東京~長野線
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東京~長野線(とうきょう~ながのせん)とは、東京都新宿区、豊島区と長野県長野市を結ぶ高速バスである。運行会社の別により以下の2系統に整理できる。本項目ではこれらについて一括して記す。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
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[編集] 運行系統
- 新宿~善光寺系統(京王電鉄バス・川中島バス)
- 新宿駅西口~千曲川さかき・上信越道屋代・長野インター前・川中島古戦場・丹波島橋南・長野バスターミナル・長野駅・善光寺大門・ホテル国際21
- 池袋~柳原系統(西武バス・長電バス)
- サンシャインシティ・池袋駅東口・下落合駅・練馬駅・川越的場バスストップ~上信越道屋代・長野インター前・長野駅・権堂・東郵便局・柳原
[編集] 廃止系統
- 渋谷~長野線(当時東京急行電鉄)現・東急バス
- 全区間一般道を運行。東急バス初の本格的長距離路線。1971年廃止。
- 東京・新宿~長野・湯田中線(JRバス関東・長野電鉄(当時))
- 中央道・長野道経由。もともとは長電が単独運行していた季節運行のバスで、新宿~長野線(現在の新宿~善光寺系統)とほぼ同時期である1992年4月27日に定期運行開始。1999年3月31日廃止。
- 詳細はドリーム志賀号を参照。
[編集] 沿革
- 1961年7月1日 - 渋谷駅~長野駅間に路線バス運行開始。
- 1964年頃 - 利用客減少に伴い、減回更には季節運行へ。
- 1971年6月30日 - 渋谷~長野線廃止。
- 1992年 - 新宿~長野線運行開始。当初は中央自動車道経由で「中央高速バス」の一員として運行。
- 1996年12月6日 - 池袋~長野線運行開始。
- 1997年 - 新宿~長野線、上信越自動車道経由に変更、「中央高速バス」と称さなくなる。
- 2003年12月1日 - 新宿系統、ホテル国際21まで延伸。
- 2005年8月 - 新宿系統、善光寺大門経由に変更、池袋系統、川越的場バスストップ停車開始。
- 2006年10月1日 - 新宿系統、川中島古戦場停車開始。
[編集] 運行会社
- 新宿~善光寺系統
- 京王電鉄バスが6往復を担当。
- 川中島バスが6往復を担当。
- 池袋~柳原系統
- 西武バスが3往復を担当。
- 長電バスが3往復を担当。
[編集] 運行経路
- 両系統共通、東京都区内・長野市内詳細は割愛。
東京都区内 - 関越自動車道 - 上信越自動車道 - 長野市内
- 新宿系統は横川S.Aにて15分休憩。
- 池袋系統は上里S.A及び東部湯の丸S.Aにてそれぞれ10分休憩。
[編集] 使用車両
- 京王電鉄バス、川中島バス、長電バスは原則日野自動車セレガまたは三菱ふそうエアロバス、エアロクイーンI(日野の方が多い)が使用される。
- 西武バスは原則日産ディーゼル スペースアローを使用していたが2006年度からいすゞ2代目ガーラも使用されている。
- 全便原則化粧室付き4列シート車両で運行される。
[編集] 特記事項
- 現在運行されている両系統は事実上殆どの区間を同じ経路で運行しており東京~長野間は同一運賃でありながら座席予約システム等の相違からダブルトラック路線となっており長野駅のバス停も異なる箇所にある。
- 1997年は長野オリンピックが開催されたため、長野新幹線と共に上信越自動車道が整備され、新幹線と併走するという概念から輸送力に変化が見られると懸念されたが、近年両系統とも増回傾向にあり、現在は週末等に満席となることもしばしば見られる。