ドリーム志賀号
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ドリーム志賀号(ドリームしがごう)とは、かつて運行されていたドリーム号の一路線で、長野県と東京都を結んでいた夜行高速バスである。
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[編集] 路線概説
長野電鉄では1980年代から志賀高原・湯田中から東京への直通バスを観光シーズンに運行しており、定期化にあたってJRバス関東が参入したものである。
ほぼ同時期より、京王帝都電鉄(現:京王電鉄バスグループ)・川中島バスが新宿~長野間に昼行高速バスを運行しているが、当時の昼行便の運賃が片道4500円だったのに対して、「ドリーム志賀号」では片道5400円となっており、二重運賃として話題になった。現在では同じ区間でも運賃が異なる路線は多くなっているが、当時は珍しい存在だったのである。
普段の乗車率はさほどでもなかったが、冬季はスキー客が増加するため続行便も多数設定されていた。しかし、長野新幹線が開業し、東京発長野行きの最終が22時発で設定されると、ドリーム志賀号が東京駅を発車する23時30分には既に長野駅に到着していたことから、乗客が激減した。このため、1998年度の運行をもって廃止となった。
[編集] 歴史
- 1992年4月27日 運行開始。
- 1999年3月31日 廃止。
[編集] 運行会社
[編集] 経路
東京駅八重洲南口~新宿駅新南口~(中央自動車道)~(長野自動車道)~長野駅前~権堂~須坂駅~小布施~信州中野駅~湯田中駅
運行キロ程は332.6キロで、ドリームなごや号(355.9キロ)よりも短かったが、これは2005年12月22日にドリーム静岡・浜松号(253.6キロ)が運行開始するまで、歴代のドリーム号としては最短距離の路線でもあった。
[編集] 使用車両
基本的には、4列シート36人乗りのスーパーハイデッカーが使用されていた。
[編集] 関連項目
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