ディビニダド
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ディビニダド (Divinidad) は、富野由悠季原作、長谷川裕一作画の漫画作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、架空の兵器。木星帝国軍のモビルアーマーである。ディビニダドはスペイン語で神 (Divinity) を意味する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 機体解説
ディビニダドは木星帝国のモビルアーマーとして開発・生産された機体である。型式番号は不明である。名前の意味はスペイン語で「神」
クラックス・ドゥガチの切り札として開発されたモビルアーマーであり、パイロットはドゥガチとその人格をコピーした有機コンピュータ(有機コンピュータは9体存在したがイオ基地で1、エレゴレラ撃墜で1失われている)。巨大な機体は連邦軍の宇宙戦艦マゼラン級を体当たりで撃沈できるだけのサイズであり、大型マニピュレータのクローでさえ戦艦のブリッジほどの大きさがある。
この機体は根本的に特攻兵器に近く、操縦技量の伴わないクラックス・ドゥガチ(推定年齢90才以上)であっても充分に地上を破壊できるように、過剰なほどの核武装がなされている。また巨体を稼働させるために、またドゥガチの真の目的のためにも核融合炉を全身にいくつも持っていると推測され、1機であっても地上で誘爆すれば地球環境にはかりしれないダメージを与えるとされる。平たく言えば、この機体自身が巨大な核弾頭である。
[編集] 装備解説
核攻撃にこだわったため武装は多くないが、火力においては絶大でセンサー部に対となった中型メガ粒子砲1門と、頭部が展開して発射される超大型メガ粒子砲1門、4つの羽根状のコンテナに使い捨てフェザーファンネルが大量に装備されている。また、フェザーファンネルユニットは、ビーム攻撃の他に直接ぶつける攻撃方法もある。そして胸部には、10以上にも及ぶ大量の核ミサイルが搭載されている。
[編集] 劇中での活躍
この機体は8機出撃し、有機コンピューター制御の7機が敵を引き付けている間にクラックス・ドゥガチ本人の駆る1機が地球に降り、洋上でクロスボーン・ガンダムX3で出撃したトビア・アロナクスと交戦、機体と引き替えに大破させられている。後に援護に来たクロスボーン・ガンダムX1改によってコックピットが破壊され、機体は海中に沈んだ。有機コンピューター制御の7機は連邦軍とコロニー連合などの協力で全機撃墜されたと思われる。全機が地球降下を目指せば阻止はより困難であったろうが、地球環境の破壊を自らの手で行うことにドゥガチが強く拘ったことが結果として失敗に繋がった。
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