスの母とされることもある。
[編集] 関連項目
- テルプシコレ (小惑星)
- 山岸凉子の漫画作品「舞姫(テレプシコーラ)」
- イグナーツ・モシェレスのピアノ曲「12の性格的練習曲 Op.95」の第10番「テレプシコラ」
- ミヒャエル・プレトリウスの舞曲集「テレプシコーレ」
- FM音源ドライバ「テルプシコラ」(開発者:崎元仁)