ディエゴ・オルティス
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ディエゴ・オルティス(Diego Ortiz, 1510年頃 トレド - 1570年頃 ナポリ)はスペイン・ルネサンス音楽の作曲家・音楽理論家。当時スペイン領だったイタリア南部で活躍した。
生涯についてはごくわずかな情報しか残されておらず、1553年頃にナポリに上陸し、アルバ公の宮廷楽師を務めるかたわら、ナポリの宮廷楽長も兼務する。1570年までナポリで過ごし、その後はスペイン王フェリペ2世に仕えた。
オルティスは、ヴィオラ・バスタルダのために作曲・編曲を行なった最初の作曲家の一人であるとともに、当時スペイン語で「ディフェレンシアス」と呼ばれた、器楽のための変奏曲集を初めて上梓した作曲家の一人であった(「ラ・フォリア」参照)。1553年にはローマで、理論書『ヴィオラ・ダ・ガンバ演奏による装飾論ならびに変奏論 Tratado de glosas sobre cláusulas y otros généros de puntos en la música de violones nuevamente puestos en luz 』をイタリア語とスペイン語の両方で発表。この著書は、独奏者か、同じ楽器を演奏する二人の演奏家が、演奏の際に繰り広げる「グローサス glosas 」と呼ばれた即興的な装飾変奏の方法論を扱っている。またこの著書は、アンサンブルによって演奏されるレセルカーダについても論じている。
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